トランスバウンダリーサイト/イスラム教/固有種 の世界遺産
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トランスバウンダリーサイト/イスラム教/固有種
「国境を越える遺産」である。 国境とは時代とともに今なお変化するものであるが、それにより構成資産を区切ることは正しい態度であるとは言い難い。 自然遺産に関して言えば、自然環境は国境により線が引けるものではないし、文化遺産に関しても国を跨いで存在する遺産は現に存在している。 国という括りに捉われず純粋に遺産としてのまとまりを示すものがトランスバウンダリーサイトである。
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インド北部、アーグラに位置するタージマハルはインド・イスラム建築の傑作である。
ムガール帝国第5代皇帝、シャー・ジャハーン が、遠征先で亡くなった妻ムムターズ・マハルのために1632年から22年の歳月をかけて建てられた霊廟。
高さ58mにも及ぶドームを持つ霊廟や、42mの4本のミナレットが完全な左右対称 で配置されている。
登録国
インド
登録年
1983年
分類
文化遺産
登録基準
(i)
インド北部、ニューデリーの南約200kmにあるムガル帝国の旧都城であったアグラ城。
16世紀の第3代皇帝、アクバル の時代に建設が始まり、現在残る大部分は第5代皇帝シャー・ジャハーン時代のもの。
イスラム建築とヒンドゥー建築の融合が図られており、ムガル皇帝が両宗教の融和に心を砕いていたことがうかがえる。
「囚われの塔 」とも呼ばれるムサンマン・ブルジュ...
登録国
インド
登録年
1983年
分類
文化遺産
登録基準
(iii)
サンガイ山・トゥングラワ山という活火山を擁する。サンガイ山(5260m)はその形から南米の富士山とも呼ばれている。
公園内の高低差は4000mにも及び、植物の垂直分布を見ることが出来る。
バクやメガネグマ 、アンデスコンドルなどの珍しい生物が生息している。
ブラジルとアルゼンチンにまたがる、イエズス会の伝導の拠点となった遺産群。
イエズス会修道士が先住民族グアラニ人と共同生活を送りながらキリスト教の浸透を図ったレドゥクシオン の跡である。
1983年にブラジルの側が単独で「サン・ミゲル・ダス・ミソンイスの遺跡群」(The ruins of Sao Miguel das Missoes) として登録される。翌年にアルゼンチン側が「グアラニーのイエ...
登録国
アルゼンチン , ブラジル
登録年
1983年
分類
文化遺産
登録基準
(iv)
スイスの現在の首都でもあり、アーレ川の湾曲部に築かれた中世都市の面影を残す街、ベルン。
12世紀後半、この地を治めていたベルトルト・フォン・ツェーリンゲン が建設した。
川に囲まれた旧市街の中心部には竣工まで150年を要したゴシック様式の聖ヴィセンテ大聖堂 があり、100mを超す高さの塔がそびえる。その他噴水や時計塔、スイス連邦議事堂など歴史的な建造物が...
登録国
スイス
登録年
1983年
分類
文化遺産
登録基準
(iii)
コスタリカとパナマにまたがる、世界遺産登録基準の自然遺産部分(ⅶ)〜(x)を全て満たした稀有なトランスバウンダリーサイト(国境をまたいだ世界遺産)。
1983年にまずコスタリカ側の7つの国立公園及び自然保護区が「タラマンカ山脈地帯:ラ・アミスター保護区群」として登録された。1990年にパナマ側のラ・アミスター国立公園が加えられ現在の名称となった。
標高3,820mで、氷河湖を...
コートジボワール西部の国立公園で、アフリカでも希少となった原生熱帯雨林を残す。
マラリアの特効薬とされているリンバや、その他この地特有の植物が多く繁茂している。
また、この地のチンパンジー をWWF(世界自然保護基金 )が保護したことが功奏し現在では生息数が増加している。
登録国
コートジボワール
登録年
1982年
分類
自然遺産
登録基準
(vii)
, (x)
キューバの首都ハバナの歴史地区であるオールド・ハバナと、4つの要塞が登録範囲。
スペイン人のコンキスタドール(征服者)、ディエゴ・ベラスケス が1519年に建設した都市。
海賊や他国から防衛するために複数の要塞が築かれたが、世界遺産になっている4要塞とはフエルサ要塞・モロ要塞・プンタ要塞・カバーニャ要塞である。
登録国
キューバ
登録年
1982年
分類
文化遺産
登録基準
(iv)
, (v)
ロード・ハウ群島はオーストラリア領であり、タスマン海上、豪本土から東に600km程離れたロード・ハウ島をはじめとした大小28の島々。名前はイギリス海軍の提督、初代ハウ伯爵(リチャード・ハウ)に因んでいる。
ロードハウクイナ をはじめとした固有の動植物が棲息しており、世界最南端のサンゴ礁もみられる。
登録国
オーストラリア
登録年
1982年
分類
自然遺産
登録基準
(vii)
, (x)
オーストラリア南東部に位置する島であるタスマニア島を中心とした多くの国立公園や保護区からなる地域。
タスマニア島はかつてオーストラリアと陸続きであり、ゴンドワナ大陸の一部だったと考えられている。
本土では絶滅してしまったタスマニア・デビル が生息することで知られており、その他にも多くの固有種が見られる。
また、先住民族であるタスマニア・アボリジニが
インド洋に浮かぶセーシェル諸島の4つの島からなる遺産。
サンゴ礁が海面上に現れた環礁であり、アフリカ大陸から数百キロも離れた孤立した場所にあるため手つかずの自然と生態系が残された。
世界最大のリクガメの一種であるアルダブラゾウガメ が生息している。
ブラジル北東部沿岸の街で、16世紀にポルトガル人のペレイラ が建設した。
砂糖産業 で繁栄したポルトガル人やオランダ人によって豪華な教会や修道院、邸宅が建てられた。
街の名はペレイラがこの地を眺めて言ったとされる「Oh,Linda(おお、美しい)」に由来している。
現在でもセー教会、カルモ教会、ミゼリコルディア教会、サン・ベント修道院、サン・フランシスコ...
