トランスバウンダリーサイト/鉱山/集落 の世界遺産
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「国境を越える遺産」である。
国境とは時代とともに今なお変化するものであるが、それにより構成資産を区切ることは正しい態度であるとは言い難い。
自然遺産に関して言えば、自然環境は国境により線が引けるものではないし、文化遺産に関しても国を跨いで存在する遺産は現に存在している。
国という括りに捉われず純粋に遺産としてのまとまりを示すものがトランスバウンダリーサイトである。
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モシ・オ・トゥニャ/ヴィクトリアの滝
アフリカ南部、ザンビアとジンバブエの国境を流れているザンベジ川の中流に位置する滝で、世界三大瀑布のひとつ。 幅は約1700m、落差は最大150mにも達し、遥か遠くからも確認できる水煙は周辺を潤し緑豊かにしている。 1855年、探検家リビングストンにより発見されたこの滝にはイギリス女王の名がつけられたが、現地では「モシ・オ・トゥニャ(Mosi-oa-Tunya:雷鳴とどろく水煙)」...
登録国 ザンビア , ジンバブエ 登録年 1989年 分類 自然遺産 登録基準 (vii) , (viii) -
バンディアガラの断崖(ドゴン人の地)
マリ中央部、ニジェール川流域の断崖に位置するドゴン族の集落。 14世紀にこの地に移り住んできたドゴン人の多くの集落が点在しており、現在でも25万もの人々が断崖や周辺に定住している。ドゴン族は独自の信仰を持ち、アンマという神を崇めていることで知られる。 サハラ砂漠の干ばつによるこの地への移住や、観光のための開発により、その伝統文化が失われつつある。
登録国 マリ 登録年 1989年 分類 複合遺産 登録基準 (v) , (vii) -
グアナフアトの歴史地区とその銀鉱群
メキシコ中央部の標高2000mにあるグアナフアトは、カラフルな街並みで知られる鉱山都市である。 スペイン人により銀鉱山が発見されて以来入植都市が形成され、18世紀にはこの地の銀の産出量が世界の4分の1を占めるにまで至った。 鉱山資本により教会堂などが次々と建てられ、とりわけ「ウルトラ・バロック」と呼ばれるほど過剰装飾されたバレンシアナ教会堂が著名である。 ...
登録国 メキシコ 登録年 1988年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) , (iv) , (vi) -
アイット・ベン・ハドゥの 集落
モロッコ、アトラス山脈の麓に位置するアイットベンハドゥはベルベル人が7世紀に築いた集落。 イスラームから逃れた人々が作った要塞化した村クサールがいくつも存在したが、この地の保存状態は特に良好である。 村の小高い丘の上にアガディールという見張り台を兼ねた穀物倉庫が作られていた。
登録国 モロッコ 登録年 1987年 分類 文化遺産 登録基準 (iv) , (v) -
ホローケーの古村落とその周辺地区
ハンガリーのスロバキア寄り、ノーグラード県に位置する村ホローケー。 泥と藁に石灰を混ぜた白い壁の「パローツ様式」と呼ばれる独自の建築様式によって建てられた民家が立ち並んでいる。 1987年にブダペストと共にハンガリー初の世界遺産として登録された。
登録国 ハンガリー 登録年 1987年 分類 文化遺産 登録基準 (v) -
ポン・デュ・ガール(ローマの水道橋)
南フランスのガール川をまたぐ紀元前19年頃に古代ローマの政治家アグリッパが建造を命じた水道橋。 古代ローマで水の供給は街作りに欠かせない要素であり、水源から約50km離れたネマウスス(ニーム)に給水するために作られた。 保存状態の良いこの水道橋は石灰岩で作られた3層のアーチを重ねたもので、高さ50m・全長275mにも及び、ローマ帝国時代の土木技術の水準の...
登録国 フランス 登録年 1985年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (iii) , (iv) -
グアラニーのイエズス会伝道施設群:サン・イグナシオ・ミニ、サンタ・アナ、ヌエストラ・セニョーラ・デ・ロレート、サンタ・マリア・ラ・マジョール(アルゼンチン)、サン・ミゲル・ダス・ミソオエス遺跡群(ブラジル)
ブラジルとアルゼンチンにまたがる、イエズス会の伝導の拠点となった遺産群。 イエズス会修道士が先住民族グアラニ人と共同生活を送りながらキリスト教の浸透を図ったレドゥクシオンの跡である。 1983年にブラジルの側が単独で「サン・ミゲル・ダス・ミソンイスの遺跡群」(The ruins of Sao Miguel das Missoes) として登録される。翌年にアルゼンチン側が「グアラニーのイエ...
