(i)/(ii)/(v) の世界遺産
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サンクト・ペテルブルグ歴史地区と関連建造物群
サンクト・ペテルブルグは18世紀ピョートル大帝がネバ川に要塞を築いてから、ロシア革命に至るまでのロシア帝国の首都であった。ソ連時代はレニングラードと呼ばれた。 現在はエルミタージュ美術館として使用されている冬宮殿をはじめとして、聖イサアク大聖堂やその他数々の建造物が「ヨーロッパの窓」と呼ばれた都市景観を現代に伝えている。
登録国 ロシア 登録年 1990年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) , (iv) , (vi) -
モスクワのクレムリンと赤の広場
クレムリンはロシアの首都モスクワにある旧ロシア帝国の宮殿。ソ連時代、そして現在も国家の最高権力期間が置かれることからロシア政権の代名詞ともなっている。 この城塞宮殿は高さ10~20mのレンガ造りの城壁で囲まれ、トロイツカヤ塔など数多くの尖塔がそびえている。 赤の広場はイヴァン3世によって命名されたクレムリン眼前の広場である。赤の広場のシンボル、ヴァシーリー聖堂...
登録国 ロシア 登録年 1990年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) , (iv) , (vi) -
リオ・アビセオ国立公園
ペルー北部、サン・マルティン県に位置するリオ・アビセオ国立公園。 アマゾン川上流の河川に挟まれた熱帯雨林を有す自然と、インカ帝国以前の遺跡が登録範囲の複合遺産である。 アビセオ川というアマゾン川の源流が流れており、霧深い密林地帯にはヘンディーウーリーモンキーという絶滅危惧種やその他多くの生物が棲息している。 1990年にまず自然遺産として登録されたが、...
登録国 ペルー 登録年 1990年 分類 複合遺産 登録基準 (iii) , (vii) , (ix) , (x) -
アンドレファナの乾燥林
英名:Andrefana Dry Forests マダガスカル島の西部、マジュンガ州に広がるカルスト台地の景観とその自然保護区。 風雨によって削られた石灰岩の尖塔が台地に林立しており、原生林が台地・渓谷を覆っている。『ツィンギ』とは「動物の住めない土地」という意味であるが、多くの種類の生物が生息している。 レムールというキツネザル、ベローシファカ、カメレオン、絶...
登録国 マダガスカル 登録年 1990年 分類 自然遺産 登録基準 (vii) , (ix) , (x) -
チキトスのイエズス会伝道施設群
ボリビア東部のイエズス会の作り上げたレドゥクシオンと呼ばれるミッション(伝道施設)。 イエズス会士が伝道のために密林を切り開き作り上げた施設は10カ所ほどあるが、そのうち6つが登録対象になっている。 この地は著作「ユートピア」で有名なトマス・モアの理想を体現するために布教が行われた場である。一帯には欧州と現地の文化が混淆したメスティソ様式で作ら...
登録国 ボリビア 登録年 1990年 分類 文化遺産 登録基準 (iv) , (v) -
ミストラスの考古遺跡
ギリシャ、ペロポニソス半島南東部のラコニア県にある遺跡。 中世のモレアス専制公領時代にデスポテート(領主)により発展期を迎えた。 ギリシャ正教の修道院や聖堂が多数存在しており、アフェンディコ聖堂(オディギトリア聖堂)、府主教座、パンダナサ修道院聖堂などが残る。
登録国 ギリシャ 登録年 1989年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iii) , (iv) -
アルコバッサの修道院
ポルトガル中西部、アルコバッサにあるシトー会の修道院。 1143年にアフォンソ・エンリケスが命じて建設されたポルトガル初期ゴシック様式最大の建築物。キリスト教世界で大きな影響力を持ったシトー会の聖ベルナールの支援を得ようと、一帯をシトー会に譲渡した。 ポルトガルで語り継がれる悲恋のストーリー、ドン・ペドロとイネスの墓所としても知られる。
登録国 ポルトガル 登録年 1989年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (iv) -
バンダルギン国立公園
アフリカ、モーリタニア・イスラム共和国の沿岸部に位置する国立公園。バン・ダルガン国立公園とも呼ばれる。 陸地と海域が登録範囲になっているが、海域は数十キロに渡り推進5m程が続く遠浅の海となっている。 イルカをはじめとした多くの海洋哺乳類が見られ、絶滅危惧種チチュウカイモンクアザラシも生息している。また渡り鳥にとっても重要な場所となっており、ラ...
