文化的景観/氷河/先史時代 の世界遺産
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端的に言うと文化遺産と自然遺産の境界に位置する遺産と言える。「自然と人間の共同作業」という語に要約される通り自然環境によって制約と影響を受けることで育まれた文化や景観を指すが、大きく以下の3種に大別される。
①意匠された景観:庭園・公園・宗教空間など、人間によって意図的に設計され想像された景観
②有機的に進化する景観:自然環境に対応して形成された景観。さらに「残存する景観」と「継続する景観」に分けられる
③関連する景観:自然がその地の民に大きく影響を与えることにより、宗教的・芸術的・文学的な要素と強く関連した景観
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古代イシャナプラの考古遺跡サンボー・プレイ・クックの寺院地区
Temple Zone of Sambor Prei Kuk, Archaeological Site of Ancient Ishanapura カンボジア中部、コンポントム州の密林地帯に残る遺跡。同国の著名な世界遺産アンコール遺跡よりも歴史は古い。 プラサット・タオ、プラサット・サンボーなどの遺跡が残っている。
登録国 カンボジア 登録年 2017年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iii) , (vi) -
パンプーリャ近代建築群
ブラジル、ベロオリゾンテ市北東部に位置するオスカー・ニーマイヤー達の手によって作られた近代建築群。 1940年、人工湖であるパンプーリャ湖の周囲に庭園都市プロジェクトとして市長の主導の元、オスカー・ニーマイヤーや建築家・芸術家が集まり完成させた。 パンプーリャ美術館、ヨットクラブ、カーサ・ド・バイリ(カジノやレストランが併設されていた)、教会などの建造物が、...
登録国 ブラジル 登録年 2016年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) , (iv) -
左江花山のロック・アートの文化的景観
中国の南西地域の国境にある断崖に描かれた38カ所の岩絵。人を模した赤色の絵が特徴的。 紀元前5世紀〜2世紀にかけて、チワン族の祖先である駱越族が描いたものと考えられている。
登録国 中国 登録年 2016年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (vi) -
南イラクのアフワール:生物の避難所と古代メソポタミア都市景観の残影
イラク南部の遺跡と湿地帯からなる同国初の複合遺産であるアフワール。 ウルク、ウル、エリドゥの3つの古代都市遺跡は、紀元前4千年頃〜前3先年紀にかけてチグリス、ユーフラテス両川の恩恵を受け南メソポタミアで繁栄したシュメール人のものとされる。 また4つの湿地帯も自然遺産のカテゴリーでの登録範囲となっており、一帯は「イラク湖沼地帯」と呼ばれるほど世界で最も大きな内...
登録国 イラク 登録年 2016年 分類 複合遺産 登録基準 (iii) , (v) , (ix) , (x) -
カンチェンジュンガ国立公園
カンチェンジュンガは、ネパールとインドの国境にあるシッキム・ヒマラヤの主峰であり、標高8,586m世界第3位である。また仏教の巡礼地としても名高い。 構成遺産エリアである標高1220mの亜熱帯地域から、標高8586mに至る様々な環境の中に、複数の6000m級の山や美しい氷河湖を含む。また、絶滅危惧種のユキヒョウの生息地でもある。 豊かな自然と信仰が評価され複合遺産となった。
登録国 インド 登録年 2016年 分類 複合遺産 登録基準 (iii) , (vi) , (vii) , (x) -
アンテケーラのドルメン遺跡
スペインの南部アンダルシア地方・アンテケーラ(アンテケラとも)に残るヨーロッパの先史時代を代表する巨石群。 ドルメンとは先史時代の巨石遺跡であり、登録されたのはアンダルシア地方中心部のメンガとヴィエラの両ドルメン、およびエル・ロメラルの円形墳の3つの巨石記念物と、2つの山。 これらの巨石建造物は、新石器時代から青銅器時代にかけて築かれ、まぐさ石による屋根や...