登録国
ブラジル
登録年
1982年
分類
文化遺産
登録基準
(ii)
, (iv)
アルジェリア中部、サハラ砂漠の谷にある街の建築群。
ムサブにはもともと新石器時代から洞穴に住まう人々がいたと考えられている。
禁欲的なイスラム清教徒でイバード派 と呼ばれるムサブ人 は、長い流浪の末雨のほとんど降らないこの地に井戸や地下水路を作り、ガルダイアを中心とする五つのオアシス都市を形成した。防護壁に守られた市街には簡素なモスクや家屋が密...
イタリア、トスカーナ地方のフィレンツェは文化・芸術の復権運動「ルネサンス」の震源地である。
中世に毛織物業や金融業で栄え14世紀には13万人もの人口を擁する商業都市となったこの場所で、金融を生業とするメディチ家が台頭した。この大パトロンの元でルネサンスは花開くことになる。
特にフィレンツェでシンボリックな建物であるサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂 ...
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の3宗教の聖地であり多くの門を擁する城塞に囲まれた僅か1平方㎞の旧市街。未だ解決せぬ帰属問題と政治的背景からヨルダンよる代理申請という形が取られた異例の遺産である。この経緯から登録国は実在の国ではない「エルサレム」として扱われている。
ユダヤ教:嘆きの壁 、キリスト教:聖墳墓記念聖堂 、イスラム教:岩のドーム ...
ニンバ山は、ギニアとコートジボワールの国境に聳え立つ標高1,752mの山である。
サハラから吹く風やハルマッタン と呼ばれる砂嵐、大西洋からの季節風の影響もあって年間通して高温多湿である。
ニシコモチヒキガエル やコビトカバといった固有種が200種ほど生息していることで知られる。
1992年に危機遺産リストに登録された。
登録国
ギニア , コートジボワール
登録年
1981年
分類
自然遺産
登録基準
(ix)
, (x)
モロッコ北部、セブ川中流域の内陸都市フェズは、8世紀末にイドリース朝 により建設された。
13世紀のマリーン朝時代に発展し、モロッコの宗教、文化、学術の中心となった。
モロッコ最古にして北アフリカ最大のカラウィーン・モスク が有名である。
登録国
モロッコ
登録年
1981年
分類
文化遺産
登録基準
(ii)
, (v)
ヴァレッタはマルタ島の首都になっている同国で最も重要な意味を持つ都市。
16世紀にイスラーム勢力によってロドス島を追われたヨハネ騎士団 が、1565年マルタ島北東部に港町として築いた城塞都市であり、騎士団長ジャン・ド・ヴァレットに因んでその名が付けられた。
騎士団宿舎、宮殿、聖堂、大学などの建造物が残っている。
登録国
マルタ
登録年
1980年
分類
文化遺産
登録基準
(i)
, (vi)
アルジェリアの首都アルジェ南東、約200kmのムシラに位置する、11世紀に造営されたイスラーム都市の廃墟である。
城壁や宮殿跡があり、モスクには高さ20mにもなるミナレットが残っている。
登録国
アルジェリア
登録年
1980年
分類
文化遺産
登録基準
(iii)
イタリア、ローマは紀元前1世紀から後5世紀にかけて地中海全域を支配したローマ帝国の首都であった。
帝政ローマの時代には神殿や劇場、闘技場など様々な大規模建造物が作られた。4世紀にコンスタンティヌス帝 がキリスト教を公認すると、教皇の住まうカトリックの中心地としてキリスト教の聖堂群が建造された。
構成遺産はコロッセウム(コロッセオ)やパンテオン、フォロ・...