トランスバウンダリーサイト/砂漠/森林 の世界遺産
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トランスバウンダリーサイト/砂漠/森林
「国境を越える遺産」である。
国境とは時代とともに今なお変化するものであるが、それにより構成資産を区切ることは正しい態度であるとは言い難い。
自然遺産に関して言えば、自然環境は国境により線が引けるものではないし、文化遺産に関しても国を跨いで存在する遺産は現に存在している。
国という括りに捉われず純粋に遺産としてのまとまりを示すものがトランスバウンダリーサイトである。
検索結果 223 件中 161〜180 件表示
並び順 :
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泰山は登録基準(i)から(ⅶ)までの全てを認められた唯一の世界遺産として知られている。
「史記」によると秦の始皇帝がこの地で封禅という天と地を祀る儀式を行ったとされる。以来霊山として崇められたこの地にはたくさんの自社が作られたが特に有名なのが岱廟(たいびょう)である。
また、自然美も認められることから複合遺産での登録となった。
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ペルーの標高4,000m程にある、アマゾン川の支流マヌー川の両側に広がる湿地帯からアンデス山脈東部の山岳地帯を含んだ160,000k㎡に及ぶペルー最大の国立公園。
そのほとんどは熱帯林に覆われており約50万種もの節足動物や、オオカワウソ、カピバラ、オオアルマジロ、オセロット、ジャガー等といった貴重な動物が生息している。
またアマゾン川流域がかつて内海だった...
登録国 |
ペルー |
登録年 |
1987年 |
分類 |
自然遺産
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登録基準 |
(ix)
, (x)
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インド東部の西ベンガル州にある国立公園。
ここには世界最大規模のマングローブ林が広がっている。
減少が顕著なベンガルトラの保護区にもなっており、トラの生息数はインドでも特に多い。
登録国 |
インド |
登録年 |
1987年 |
分類 |
自然遺産
|
登録基準 |
(ix)
, (x)
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オーストラリア中部のノーザン・テリトリー南部に位置する。
世界でも屈指の大きさを誇る一枚岩「ウルル(エアーズロック)」と、ドーム型の奇岩群「カタ・ジュタ(オルガ山)」周辺には先住民族アボリジニのアナング族の描いた壁画が残されている。
この土地は法廷闘争の末オーストラリア政府から先住民に返還され、現在では政府が先住民から借り受ける形で国立公園として運...
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ニューメキシコ州の北西部、サン・ファン盆地に位置する北アメリカ先住民アナサジ族の集落遺跡。住宅や宗教施設の跡がみられる。
特にプエブロ・ボニートと呼ばれる半円形で800以上の部屋を持つ集合住宅はキヴァ(地下礼拝堂)も複数有する巨大なものであった。
1987年に「チャコ文化国立歴史公園」として登録されたが、2006年に現在の名称に変更された。
登録国 |
アメリカ合衆国 |
登録年 |
1987年 |
分類 |
文化遺産
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登録基準 |
(iii)
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合衆国の太平洋上、ハワイ州最大の面積を誇る島・ハワイ島南東部に位置する。
キラウエア山とマウナ・ロア山という二つの活火山を擁する国立公園である。ハワイの火山は溶岩の粘性が低く、小さな爆発を繰り返すという特徴を有している。
登録国 |
アメリカ合衆国 |
登録年 |
1987年 |
分類 |
自然遺産
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登録基準 |
(viii)
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この遺産はローマ帝国の国境を守るために築かれた各地の防護壁がまとめて登録範囲となっている。
はじめ1987年にイギリスにハドリアヌス帝が築いた部分が「ハドリアヌスの長城」として登録されたが2005年、続いて2008年には他の英国内の防護壁とドイツの防壁であるリーメスも追加登録された。それに当たって名称も現在のものに変更されている。
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オーストラリア、クイーンズランド州とニューサウスウェールズ州の一部に跨り、多数の国立公園や自然保護区からなる。
ナンキョクブナ等の太古からの森林地帯に希少生物が棲息している。
1986年に世界遺産登録され、1994年に登録範囲が拡大された。
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イグアスの滝で知られるイグアス国立公園はブラジルとアルゼンチンの国境に位置しており、それぞれが世界遺産として登録されている。
ナイアガラ、ヴィクトリアと並ぶ世界3大瀑布のうちでも最も大きく、先住民グアラニー人の言葉で「大いなる水」と呼ばれるイグアスには大小300もの滝が存在している。
登録面積はブラジル側の方が大きいが、滝の数は少ない。ブラジル側からは...
