シリアルノミネーションサイト/氷河/滝 の世界遺産
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シリアル・ノミネーション・サイトとは「連続性のある遺産」のこと。必然的に構成資産が複数となる。
これらの遺産はひとつひとつが普遍的価値を有している必要がなく、全体として顕著な普遍的価値を持っていれば世界遺産となることが出来る。
文化遺産で言えば同一の歴史・文化を有すること、自然遺産で言えば同じ地質・生態系などを有することが重要視されており、それらの構成資産をつなぐストーリーも重視される傾向がある。
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アントニ・ガウディの作品群
スペイン東部・カタルーニャ地方のバルセロナに位置する、建築家アントニ・ガウディの一連の作品群。 同地方で起こった芸術運動モデルニスモを代表するガウディの作風は晩年の芸術家や建築家に多大な影響を与えた。 1984年に世界遺産登録された際の物件はカサ・ミラ、グエル公園、グエル亭であり、2005年の追加登録でカサ・ヴィセンス、カサ・パトリョ、コロニア・グエル聖堂...
登録国 スペイン 登録年 1984年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) , (iv) -
カナディアン・ロッキー山脈自然公園群
アメリカとカナダをまたがるロッキー山脈のカナダ部分の国立公園群。 バンフ、ジャスパー、クートニー、ヨーホーの4つの国立公園、並びにハンバー州立公園、アシニボイン山州立公園、ロブソン山州立公園の3つの州立公園を一体として世界遺産登録された。 レイク・ルイーズのような美しい景観、多様な生態系、並びに地形形成の痕跡などが評価されている。 またこの地で見られるバー...
登録国 カナダ 登録年 1984年 分類 自然遺産 登録基準 (vii) , (viii) -
リスボンのジェロニモス修道院とベレンの塔
リスボンの南西ベレンにある大航海時代の記念碑的建造物で、マヌエル様式の傑作とされる。 ジェロニモス修道院は1502年にマヌエル1世により建設がはじめられ、以後300年ほどかけて完成した。 ベレンの塔は、テージョ川の港を守る要塞として建造された。
登録国 ポルトガル 登録年 1983年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (vi) -
グアラニーのイエズス会伝道施設群:サン・イグナシオ・ミニ、サンタ・アナ、ヌエストラ・セニョーラ・デ・ロレート、サンタ・マリア・ラ・マジョール(アルゼンチン)、サン・ミゲル・ダス・ミソオエス遺跡群(ブラジル)
ブラジルとアルゼンチンにまたがる、イエズス会の伝導の拠点となった遺産群。 イエズス会修道士が先住民族グアラニ人と共同生活を送りながらキリスト教の浸透を図ったレドゥクシオンの跡である。 1983年にブラジルの側が単独で「サン・ミゲル・ダス・ミソンイスの遺跡群」(The ruins of Sao Miguel das Missoes) として登録される。翌年にアルゼンチン側が「グアラニーのイエ...
登録国 アルゼンチン , ブラジル 登録年 1983年 分類 文化遺産 登録基準 (iv) -
オリンピック国立公園
ワシントン州北西のオリンピック半島に位置する国立公園である。多様な生物を見ることができ、沿岸には多くの海洋生物、針葉樹の森にはワピチと呼ばれる大きな鹿が生息している。 オリンピック山脈は氷河に覆われており、中でも最高峰のオリンポス山が一際目を引く。 セオドア・ルーズベルトが国定公園として設立し、フランクリン・ルーズベルトの時代に国立公園にされた。
登録国 アメリカ合衆国 登録年 1981年 分類 自然遺産 登録基準 (vii) , (ix) -
ヴュルツブルクの司教館と庭園群
ドイツのバイエルン州に位置するヴァルツブルクは、11世紀頃から司教領として栄えた都市である。 18世紀に司教となったシェーンボルン伯ヨハン・フィリップ・フランツが建築家バルタザール・ノイマンに設計させたバロック建築の傑作とされる司教館を中心とした遺産。 この司教館はジョバンニ・バッティスタ・ティエポロの描いたフレスコ画などで知られている。
登録国 ドイツ 登録年 1981年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (iv) -
ラホールの城塞とシャーリマール庭園
パキスタン北西部のラホールにある城塞都市と庭園。 ムガール帝国第3代アクバル帝の時代、この地の古い砦を再建し、以後4人の王が増改築を重ね、「真珠のモスク」や「40本柱の間」などがある一大建築を築き上げた。 ラホール城から3kmの地点に、シャー・ジャハーンが17世紀に保養地としてつくったペルシア式泉水庭園のシャーリーマール庭園がある。
登録国 パキスタン 登録年 1981年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) , (iii) -
オランジュの凱旋門、ローマ劇場とその周辺
フランス南部プロヴァンス地方に位置する凱旋門とローマ劇場が登録範囲。 紀元前1世紀に作られたこの街並みはローマ軍のカエサルがオランジュを征服した際にローマの都市計画を持ち込んだことにより形作られた。 ローマ帝国の栄光を今に伝える遺跡として1981年に世界遺産登録され、2007年に緩衝地帯が設定され範囲拡大された。
登録国 フランス 登録年 1981年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (vi) -
サガルマータ国立公園
ネパールの首都カトマンズの北東に位置するサガルマータ国立公園。 世界最高の峰であるサガルマータ(エベレスト山)をはじめ、標高7000m以上の山々が連っている。サガルマータとは「世界の頂上」という意味であり、チベット語ではチョモランマ、英語ではジョージ・エヴェレストにちなみエベレストと呼ばれる。 ユキヒョウやヒマラヤグマといった大型動物や、多数の鳥やチョウな...
登録国 ネパール 登録年 1979年 分類 自然遺産 登録基準 (vii)