シリアルノミネーションサイト/その他宗教/水利・灌漑 の世界遺産
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シリアル・ノミネーション・サイトとは「連続性のある遺産」のこと。必然的に構成資産が複数となる。
これらの遺産はひとつひとつが普遍的価値を有している必要がなく、全体として顕著な普遍的価値を持っていれば世界遺産となることが出来る。
文化遺産で言えば同一の歴史・文化を有すること、自然遺産で言えば同じ地質・生態系などを有することが重要視されており、それらの構成資産をつなぐストーリーも重視される傾向がある。
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ローマ帝国の国境線-ドナウのリーメス(西部分)
英名:Frontiers of the Roman Empire – The Danube Limes (Western Segment) オーストリア、ドイツ、スロバキアにまたがるローマ時代の一連の遺産。道路、要塞とそれに関連する集落から軍の一時的なキャンプまでが範囲。 別登録遺産として、「ローマ帝国の国境線」および「ローマ帝国の国境線 - 低地ゲルマンリーメス」が存在する。 2021年の第44回世界遺産において、事前勧告では...
登録国 オーストリア , ドイツ , スロバキア 登録年 2021年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iii) , (iv) -
アウクスブルクの水利管理システム
英名:Water Management System of Augsburg ドイツのバイエルン州南西部に位置するアウクスブルクでは、14世紀より高度に発達した水利管理システムが作り上げられてきた。ドナウ川の支流であるレヒ川とヴァルタハ川が流れており、その水流を制し利用することがこの地に技術革新をもたらした。 給水塔やポンプ式機械、噴水や水力発電所など多岐に渡る水の利用は画期的であり、現在で...
登録国 ドイツ 登録年 2019年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) -
書院 - 韓国の新儒学教育機関群
英名:Seowon, Korean Neo-Confucian Academies 韓国中部から南部にかけて点在する、朝鮮王朝時代の9つの「書院」と呼ばれる学校又は私塾のような教育機関。
登録国 大韓民国 登録年 2019年 分類 登録基準 (iii) -
バッジ・ビムの文化的景観
英名:Budj Bim Cultural Landscape オーストラリア南東部、ビクトリア州にある死火山のバッジ・ビムに関連する文化的景観。 火山が作り出した地形において先住民によるうなぎの養殖といった巧みな水の利用などが評価された。これは数千年に及ぶ営みであり、永続的なエコシステムである。
登録国 オーストラリア 登録年 2019年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (v) -
テワカン=クイカトラン渓谷 : メソアメリカの起源となる環境
英名:Tehuacán-Cuicatlán Valley: originary habitat of Mesoamerica メキシコ南部の内陸部。 渓谷には柱状のサボテンや森林や絶滅のおそれのあるゴールデンイーグルなどが生息している。 またこの渓谷は大陸で最も古く、運河、井戸、水道橋、ダムなどの優れた水管理システムが残されている。
登録国 メキシコ 登録年 2018年 分類 複合遺産 登録基準 (iv) , (x) -
長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産
長崎県と熊本県天草地方にまたがる、江戸時代禁教期のキリスト教関連遺産群。 ・原城跡 ・平戸の聖地と集落(春日集落と安満岳) ・平戸の聖地と集落(中江ノ島) ・天草の﨑津集落 ・外海の出津集落 ・外海の大野集落 ・黒島の集落 ・野崎島の集落跡 ・頭ヶ島の集落 ・久賀島の集落 ・奈留島の江上集落江上天主堂とその周辺 ・大浦天主堂 以上12の遺産からなる
登録国 日本 登録年 2018年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) -
ヘブロン/アル=ハリール旧市街
英名:Hebron/Al-Khalil Old Town パレスチナ、エルサレムの南にあるユダヤ・キリスト・イスラームの聖地。それら3宗教の祖とされるアブラハムの墓がある。マクペラの洞穴でも知られている。 2017年の世界遺産委員会で緊急的登録推薦という例外的な方法で推薦・審議され、世界遺産登録と同時に危機遺産リストに入れられた。
登録国 パレスチナ 登録年 2017年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) , (vi) -
