シリアルノミネーションサイト/森林/鉱山 の世界遺産
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シリアル・ノミネーション・サイトとは「連続性のある遺産」のこと。必然的に構成資産が複数となる。
これらの遺産はひとつひとつが普遍的価値を有している必要がなく、全体として顕著な普遍的価値を持っていれば世界遺産となることが出来る。
文化遺産で言えば同一の歴史・文化を有すること、自然遺産で言えば同じ地質・生態系などを有することが重要視されており、それらの構成資産をつなぐストーリーも重視される傾向がある。
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サンクト・ペテルブルグ歴史地区と関連建造物群
サンクト・ペテルブルグは18世紀ピョートル大帝がネバ川に要塞を築いてから、ロシア革命に至るまでのロシア帝国の首都であった。ソ連時代はレニングラードと呼ばれた。 現在はエルミタージュ美術館として使用されている冬宮殿をはじめとして、聖イサアク大聖堂やその他数々の建造物が「ヨーロッパの窓」と呼ばれた都市景観を現代に伝えている。
登録国 ロシア 登録年 1990年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) , (iv) , (vi) -
グアナフアトの歴史地区とその銀鉱群
メキシコ中央部の標高2000mにあるグアナフアトは、カラフルな街並みで知られる鉱山都市である。 スペイン人により銀鉱山が発見されて以来入植都市が形成され、18世紀にはこの地の銀の産出量が世界の4分の1を占めるにまで至った。 鉱山資本により教会堂などが次々と建てられ、とりわけ「ウルトラ・バロック」と呼ばれるほど過剰装飾されたバレンシアナ教会堂が著名である。 ...
登録国 メキシコ 登録年 1988年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) , (iv) , (vi) -
カンタベリー大聖堂、聖オーガスティン大修道院及び聖マーティン教会
イングランドのケント州カンタベリーに位置する3つのキリスト教遺産。 イギリス国教会の総本山として知られるカンタベリー大聖堂は、は6世紀末に建てられたが、イギリス最初のゴシック様式の大聖堂。 聖オーガスティン修道院は修道院解散令によって閉鎖された後宮殿に回収された。 聖マーティン教会は、カンタベリーの市中心部から少し外れた場所にあり、今なお使用されている教区...
登録国 イギリス 登録年 1988年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) , (vi) -
クインズランドの湿潤熱帯地域
オーストラリア北東部、グレートバリアリーフやグレートディヴァイディング山脈に沿って広がる熱帯雨林地帯。 数多くの国立公園や保護区で構成されており、敷地内には世界最古級の熱帯雨林や絶滅危惧種ニオイネズミカンガルーなどを見ることができる。 ケアンズを拠点とした観光地としても親しまれている。
登録国 オーストラリア 登録年 1988年 分類 自然遺産 登録基準 (vii) , (viii) , (ix) , (x) -
シンハラジャ森林保護区
スリランカ南部に位置する、低地雨林に囲まれた国立公園。シンハラジャとは「ライオンの王国」という意味である。 その範囲はさほど大規模ではないにも関わらず、数多くの動植物の固有種の宝庫となっている。
登録国 スリランカ 登録年 1988年 分類 自然遺産 登録基準 (ix) , (x) -
クサントスとレトーン
トルコ南部、地中海に面したアンタルヤ県に位置するクサントスとレトーンは古代リュキアの都市であり、海洋民族であるリュキア人の文化を残す考古遺跡が点在している。 ギリシア神話に登場する女面鳥身の伝説上の生物ハルピュイア(ハーピー)が刻まれたレリーフ、墓などが見つかっている。
登録国 トルコ 登録年 1988年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iii) -
ドナウ河岸、ブダ城地区及びアンドラーシ通りを含むブダペスト
ハンガリーの首都ブダペストは「ドナウの真珠」をはじめとした幾つもの賞賛的な異名を持つ美しい年である。 ブダ城、漁夫の砦、国会議事堂、橋や広場などがまず1987年に世界遺産登録された。 2002年には、1873年の首都ブダペスト誕生当時の首相アンドラーシが作った「アンドラーシ通り」という住宅街を含む通りと,1876年に建造された地下鉄を含めて登録範囲が拡大された。2003年に...
登録国 ハンガリー 登録年 1987年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) -
スンダルバンス国立公園
インド東部の西ベンガル州にある国立公園。 ここには世界最大規模のマングローブ林が広がっている。 減少が顕著なベンガルトラの保護区にもなっており、トラの生息数はインドでも特に多い。
登録国 インド 登録年 1987年 分類 自然遺産 登録基準 (ix) , (x) -
北京原人化石出土の周口店遺跡
北京から南西に約50kmに位置する周口店は東アジア最大の旧石器時代の遺跡。 1921年、ここで発見されたのが、シナントロプス・ペキネンシス(いわゆる北京原人)である。さらに周口店では、北京原人よりも現代人に近い山頂洞人の遺跡も見つかっている。
登録国 中国 登録年 1987年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (vi) -
メキシコ・シティ歴史地区とソチミルコ
メキシコ最大の都市メキシコ・シティの歴史地区。 16世紀、アステカがスペイン軍に滅ぼされたことによりこの地に都市の建設が始まった。原型はアステカ王国の首都「テノチティトラン」であった。所々に残る遺跡とキリスト教建築が相まって歴史を物語る街並みを形成している。 ソチミルコはアステカの文化を色濃く残し、運河を小舟が行き交う伝統的景観をみることができる。
登録国 メキシコ 登録年 1987年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iii) , (iv) , (v)