建築/絶滅危惧種/水利・灌漑 の世界遺産
選択した項目: 建築/絶滅危惧種/水利・灌漑
-
トラムンタナ山脈の文化的景観
スペインの地中海上に浮かぶマヨルカ島、北西岸の切り立った場所に位置するトラムンタナ山脈。 長い歴史の中アラブ人やキリスト教徒と支配層が変わっても、資源の少ない厳しい環境の下、長年に渡り行われてきた農業によって地形が作り変えられ、段々畑の農地や水車を利用した水利灌漑設備網が生み出されてきた。 世界遺産になるに当たって「文化的景観」が認められている。
登録国 スペイン 登録年 2011年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) , (v) -
ニンガルー・コースト
オーストラリア北西部に位置する沿岸礁を含んだ海岸や海浜公園。 ニンガルー・コーストはジンベイザメの回遊地であり、ウミガメの棲息地としても有名である。 この遺産の陸上部分であるケープレンジ半島では、広範囲のカルスト地形、網目状の地下洞窟や地下水路を見ることが出来る。
登録国 オーストラリア 登録年 2011年 分類 自然遺産 登録基準 (vii) , (x) -
ブコビナ・ダルマチアの主教座施設
ウクライナのチェルニウツィー作られた宗教建造物群。 チェコ人建築家ヨセフ・フラヴカの設計で1864〜82年に建設された。 ドームに覆われた十字架型の神学校教会や、男子修道院、庭園等が作られたこの地は、ビザンツの影響とともにウクライナの民族文化も取り入れられており、オーストリア・ハンガリー帝国の寛容性が示されている。
登録国 ウクライナ 登録年 2011年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iii) , (iv) -
アル・アインの遺跡群
内陸のオアシスを擁するアルアインはUAE(アラブ首長国連邦)初の世界遺産である。 シリアルノミネーションサイトであり、先史時代文化の痕跡により、古くは新石器時代から砂漠地域に定住生活が行われたことを示している。 石造円形墓や、井戸、日干し煉瓦で建てられた建造物の形跡があり、ヒーリーにある鉄器時代までさかのぼるアフラージという灌漑システムがみられ...
登録国 アラブ首長国連邦 登録年 2011年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv) , (v) -
タブリーズの歴史的バザール群
イラン北西部、東アゼルバイジャン地方の交易地タブリーズに残る中東最古のバザール。 古来より文化交流の地で、歴史的市場複合体は、シルクロードで重要な商業地であった。一繋がりのレンガ造建築は屋根がかけられ、市場のほか様々な用途で使われる。 13世紀にはすでに賑わいをみせており、やがてタブリーズはサファヴィー朝の首都となった。
登録国 イラン 登録年 2010年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iii) , (iv) -
登封の歴史的建築物群“天地之中”
中華思想においては、中国が宇宙の中心だと考えられている。その観点で中国の地図を見た場合嵩山一帯の登封が正に中心と看做された。故にこの地方には古くから王朝が建てられるなどした。 構成遺産として、標高1500mである嵩山麓周辺約40k㎡の範囲に8つの建造物群及び遺跡群が点在している。
登録国 中国 登録年 2010年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (vi) -
サンクリストヴァンの町のサンフランシスコ広場
ブラジル東部、サンクリストヴァンの山の手にある長方形をしたサンフランシスコ広場。 16〜17世紀、スペイン・ポルトガル同君統治時代に建設されたこの場所を、サンフランシスコ教会や修道院、サンタ・カーザ・ダ・ミゼリコルディア教会、庁舎など多くの建造物が取り囲んでおり、これら建造物は周辺の住宅群(18〜19世紀建設)と共に歴史的な都市景観を形成している。 ...
登録国 ブラジル 登録年 2010年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) -
アムステルダムのシンゲル運河内の17世紀の環状運河地区
オランダの首都アムステルダムの運河地区にある歴史的町並みは、16世紀末〜17世紀初めにかけて新しい港湾都市計画の一環として建設された。 運河は旧市街から一番外側のジンフェルグラハトまで扇形に広がり、その運河システムを用いて湿地から排水をし、間を埋め立てながら都市自体を拡張していくという事業計画であった。 埋め立て地には、切妻屋根の家や数多...
登録国 オランダ 登録年 2010年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) , (iv) -
オアハカ中部渓谷ヤグルとミトラの先史時代洞窟
メキシコのオアハカ州、タラコルラ河谷の北の斜面に位置する先史時代と先コロンブス期に主に使用された形跡の残る洞窟群で、文化的景観のひとつとされる。 洞窟や岩陰の住居からは、この地で人々が遊牧・狩猟をしていたこと、そこから農耕を始めたことなどが読み取れる。また洞窟で見つかった栽培された植物から、北米大陸最古の農業の痕跡を見ること出来る。
登録国 メキシコ 登録年 2010年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) -
シューシュタルの歴史的水利施設
イランのフーゼスターン州にある古代からの要塞都市シューシュタルに残る水利施設。 この水利施設は、ダレイオス1世の時代である紀元前5世紀頃に造られた。 カルン川に作られた二つの運河を含み、そのひとつガルガー運河は現在でもシューシュタル市に水を供給しており、また農場などを潤している。
登録国 イラン 登録年 2009年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) , (v) -
ポントカサステ水路橋と運河
ウェールズの北東に位置するスランゴスレン運河に設けられたポントカサステ水路橋は、19世紀初頭に完成した産業革命における驚異的な土木建築である。 このイギリスで最も高く長い水路橋は、著名な土木技師トマス・テルフォードの困難を克服するアイデアによって実現されたものである。世界各国の多くの事業に影響を与えたこの遺産は、当時の欧州の技術の集大成として世界遺産...
登録国 イギリス 登録年 2009年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) , (iv) -
アル-ヒジュル古代遺跡(マダイン・サーレハ)
サウジアラビア北西部に位置するアル-ヒジュルの古代遺跡。 紀元前1~後1世紀初めにかけて繁栄し、かつてこの地にいた預言者サーレハにちなみ「サーレハの町(マダイン・サーレハ)」と呼ばれる。別名は「アル・ヒジュル(岩だらけの場所)」である。 岩山に掘られた墓地、装飾が施された墓石群、神殿、用水路や貯水槽などの水利施設の遺跡が残る。 ヨルダンのペトラ以南で...
登録国 サウジアラビア 登録年 2008年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iii)