登録国 スペイン 登録年 2016年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (iii) , (iv) -
ピリッポイの考古遺跡
ギリシャ北東部、ヨーロッパとアジアを結ぶ要衝の都市遺跡ピリッポイ(フィリピとも)。 アレキサンダー大王の父であるマケドニア王フィリッポス2世によって紀元前356年に建設され、フィリッピの戦いまで栄えた。 現在も城壁や門、劇場や神殿を見ることができるこの地の都市遺跡や古戦場跡が登録範囲である。
登録国 ギリシャ 登録年 2016年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv) -
エネディ山地:自然および文化的景観
チャド共和国北東部に位置するエネディ山地。 風や水の浸食によって生成された崖や渓谷が印象的な形(アーチ、きのこ形、くさび形など)になっており、独特の景観が見られる。また、住居や洞窟の表面には多数の絵や彫刻がなされている。 自然美と、この地を生きてきた人類の営みの両面が評価され「文化的景観」に指定されるとともに複合遺産として世界遺産登録された。
登録国 チャド 登録年 2016年 分類 複合遺産 登録基準 (iii) , (vii) , (ix) -
シェラン島北部のパル・フォルス狩猟景観
デンマーク、首都コペンハーゲンのあるシェラン島の北部に位置する。 旧王室の狩猟用に供されていた「ストア・デュアヘーヴェ」と「グリブスコウ」という森と、森をつなぐ道の跡、旧王室の狩猟場だった「イェーヤスボー樹林の狩猟公園」を含む遺産群。 パル・フォルス式という騎乗し猟犬を伴う狩猟方法が用いられていた。建造物などはバロック様式で作られている。
登録国 デンマーク 登録年 2015年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) -
サウジアラビアのハーイル地方のロック・アート
サウジアラビア中北部の砂漠地帯に位置するジュッバ(ジャベル・ウム・シンマンがある)とシュウェイミス(ジャバル・アル・マンジョルおよびラアアトがある)に残る岩絵群。 アラビア半島周辺で最大であり最多の数を誇り、また人類の創造的才能を表現している。 この辺りはかつては湖があり水が豊富であったが、中期完新世の時代より進行した砂漠化で周辺環境や人類...
登録国 サウジアラビア 登録年 2015年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (iii) -
ディヤルバクル要塞とヘヴセル庭園群の文化的景観
トルコ南東部、「肥沃な三日月地帯」として知られるチグリス川上流域に位置するディヤルバクルは、壮大な外壁に囲まれた城塞都市。 「ディヤルバクル」という名前は20世紀になって正式に制定されたものであり、それ以前は古代ローマ時代にアミダと呼ばれていた。 この地はヘレニズム時代、ローマ時代、ペルシア時代、ビザンツ時代、オスマン時代を通じて重要な地点であり続け...
登録国 トルコ 登録年 2015年 分類 文化遺産 登録基準 (iv) -
シャンパーニュの丘陵、メゾンとカーヴ
フランス北東部、シャンパーニュ地方は17〜19世紀にボトルの中で二次発酵させるスパークリングワイン(シャンパン)の生産方法が開発・確立された土地として世界的に有名。 ブドウ畑をはじめとして家屋や地下貯蔵庫等、ワインの生産から流通までを担う機能を持った周辺地域が独特な農工業景観を形成している。
登録国 フランス 登録年 2015年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv) , (vi) -
ブルゴーニュのブドウ栽培の景観
フランス北東部、ブルゴーニュ地方の都市ディジョン南部にあるコート・ドゥ・ニュイとコート・ドゥ・ボーヌの斜面に、多くののクリマ(ブドウ畑の区画)が広がっている。 ブルゴーニュワインは世界的にも有名であり、この地域では現在も活気溢れるブドウ栽培の姿をみることができる。
登録国 フランス 登録年 2015年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (v) -
フライ・ベントスの産業景観
ウルグアイ西部、ウルグアイ川を挟んでアルゼンチンと面する街フライ・ベントスに広がる食肉処理工場を中心とした文化的景観。 19世紀から20世紀にかけて、ヨーロッパ向けにコンビーフなどを作っていたり、食肉処理をしていた会社の工場施設や港湾施設、居住区、そして緑地帯などからなる工業団地である。 世界規模で流通したこの地の製品を生み出した産業と文化の景観を残し...
登録国 ウルグアイ 登録年 2015年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) -
メイマンドの文化的景観
イラン中央山脈の南部にある渓谷付近に位置する集落メイマンド。 この地の住民は季節によって放牧や移住を行うことで知られており、冬は洞窟住居で生活している。家畜ではなく人が移動するという点では独自である。
登録国 イラン 登録年 2015年 分類 文化遺産 登録基準 (v) -
ピエモンテの葡萄畑景観:ランゲ・ロエロ・モンフェッラート
北イタリア、ピエモンテ州南部に位置するランゲ・ロエロとモンフェッラートの、5つのワイン生産地と城からなる葡萄畑の景観。有名なバローロやバルバレスコなどがこの地で作られている。 丘陵斜面に広がる葡萄畑は、村落や城など、周辺の風景と調和した景観を生み出しており、この地一帯で長年に渡り培われてきた葡萄の栽培とワイン造りに関する伝統、また技術的・経済的なプロセスを...
登録国 イタリア 登録年 2014年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (v)