登録国 アルゼンチン , ブラジル 登録年 1983年 分類 文化遺産 登録基準 (iv) -
タラマンカ山脈地帯:ラ・アミスター保護区群/ラ・アミスター国立公園
コスタリカとパナマにまたがる、世界遺産登録基準の自然遺産部分(ⅶ)〜(x)を全て満たした稀有なトランスバウンダリーサイト(国境をまたいだ世界遺産)。 1983年にまずコスタリカ側の7つの国立公園及び自然保護区が「タラマンカ山脈地帯:ラ・アミスター保護区群」として登録された。1990年にパナマ側のラ・アミスター国立公園が加えられ現在の名称となった。 標高3,820mで、氷河湖を...
登録国 コスタリカ , パナマ 登録年 1983年 分類 自然遺産 登録基準 (vii) , (viii) , (ix) , (x) -
ニンバ山厳正自然保護区
ニンバ山は、ギニアとコートジボワールの国境に聳え立つ標高1,752mの山である。 サハラから吹く風やハルマッタンと呼ばれる砂嵐、大西洋からの季節風の影響もあって年間通して高温多湿である。 ニシコモチヒキガエルやコビトカバといった固有種が200種ほど生息していることで知られる。 1992年に危機遺産リストに登録された。
登録国 ギニア , コートジボワール 登録年 1981年 分類 自然遺産 登録基準 (ix) , (x) -
レーロースの鉱山街と その周辺
ノルウェー中部の北極圏近く、レーロースは銅鉱山の街である。 厳しい環境下ながら17世紀に発見されて以来20世紀後半まで採掘が続けられた。唯一の石造建築物として知られる白い聖堂では鐘楼に労働者の象徴であるハンマーの装飾がなされている。
登録国 ノルウェー 登録年 1980年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv) , (v) -
ビャウォヴィエジャの森
ポーランドとベラルーシにまたがるビャウォヴィエジャの森(ベラヴェシュスカヤ・プーシャとも)は、古くから残る森林景観であり、ヨーロッパ最大の森林地帯。 低地林や周囲の湿地帯等が混在した生態系が人為的影響を受けずに広範囲に残っており、多くの野生動物も同時に残されている。そしてヨーロッパバイソンが生息することで特に知られている。 1979年にポーランド側が先...
登録国 ベラルーシ , ポーランド 登録年 1979年 分類 自然遺産 登録基準 (ix) , (x) -
クルアーニー/ランゲル-セント・イライアス/グレーシャー・ベイ/タッチェンシニー-アルセク
アメリカ・カナダの2カ国にまたがる自然保護区。 1979年にランゲル・セント・イライアス国立公園とカナダのクルアニ国立公園がまず登録され、1992年にグレーシャー・ベイ、次いで1994年にタッチェンシニー・アルセク州立自然公園が追加され世界最大規模の自然保護区になった。 氷河期からの自然美がそのままに残され、第2次世界大戦中のアラスカの軍事拠点化、戦後の油田発見などが...
登録国 カナダ , アメリカ合衆国 登録年 1979年 分類 自然遺産 登録基準 (vii) , (viii) , (ix) , (x) -
オフリド地域の自然遺産及び文化遺産
マケドニア共和国西部、オフリド湖と周辺に数多くの聖堂がある都市。 1979年に先ず「オフリド湖」が自然遺産として登録され、翌年には文化遺産としての部分が拡大され複合遺産となった。これはヨーロッパとして初の複合遺産だった。 2019年の世界遺産委員会において、アルバニア側への拡張が認められトランスバウンダリーサイトとなった。
登録国 マケドニア旧ユーゴスラビア共和国 , アルバニア 登録年 1979年 分類 複合遺産 登録基準 (i) , (iii) , (iv) , (vii) -
ヴィエリチカ・ボフニア王立岩塩坑
クラクフ南東の岩塩鉱山で、11世紀頃から岩塩の採掘が始められた地。 12世紀マツにはポーランド王のカジミエシュ2世がヴェエリチカの採掘剣を独占した。 坑道の最深部は地下375m、総延長は300kmにも及ぶ。坑内には岩塩層をくり抜き作られた礼拝堂があり、聖者像や祭壇など無数の岩塩彫刻で飾られている。地下にある聖キンガ礼拝堂には、岩塩で出来たシャンデリアや「...
登録国 ポーランド 登録年 1978年 分類 文化遺産 登録基準 (iv)