(iv) トランスバウンダリーサイト/砂漠/環礁 の世界遺産
選択した項目: (iv), トランスバウンダリーサイト/砂漠/環礁
「国境を越える遺産」である。
国境とは時代とともに今なお変化するものであるが、それにより構成資産を区切ることは正しい態度であるとは言い難い。
自然遺産に関して言えば、自然環境は国境により線が引けるものではないし、文化遺産に関しても国を跨いで存在する遺産は現に存在している。
国という括りに捉われず純粋に遺産としてのまとまりを示すものがトランスバウンダリーサイトである。
- 1
- 2
-
ローマ帝国の国境線-ドナウのリーメス(西部分)
英名:Frontiers of the Roman Empire – The Danube Limes (Western Segment) オーストリア、ドイツ、スロバキアにまたがるローマ時代の一連の遺産。道路、要塞とそれに関連する集落から軍の一時的なキャンプまでが範囲。 別登録遺産として、「ローマ帝国の国境線」および「ローマ帝国の国境線 - 低地ゲルマンリーメス」が存在する。 2021年の第44回世界遺産において、事前勧告では...
登録国 オーストリア , ドイツ , スロバキア 登録年 2021年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iii) , (iv) -
ローマ帝国の国境線 - 低地ゲルマンリーメス
英名:Frontiers of the Roman Empire – The Lower German Limes ドイツのレニッシュ山塊からオランダの北海沿岸まで約400kmに渡りライン川の左岸に沿って続いているローマ時代の一連の遺産。砦や塔、基地や道路などが地中に埋まっている。 別登録遺産として、イギリスとドイツのトランスバウンダリーサイトとして同じ「ローマ帝国の国境線」が先立って登録されている。
登録国 ドイツ , オランダ 登録年 2021年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iii) , (iv) -
エルツ山地 / クルスナホリ 鉱業地域
英名:Erzgebirge/Krušnohoří Mining Region ドイツのザクセン地方とチェコとの国境に位置するエルツ山地(クルスナホリ)は鉱山として12世紀から20世紀まで採掘が行われてきた。とりわけ15世紀から16世紀にかけてはヨーロッパで有数の銀の産出所となっており、技術革新の原動力となった。 採掘、輸送、そして集落などが鉱業のための一連のエコシステムが文化的景観として認められた。
登録国 チェコ , ドイツ 登録年 2019年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iii) , (iv) -
アハサー・オアシス、進化する文化的景観
サウジアラビア中部東側、ペルシャ湾から数十キロ内陸に位置する世界最大のオアシスとされており、有史以来天然の水が湧き出る場所として知られていた。 砂漠の中のオアシスながら、湧き水を活かしてコメやナツメヤシが栽培されてきた。 バーレーンで行われた第42回世界遺産委員会において、事前の「不登録」勧告から一転し逆転登録となったレアケースである。
登録国 サウジアラビア 登録年 2018年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv) , (v) -
カパック・ニャン:アンデスの道
アンデス山脈一帯の6ヵ国にわたって延びるトランスバウンダリーサイトで、数百の構成資産を持つシリアルノミネーションサイトでもある。 ペルーのクスコの中央広場から出発する4本の基幹道路からなり、インカ道と呼ばれる細い道と繋がりながら交通・交流の一大ネットワークを築き上げた。総延長は数万キロにも及ぶ。
登録国 アルゼンチン , エクアドル , コロンビア , チリ , ペルー , ボリビア 登録年 2014年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iii) , (iv) , (vi) -
ポーランド、ウクライナのカルパチア地方の木造教会
ポーランドとウクライナにまたがりカルパチア山脈周辺に点在する、伝統的な木造工法で建てられた教会群。 ブルナリ・ビジネをはじめとした16ヶ所の登録資産は16~19世紀に東方正教とギリシャ・カトリックの共同体によって建設された。 水平丸太組みのログ構法で作られており、屋根部分は四角形や八角形のドームになっているこれらの教会群は東方正教の教会建築に地域...
登録国 ポーランド , ウクライナ 登録年 2013年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv) -
水銀関連遺産:アルマデンとイドリヤ
スペインのアルマデンとスロベニアのイドリヤは、近年まで世界最大を誇った水銀鉱山のトランスバウンダリーサイト(国境を越えた世界遺産)である。現在スペインとスロベニアは地理的に隣り合った国では無いが、フェリペ2世の時代には同じ国の領土であり、一体となる遺産として登録となった。 古代や中世を起源とするこれらの水銀鉱山は、アマルガム法に不可欠な水銀の...
登録国 スロベニア , スペイン 登録年 2012年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) -
メロエ島の古代遺跡群
スーダン共和国、ナイル川とアトバラ川に挟まれた荒野に臨み、紀元前から紀元後4世紀にかけて支配したクシュ王国の中心地であった。 クシュ王国の二大文化であるナパタ文化(「ゲベル・バルカルの遺跡群」として別の世界遺産で登録されている)とメロエ文化(本遺産)のひとつ。メロエ島は鉄鉱石が豊富に採掘されたため、アフリカの黒人史上最初の鉄騎製造の中心地と...
登録国 スーダン 登録年 2011年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iii) , (iv) , (v) -
アルプス山系の先史時代杭上住居跡群
アルプス山脈周辺6カ国に点在する111の小規模な先史遺跡群。 紀元前5000〜前500年頃に、アルプス山系の湖や川、または湿地沿いに建てられた先史時代の杭上住居跡や高床式住居跡である。111の遺産のうちおよそ半数はスイスに位置している。 アルプス一帯の先史時代の生活様式を示す証拠が多数発見されており貴重である。
登録国 オーストリア , イタリア , ドイツ , スイス , スロベニア , フランス 登録年 2011年 分類 文化遺産 登録基準 (iv) , (v) -
レーティッシュ鉄道アルブラ線・ベルニナ線と周辺の景観
スイスアルプスを横断する山岳鉄道「レーティッシュ鉄道」のアルブラ線、およびベルニナ線。 スイス北西部を走るアルブラ線は全長67kmで、1904年の開通。 ベルニナ線は、1910年に開通したスイスのサン・モリッツとイタリアのティラーノを結ぶ全長61kmの路線である。 両線共に多くのトンネルと高架橋によって運行が実現されており、さらに環境と調和した建築は美しい景観を生み出し...
登録国 イタリア , スイス 登録年 2008年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) -
リフタスフェルトの文化的及び植生景観
南アフリカ北西部、北ケープ州の峡谷や険しい山々、砂漠からなる荒涼地帯に位置する。 乾燥し降雨の滅多にない厳しい環境下で、南アフリカ最後の半遊牧民といわれるナマ人が、伝統的な放牧生活を送っている。 現在も続くその生活様式や植生景観が評価されて遺産登録に至った。
登録国 南アフリカ 登録年 2007年 分類 文化遺産 登録基準 (iv) , (v) -
ムスカウアー公園/ムジャコフスキ公園
ポーランドとドイツの国境を流れるナイセ川の両岸に559.9haに渡って広がる、文化的景観の公園。 19世紀、ヘルマン・フォン・ピュックラー=ムスカウ公爵は英国で流行していた風景式庭園の手法によってこの公園を造らせた。 元々はひとつの公園であったが、戦後公園内が国境線となってしまったためにポーランド側の「ムジャコフ公園」とドイツ側の「ムスカウ公園」に分...
登録国 ドイツ , ポーランド 登録年 2004年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (iv) -
ベルギーとフランスの鐘楼群
フランス北部及びベルギーのフランドル地方・ワロン地方に点在する11〜17世紀に作られた56個の鐘楼群。 フランス、ベルギーなどでは市民憲章で自立・自由を象徴する鐘楼の建設を重視していた。 1999年に「フランドル地方とワロン地方の鐘楼群」として32の鐘楼が世界遺産に登録され、2005年にガンブルーの鐘楼、フランスのノール=パ・ド・カレー地域、ピカルディー地域の23の鐘楼の...
登録国 ベルギー , フランス 登録年 1999年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) -
グアラニーのイエズス会伝道施設群:サン・イグナシオ・ミニ、サンタ・アナ、ヌエストラ・セニョーラ・デ・ロレート、サンタ・マリア・ラ・マジョール(アルゼンチン)、サン・ミゲル・ダス・ミソオエス遺跡群(ブラジル)
ブラジルとアルゼンチンにまたがる、イエズス会の伝導の拠点となった遺産群。 イエズス会修道士が先住民族グアラニ人と共同生活を送りながらキリスト教の浸透を図ったレドゥクシオンの跡である。 1983年にブラジルの側が単独で「サン・ミゲル・ダス・ミソンイスの遺跡群」(The ruins of Sao Miguel das Missoes) として登録される。翌年にアルゼンチン側が「グアラニーのイエ...
登録国 アルゼンチン , ブラジル 登録年 1983年 分類 文化遺産 登録基準 (iv)