登録国 モーリタニア 登録年 1989年 分類 自然遺産 登録基準 (ix) , (x) -
バンディアガラの断崖(ドゴン人の地)
マリ中央部、ニジェール川流域の断崖に位置するドゴン族の集落。 14世紀にこの地に移り住んできたドゴン人の多くの集落が点在しており、現在でも25万もの人々が断崖や周辺に定住している。ドゴン族は独自の信仰を持ち、アンマという神を崇めていることで知られる。 サハラ砂漠の干ばつによるこの地への移住や、観光のための開発により、その伝統文化が失われつつある。
登録国 マリ 登録年 1989年 分類 複合遺産 登録基準 (v) , (vii) -
グアナフアトの歴史地区とその銀鉱群
メキシコ中央部の標高2000mにあるグアナフアトは、カラフルな街並みで知られる鉱山都市である。 スペイン人により銀鉱山が発見されて以来入植都市が形成され、18世紀にはこの地の銀の産出量が世界の4分の1を占めるにまで至った。 鉱山資本により教会堂などが次々と建てられ、とりわけ「ウルトラ・バロック」と呼ばれるほど過剰装飾されたバレンシアナ教会堂が著名である。 ...
登録国 メキシコ 登録年 1988年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) , (iv) , (vi) -
古代都市チチェン・イッツァ
メキシコ東部・ユカタン半島先端部に近い北部平原のセノーテ(地下泉)の上に築かれた遺跡。 マヤ文明とトルテカの文化が融合し作られたピラミッド型の神殿、壁画、彫像が点在している。 象徴的にそびえるピラミッドエル・カスティーリョの上部にはククルカン神殿が築かれており、春分・秋分の年二回階段部分に蛇の形の影が浮かび上がる仕掛けは高度な天文学知識をう...
登録国 メキシコ 登録年 1988年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) , (iii) -
マノヴォ-グンダ・サン・フローリス国立公園
中央アフリカ共和国北部、バミンギ・バンゴラン州にある国立公園である。 広大な氾濫原、ボンゴ山地、その間のサバンナで構成されている。 多彩な自然環境で多くの動物が生息しているが、密猟によりクロサイやアフリカゾウの数が減ってしまったことにより1997年に危機遺産リストに登録されてしまった。
登録国 中央アフリカ共和国 登録年 1988年 分類 自然遺産 登録基準 (ix) , (x) -
クサントスとレトーン
トルコ南部、地中海に面したアンタルヤ県に位置するクサントスとレトーンは古代リュキアの都市であり、海洋民族であるリュキア人の文化を残す考古遺跡が点在している。 ギリシア神話に登場する女面鳥身の伝説上の生物ハルピュイア(ハーピー)が刻まれたレリーフ、墓などが見つかっている。
登録国 トルコ 登録年 1988年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iii) -
ストラスブールの旧市街:グラン・ディルからヌースタット
フランス北東部の、ライン川左岸でドイツとの国境至近の交易都市ストラスブール。 古代ローマ軍がイル川の中州に築いた駐屯地が起源であり、ストラスブールは「街道の街」、グラン・ディルは「大きな島」という意味。 16〜17世紀の町並みを留めるプティット・フランスという地区にはドイツ風のハーフティンバー様式で作られた木造家屋が並んでいる。 2017年に登録範...
登録国 フランス 登録年 1988年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv)