アジア イスラム教/古代都市 の世界遺産
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チャタルヒュユクの新石器時代の遺跡
トルコのアナトリア台地南部コンヤ市の南東数十km、コンヤ平原に広がる小麦畑を見下ろす高台に位置する紀元前7400年頃から同6200年頃までの墳丘遺跡である。 東西に二つの丘(テル)があり、そこに18層にもなる新石器時代のの住居跡の堆積が見られる。 これらは人類最初の定住生活や農耕生活を示す遺跡として知られる。また密集して建てられた住居跡には道が無く、各...
登録国 トルコ 登録年 2012年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv) -
上都(ザナドゥ)の遺跡
現在の内モンゴル自治区、モンゴル高原東南端に位置する上都(ザナドゥ)は、フビライ・ハンが建設した最初の首都で、後に元朝の夏の首都にもなった。 都市自体は中国の風水思想に基づいて建設された。 この遺跡は北の遊牧文化と中国以南の農耕文化の融合を示す重要な遺産である。
登録国 中国 登録年 2012年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iii) , (iv) , (vi) -
イスファハンのジャーメ・モスク
イランのイスファハーンにある、同国最古の「金曜モスク」である、ジャーメ・モスク(マスジャデ・ジャーメ)。 841年に建設が始まった金曜礼拝用の大規模なモスクであり、1979年に登録された世界遺産「イスファハーンのイマーム広場」に隣接している。 数世紀に渡って増改築が行われた結果、イラン・イスラム建築史の各時代が反映されており、特に11~12世紀の大改築時に、...
登録国 イラン 登録年 2012年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) -
エディルネのセリミエ・モスクと複合施設群
トルコの最西端、東トラキア地方の国境地帯に横たわるエディルネ県に位置しかつてオスマン帝国の事実上の首都であったエディルネ。 中心に巨大なドームと周囲に細い4本のミナレットを持つセリミエ・モスクは、建築家ミマール・スィナンが手掛けた、イスラーム建築の最高到達点の1つとされている建造物である。 また内装においても芸術性は顕著で、イズニク・タイル使...
登録国 トルコ 登録年 2011年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (iv) -
アル・アインの遺跡群
内陸のオアシスを擁するアルアインはUAE(アラブ首長国連邦)初の世界遺産である。 シリアルノミネーションサイトであり、先史時代文化の痕跡により、古くは新石器時代から砂漠地域に定住生活が行われたことを示している。 石造円形墓や、井戸、日干し煉瓦で建てられた建造物の形跡があり、ヒーリーにある鉄器時代までさかのぼるアフラージという灌漑システムがみられ...
登録国 アラブ首長国連邦 登録年 2011年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv) , (v) -
アルダビールのシャイフ・サフィー・アッディーン廟と関連建造物
イラン北西部、イスラーム神秘主義であるスーフィズムのサファヴィー教団発祥の地であるアルダビールの宗教建築群。 これらは16世紀〜18世紀末にかけてイランの伝統的なイスラーム建築様式で建設された。 教祖シャイフ・サフィー・アッディーンの廟に至る7つの階段はイスラーム神秘主義の7つの階段を示しており、8つのドアは8つの心構えを示している。
登録国 イラン 登録年 2010年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) , (iv) -
タブリーズの歴史的バザール群
イラン北西部、東アゼルバイジャン地方の交易地タブリーズに残る中東最古のバザール。 古来より文化交流の地で、歴史的市場複合体は、シルクロードで重要な商業地であった。一繋がりのレンガ造建築は屋根がかけられ、市場のほか様々な用途で使われる。 13世紀にはすでに賑わいをみせており、やがてタブリーズはサファヴィー朝の首都となった。
登録国 イラン 登録年 2010年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iii) , (iv) -
ディルイーヤのツライフ地区
アラビア半島中央部、サウジアラビアの首都リヤドの北西に位置するディルーヤ(ディライーヤ)の遺跡。 かつてのサウード王朝最初の首都であったところであり、サウジアラビアのルーツであるサウード家発祥の地。 アラビア半島中央部特有の建築様式であるナジャディ様式で築かれた都市地区や宮殿跡などを今に残しており、ツライフ地区(トライフ地区)にある砦はサウ...
登録国 サウジアラビア 登録年 2010年 分類 文化遺産 登録基準 (iv) , (v) , (vi) -
スライマン・トー聖山
キルギス共和国初の世界遺産。キルギス第二の都市であるオシ近郊に位置する山、スライマン・トー(スレイマン・トーとも。スレイマンの山の意)。預言者スライマーン(ソロモン王)にちなんで名づけられた聖山であり、フェルガナ渓谷を見おろすシルクロードの重要な交差点の近くにそびえている。 この地はイスラム教と、それ以前の宗教双方が混在しており、数千年の長きに渡って信仰...
登録国 キルギス 登録年 2009年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (vi) -
アル-ヒジュル古代遺跡(マダイン・サーレハ)
サウジアラビア北西部に位置するアル-ヒジュルの古代遺跡。 紀元前1~後1世紀初めにかけて繁栄し、かつてこの地にいた預言者サーレハにちなみ「サーレハの町(マダイン・サーレハ)」と呼ばれる。別名は「アル・ヒジュル(岩だらけの場所)」である。 岩山に掘られた墓地、装飾が施された墓石群、神殿、用水路や貯水槽などの水利施設の遺跡が残る。 ヨルダンのペトラ以南で...
登録国 サウジアラビア 登録年 2008年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iii) -
レッド・フォートの建造物群
デリーにあるレッドフォート(現地語でラール・キラーとも)の建造物群は、17世紀中頃にムガル帝国5代皇帝シャー・ジャハーンが、17世紀に首都をアーグラからデリーに移した際に建造した居城である。 赤砂岩を建材に使用したことから「レッド・フォート(赤い砦・赤い城)」の名で呼ばれている。隣接する1546年建造のサリームガルも構成遺産に含まれる。
登録国 インド 登録年 2007年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iii) , (vi) -
ニサのパルティア要塞群
トルクメニスタン南西部のニサ(ニッサとも)は、BC3世紀〜AC3世紀にかけて強大な力を誇ったパルティア王国初期の都市。 王の建物などがあった旧ニサと、そこから1.5kmほど離れた市街地跡である新ニサという二つの丘状の遺跡で構成されている。 旧ニサからはヴィーナス像や象牙のリュトンといった、ヘレニズムや西ローマ帝国やヘレニズムの影響を受けた美術品が多く発掘され...
登録国 トルクメニスタン 登録年 2007年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iii) -
都市遺跡サーマッラー
バグダッドから北西に約130㎞チグリス川沿い、9世紀にアッバース朝の首都として栄えたサッマーラー。 唯一原型を残しているアッバース朝の都市遺跡であり、モスクや宮殿などが数多く作られた。 特に、9世紀に建造された大モスクに付随している螺旋状のマルウィーヤ・ミナレットが象徴的である。 2007年に世界遺産に登録されたが、イラクの政情不安もあり同時に危機遺...
登録国 イラク 登録年 2007年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iii) , (iv) -
カルアトル・バーレーン:古代の港とディルムンの首都
バーレーン北部に位置するカルアトル・バーレーン(カルアト・アル-バフレーン)は、バーレーン要塞とも呼ばれるディルムン文明の遺跡である。 先人の丘状の居住地として使用されていたいわゆるテル(遺丘)であり、カルアト・アル-バフレーン。この地層には、紀元前2,300年代から16世紀までの遺跡が残されている。 全体の約4分の1しか発掘されていないが、その遺跡からは...
登録国 バーレーン 登録年 2005年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iii) , (iv)