アフマダーバードの歴史都市
英名:Historic City of Ahmadabad インド西部グジャラート州の都市で、綿織物で栄えた。ヒンドゥー、イスラム、及びジャイナ教徒も多く生活する宗教混交都市としても知られている。 「インドのマンチェスター」の異名を持ち、ポルと呼ばれる独自の集合住宅が残る。
登録国 インド 登録年 2017年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (v) -
古代イシャナプラの考古遺跡サンボー・プレイ・クックの寺院地区
Temple Zone of Sambor Prei Kuk, Archaeological Site of Ancient Ishanapura カンボジア中部、コンポントム州の密林地帯に残る遺跡。同国の著名な世界遺産アンコール遺跡よりも歴史は古い。 プラサット・タオ、プラサット・サンボーなどの遺跡が残っている。
登録国 カンボジア 登録年 2017年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iii) , (vi) -
「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群
英名:Sacred Island of Okinoshima and Associated Sites in the Munakata Region 九州福岡県の沿岸及び近隣の島に点在する8つの遺産。 この地では古来より自然崇拝や古代祭祀に端を発する人々の宗教的営みにより沖ノ島を含む海域が神道の信仰対象として崇められてきた。女人禁制の神域沖ノ島をはじめとしてそれに関連する宗像大社の各施設に古墳群を併せた暫定リストの遺産8項目が...
登録国 日本 登録年 2017年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iii) -
タルノフスキェ・グルィの鉛・銀・亜鉛鉱山とその地下水利システム
英名:Tarnowskie Góry Lead-Silver-Zinc Mine and its Underground Water Management System ポーランド南部のタルノフスキェ・グルィ郡に位置する鉛・銀そして亜鉛の鉱山、そして地下水利システムが登録対象。 同国内で15世紀以降に形成されたものとしては最大級のものである。
登録国 ポーランド 登録年 2017年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) , (iv) -
シュヴァーベンジュラの洞窟群と氷河期芸術
英名:Caves and Ice Age Art in the Swabian Jura ドイツ南部、シュヴァーベンジュラ(ジュヴェージッシュ・ユラとも)の6つの洞窟とそこに残された先史時代(およそ33000〜43000年前)の芸術作品。 ホーレンシュタイン・シュターデル洞窟からは世界最古級の人類の創造物として名高いライオンマンなどが見つかっており、人類が芸術をどう発展させていったかについて貴重な足跡を残...
登録国 ドイツ 登録年 2017年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) -
左江花山のロック・アートの文化的景観
中国の南西地域の国境にある断崖に描かれた38カ所の岩絵。人を模した赤色の絵が特徴的。 紀元前5世紀〜2世紀にかけて、チワン族の祖先である駱越族が描いたものと考えられている。
登録国 中国 登録年 2016年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (vi) -
ナン・マドール:東ミクロネシアの儀式の中心地
ミクロネシア連邦のポンペイ州に位置するナン・マドール(現地の言葉ではナンマトル)は、玄武岩とサンゴの巨礫岩の壁で作られた多くの人工島の遺跡。 13世紀から15世紀の間に建てられた石造りの宮殿や寺院、墓所や居住地域が残っており、シャウテレウル朝の宗教的儀式の中心地とされる。 泥が沈殿しそこから生えるマングローブが遺跡を覆い尽くしている状況が懸念され危機遺産リス...
登録国 ミクロネシア連邦 登録年 2016年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (iii) , (iv) , (vi) -
カンチェンジュンガ国立公園
カンチェンジュンガは、ネパールとインドの国境にあるシッキム・ヒマラヤの主峰であり、標高8,586m世界第3位である。また仏教の巡礼地としても名高い。 構成遺産エリアである標高1220mの亜熱帯地域から、標高8586mに至る様々な環境の中に、複数の6000m級の山や美しい氷河湖を含む。また、絶滅危惧種のユキヒョウの生息地でもある。 豊かな自然と信仰が評価され複合遺産となった。
登録国 インド 登録年 2016年 分類 複合遺産 登録基準 (iii) , (vi) , (vii) , (x)