シリアルノミネーションサイト/鉱山/島 の世界遺産
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シリアル・ノミネーション・サイトとは「連続性のある遺産」のこと。必然的に構成資産が複数となる。
これらの遺産はひとつひとつが普遍的価値を有している必要がなく、全体として顕著な普遍的価値を持っていれば世界遺産となることが出来る。
文化遺産で言えば同一の歴史・文化を有すること、自然遺産で言えば同じ地質・生態系などを有することが重要視されており、それらの構成資産をつなぐストーリーも重視される傾向がある。
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西オーストラリアのシャーク湾
オーストラリア西部、インド洋に面する西オーストラリア州ガスコイン地域の海岸線に位置する。 世界最大の海藻藻場であり、ストロマトライトと呼ばれる岩のような藍藻類の塊が一帯を埋め尽くしている光景が特徴的である。 また、絶滅危惧種ジュゴンの最大の棲息地となっている。
登録国 オーストラリア 登録年 1991年 分類 自然遺産 登録基準 (vii) , (viii) , (ix) , (x) -
ウジュン・クロン国立公園
ウジュン・クロン国立公園はジャワ島西部に位置し、インドネシアとして初の国立公園として指定された熱帯植物が生い茂る場所である。 絶滅危惧であるバンテンやジャワサイなどの生息地として知られる。 1883年にクラカタウ火山が噴火したサイはこの地も大きな被害を受けた。
登録国 インドネシア 登録年 1991年 分類 自然遺産 登録基準 (vii) , (x) -
ボロブドゥール寺院遺跡群
ジャワ島中部、ジョクジャカルタの北西約40kmに位置する8〜9世紀にかけてシャイレンドラ朝によって築かれた世界最大規模の仏教寺院。1814年、当時のジャワ島副総督のトーマス・S・ラッフルズによって発見された。 土塁の上に切石を積み上げた作りになっているので中に入ることはできず、「三界」という宇宙観を表した立体曼荼羅のような構造をしている。 壁面には1300...
登録国 インドネシア 登録年 1991年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) , (vi) -
キーウ:聖ソフィア大聖堂と関連する修道院建築物群、キエフ-ペチェールスカヤ大修道院
ウクライナの首都キーウ(キエフ)にある、かつて栄えたキエフ大公国の面影を今に伝える修道院建築物群。 10世紀末にキエフ大公国がキリスト教(ギリシャ正教)を国教として公認すると、ビザンチン様式の教会や修道院が建てられた。 特にキエフ大聖堂は後のロシア等での聖堂建築に影響を与えることとなった。 2019年、第43世界遺産委員会において英名および仏名での...
登録国 ウクライナ 登録年 1990年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) , (iii) , (iv) -
サンクト・ペテルブルグ歴史地区と関連建造物群
サンクト・ペテルブルグは18世紀ピョートル大帝がネバ川に要塞を築いてから、ロシア革命に至るまでのロシア帝国の首都であった。ソ連時代はレニングラードと呼ばれた。 現在はエルミタージュ美術館として使用されている冬宮殿をはじめとして、聖イサアク大聖堂やその他数々の建造物が「ヨーロッパの窓」と呼ばれた都市景観を現代に伝えている。
登録国 ロシア 登録年 1990年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) , (iv) , (vi) -
アンドレファナの乾燥林
英名:Andrefana Dry Forests マダガスカル島の西部、マジュンガ州に広がるカルスト台地の景観とその自然保護区。 風雨によって削られた石灰岩の尖塔が台地に林立しており、原生林が台地・渓谷を覆っている。『ツィンギ』とは「動物の住めない土地」という意味であるが、多くの種類の生物が生息している。 レムールというキツネザル、ベローシファカ、カメレオン、絶...
登録国 マダガスカル 登録年 1990年 分類 自然遺産 登録基準 (vii) , (ix) , (x) -
チキトスのイエズス会伝道施設群
ボリビア東部のイエズス会の作り上げたレドゥクシオンと呼ばれるミッション(伝道施設)。 イエズス会士が伝道のために密林を切り開き作り上げた施設は10カ所ほどあるが、そのうち6つが登録対象になっている。 この地は著作「ユートピア」で有名なトマス・モアの理想を体現するために布教が行われた場である。一帯には欧州と現地の文化が混淆したメスティソ様式で作ら...
登録国 ボリビア 登録年 1990年 分類 文化遺産 登録基準 (iv) , (v) -
グアナフアトの歴史地区とその銀鉱群
メキシコ中央部の標高2000mにあるグアナフアトは、カラフルな街並みで知られる鉱山都市である。 スペイン人により銀鉱山が発見されて以来入植都市が形成され、18世紀にはこの地の銀の産出量が世界の4分の1を占めるにまで至った。 鉱山資本により教会堂などが次々と建てられ、とりわけ「ウルトラ・バロック」と呼ばれるほど過剰装飾されたバレンシアナ教会堂が著名である。 ...
登録国 メキシコ 登録年 1988年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) , (iv) , (vi) -
ヒエラポリスとパムッカレ
トルコ南西部、首都アンカラの南西約420kmに位置する、紀元前2世紀にアッタロス朝(ペルガモン朝)が築いた温泉保養地としての機能を備えた都市ヒエラポリス。多くの人を収容できるローマ劇場や聖堂(マルティリウム)、共同墓地などが作られた。 パムッカレは石灰棚のことである。この地に湧き出る温泉には石灰分が含まれており、長い時間をかけて鍾乳石の棚のような...
登録国 トルコ 登録年 1988年 分類 複合遺産 登録基準 (iii) , (iv) , (vii) -
クサントスとレトーン
トルコ南部、地中海に面したアンタルヤ県に位置するクサントスとレトーンは古代リュキアの都市であり、海洋民族であるリュキア人の文化を残す考古遺跡が点在している。 ギリシア神話に登場する女面鳥身の伝説上の生物ハルピュイア(ハーピー)が刻まれたレリーフ、墓などが見つかっている。
登録国 トルコ 登録年 1988年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iii) -
ロードス島の中世都市
ギリシャのアナトリア半島南部、ドデカネス諸島に属するロドス島は古来より港湾都市として栄えた。 東ローマ帝国領であったが「ホスピタル騎士団」とも呼ばれる聖ヨハネ騎士団に占領され、中世の街並みを有するに至った。病院経営でキリスト教巡礼者保護したことでも知られる彼らの築いた城塞都市が現在でも良好に保存されている。
登録国 ギリシャ 登録年 1988年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) , (v) -
カンタベリー大聖堂、聖オーガスティン大修道院及び聖マーティン教会
イングランドのケント州カンタベリーに位置する3つのキリスト教遺産。 イギリス国教会の総本山として知られるカンタベリー大聖堂は、は6世紀末に建てられたが、イギリス最初のゴシック様式の大聖堂。 聖オーガスティン修道院は修道院解散令によって閉鎖された後宮殿に回収された。 聖マーティン教会は、カンタベリーの市中心部から少し外れた場所にあり、今なお使用されている教区...
登録国 イギリス 登録年 1988年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) , (vi)