登録国 |
ブラジル |
登録年 |
1986年 |
分類 |
自然遺産
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登録基準 |
(vii)
, (x)
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カナリア諸島ゴメラ島内にあるガラホナイ山を含んだ国立公園。
ヨーロッパ大陸から約1000km程離れた大西洋上に位置しており、湿った海風によって発生した霧によって豊富な植物が繁茂しており、多くの固有種が見られる。
数百万年前の太古の植物と同じ月桂樹林が広がっていることで知られる。
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カッパドキアとは、トルコの首都アンカラの南東約250kmに位置するアナトリア山脈と黒海とトッズ湖に囲まれた一帯で、尖塔形などの奇岩が立ち並ぶ中に洞窟修道院がいくつもつくられた場所である。
ローマによるキリスト教弾圧や、ビザンツ帝国のイコン破壊運動、さらにトルコのイスラム化などから逃れたキリスト教徒達がこの奇岩地帯に洞窟修道院を多数作った。
かつては360を...
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インド北東部、アッサム州にある国立公園。
密漁やテロを理由に1992〜2011年の間危機遺産に登録されていた。
世界最小のコビトイノシシや黄金の猿ゴールデンラングールなどの希少種が生息している。
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ケオラデオ国立公園(ケオラデオ・ガナー国立公園とも)は、インド・ラージャスターン州にある国立公園であり、渡り鳥の保護区として知られる。
その9割を占める沼沢地は、19世紀にマハラジャによって整備されたものである。
絶滅危惧種のソデグロヅルなどの希少種も見られる。
登録国 |
インド |
登録年 |
1985年 |
分類 |
自然遺産
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登録基準 |
(x)
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アッサム州にある国立公園。定期的な川の氾濫によって出来るジールスと呼ばれる小さな湖が点在している。
ここはインドサイの絶好の生息地であり、その保護を目的に国立公園化されたという経緯を持つ。
また、虎や水牛、ハイイロペリカンなども生息している。
地球上に生息するインドサイの約6割がこの地にいると言われている。
登録国 |
インド |
登録年 |
1985年 |
分類 |
自然遺産
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登録基準 |
(ix)
, (x)
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ヨルダン南部に紀元前2世紀頃、ナバテア王国の首都として作られたペトラでは、自然の岩山を堀り抜いて都を建造した。
ローマの属州となってからも隊商都市として栄え、キリスト教の教会が建設された時期を経て、イスラムの支配に入った後に十字軍の城塞となり、その後は衰退して忘れ去られた。時を経て1812年に偶然に発見された。
周囲に住むベドウィンからはファラ...
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ペルー中央部、アンデス山脈ブランカ山系の国立公園である。首都リマの北に約400kmほどの標高3,000〜6,000m級に位置しており、世界で最も高い国立公園として知られる。
ペルー最高峰のワスカラン山南峰(標高6,768 m)をはじめとした幾つもの山を含んでおり、多くの氷河、湖、河川が存在している。
また、かつてここが海であったことを示すものとしてアンモナイトの化石が見つかって...
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マラウイ湖はアフリカで3番目に面積が大きい湖。淡水湖としては初めて世界遺産登録された。
およそ1000種とも言われるほど多くの魚類が生息しており、適応放散した固有種の魚シクリッドが有名である。
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アメリカとカナダをまたがるロッキー山脈のカナダ部分の国立公園群。
バンフ、ジャスパー、クートニー、ヨーホーの4つの国立公園、並びにハンバー州立公園、アシニボイン山州立公園、ロブソン山州立公園の3つの州立公園を一体として世界遺産登録された。
レイク・ルイーズのような美しい景観、多様な生態系、並びに地形形成の痕跡などが評価されている。
またこの地で見られるバー...
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中央ネパール南部ナラヤニ県チトワン郡に位置し、インドとこ国境にあるタライ平原のチトワン国立公園。
絶滅危惧種のベンガルトラや、インドサイなどの生息地となっている。
1973年にネパール初の国立公園に指定された。
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コンゴ民主共和国の中央に広がる、同国最大の国立公園。
およそ400種とも言われる哺乳類が生息しており、ピンクチンパンジーとも呼ばれるボノボが約2万頭生息している他、幾つかの絶滅危惧種も確認されている。
森林伐採や密漁などのため1999年に危機遺産登録されが、2021年に解除された。
登録国 |
コンゴ民主共和国 |
登録年 |
1984年 |
分類 |
自然遺産
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登録基準 |
(vii)
, (ix)
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