負の遺産/文化的景観/固有種 の世界遺産
選択した項目: 負の遺産/文化的景観/固有種
世界遺産条約では定義されていないが、人類が犯した過ちを記憶にとどめ教訓とする遺産とされている。
例えば戦争や奴隷制、人種差別に関わる遺産を指すとされているが明確な定義が無いためにどれを含めるかに関してはそれぞれ見解が異なるところではある。
-
ポンペイ、エルコラーノ、トッレ・アヌンツィアータの考古地域
イタリア南部、かつて噴火で火山灰に埋もれた古代都市ポンペイ。 紀元79年8月24日のヴェスヴィオ山噴火によって、ポンペイやエルコラーノ等の多くの都市が廃虚と化した。 16世末、農民に偶然発見されるまで歴史の表舞台から忘れ去られる様に姿を消していた。18世紀中頃以降は発掘が進み、見つかったオプロンティスのビッラに施されていた華麗な壁画が初期ローマ帝国の...
登録国 イタリア 登録年 1997年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv) , (v) -
ヴィッラ・ロマーナ・デル・カサーレ
地中海最大の島シチリアで、3〜4世紀に建てられた古代ローマの別荘跡。 ヴィッラ・ロマーナ・デル・カサーレは、最も華麗なヴィッラの例証であり、ほとんどの部屋の床いっぱいに施された優れたモザイクで知られる。そのモチーフは動物や水着姿など多岐に渡り、かつ芸術的である。
登録国 イタリア 登録年 1997年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) , (iii) -
レドニツェ-ヴァルティツェの文化的景観
17~20世紀の間にリヒテンシュタイン公爵家により形成された、ヨーロッパ最大の人工景観であり、「文化的景観」として認められている。 レドニツェ城・ヴァルチツェ城の二つの城が、19世紀になって当主ヨハン・ヨーゼフ1世が作らせたイギリス式庭園と見事に調和している。
登録国 チェコ 登録年 1996年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) , (iv) -
フィリピン・コルディリェーラの棚田群
フィリピン・ルソン島北部の山岳地帯に広がっているイフガオ族の作り出した棚田群。 約2000年前から棚田での農法が行われていたと言われており、棚田としては世界最大規模である。 その自然と人間の営みが文化的景観として認められた。
登録国 フィリピン 登録年 1995年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv) , (v) -
シントラの文化的景観
リスボンに隣接する、「エデンの園」と謳われた古都シントラ。 12世紀にイスラーム勢力からアフォンソ1世がリスボンを奪還したことによってこの地もキリスト教の街となった。 周囲の山を含め一帯の城や宮殿が登録対象となっており、建物はとてもユニークなものがみられる。この地の庭園などは欧州の景観設計に大きな影響を与えたとされており、文化的景観として認められた。
登録国 ポルトガル 登録年 1995年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) , (v) -
ゴフ島及びインアクセシブル島
イギリスの世界遺産だが、海外領土「セントヘレナ・アセンションおよびトリスタンダクーニャ」に属し、位置的には南太平洋上に浮かぶ2つの島からなる。 周囲から隔絶した島であるが故に生態系が手つかずの状態で残されており、動植物共に固有種が見られる。 ゴフ島の名は18世紀にこの地に立ち寄ったゴフ船長に由来する。インアクセシブル島(Inaccessible Island)は「アクセ...
登録国 イギリス 登録年 1995年 分類 自然遺産 登録基準 (vii) , (x) -
サン・アグスティン遺跡公園
コロンビア南東、アンデス山脈の中腹に見つかったサン・アングスティン遺跡。 最古のもので紀元前6世紀にまで遡るこの遺跡は、古代遺跡としては南米最広範囲に渡って400もの石像が点在している。 神話の中の神々や動物や人がデフォルメされた等身で表現されるなど様々なスタイルで作られているこれらは、宗教的モニュメントであったと考えられている。
登録国 コロンビア 登録年 1995年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) -
エル・ビスカイノのクジラ保護区
メキシコ北西部、バハ・カリフォルニア半島中央部に位置する生物保護区であり、海洋生物の繁殖地になっている。 登録範囲はバスティアン・ビスカイノ湾の二つの潟であり、世界中のコククジラの半数がここで産まれていると言われている。 砂漠気候に適応した陸上の固有種も多数見られる。
登録国 メキシコ 登録年 1993年 分類 自然遺産 登録基準 (x) -
ビルカとホーヴゴーデン
スウェーデンの首都ストックホルム西方に位置するメーラレン湖に浮かぶ二つの島に残るヴァイキングの遺跡。 ビョルケー島にはビルカの遺跡が、アルデスエー島にはホーブゴーデンの遺跡が残る。
登録国 スウェーデン 登録年 1993年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv) -
ホヤ・デ・セレンの古代遺跡
エルサルバドル、ラ・リベルタ県に位置するマヤの集落跡。ホヤ・デ・セレンは「セレンの宝物」を意味する。 6世紀末にロマ・カルデラ火山が噴火したことにより火山灰に埋もれていた。 当時の農耕生活を今に伝える貴重な遺跡である。
登録国 エルサルバドル 登録年 1993年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv) -
サモス島のピタゴリオとヘーラー神殿
エーゲ海・トルコ沿岸にあるギリシャ領サモス島。 この島はピタゴラスの生誕地としても知られ、20世紀に旧名のティガニからピタゴリオに街の名前が変更された経緯を持つ。 ヘーラー神殿(ヘライオンとも)は女神ヘーラーを祀る神殿として紀元前に建てれたものである。
登録国 ギリシャ 登録年 1992年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iii)