(ii)/(vi) 墓 / 廟/水利・灌漑 の世界遺産
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アッピア街道:街道の女王
英名:Via Appia. Regina Viarum 古代ローマ時代に建設された全長約580kmの主要街道。ローマとアドリア海沿岸のブリンディジを結び、「街道の女王」と称される。優れた土木技術と設計により、軍事的・戦略的な目的で築かれたが、沿道の都市の発展や新たな集落の形成、農業生産や貿易の促進にも寄与。ラツィオ州、カンパニア州、バジリカータ州、プーリア州にまたがる複数の遺構が一つ...
登録国 イタリア 登録年 2024年 分類 登録基準 (iii) , (iv) , (vi) -
第一次世界大戦(西部戦線)の追悼と記憶の場
英名:Funerary and memory sites of the First World War (Western Front) ベルギーとフランスにまたがる、第一次世界大戦の西部戦線の記憶を留める場所。
登録国 ベルギー , フランス 登録年 2023年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) , (vi) -
ヨーロッパの大温泉地群
英名:The Great Spas of Europe ヨーロッパ各地の大温泉保養地群。オーストリア・ベルギー・チェコ・フランス・ドイツ・イタリア・イギリスと、7カ国11の町にまたがるトランスバウンダリーサイトである。中でもイギリスのバースは単独で世界遺産登録されている。 相互に影響を与え合ったこれらのスパ文化は、入浴・療養といった機能だけでなく街並みもそれに合わせ発達しており、18...
登録国 オーストリア , ベルギー , チェコ , フランス , ドイツ , イタリア , イギリス 登録年 2021年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iii) -
アウクスブルクの水利管理システム
英名:Water Management System of Augsburg ドイツのバイエルン州南西部に位置するアウクスブルクでは、14世紀より高度に発達した水利管理システムが作り上げられてきた。ドナウ川の支流であるレヒ川とヴァルタハ川が流れており、その水流を制し利用することがこの地に技術革新をもたらした。 給水塔やポンプ式機械、噴水や水力発電所など多岐に渡る水の利用は画期的であり、現在で...
登録国 ドイツ 登録年 2019年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) -
タルノフスキェ・グルィの鉛・銀・亜鉛鉱山とその地下水利システム
英名:Tarnowskie Góry Lead-Silver-Zinc Mine and its Underground Water Management System ポーランド南部のタルノフスキェ・グルィ郡に位置する鉛・銀そして亜鉛の鉱山、そして地下水利システムが登録対象。 同国内で15世紀以降に形成されたものとしては最大級のものである。
登録国 ポーランド 登録年 2017年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) , (iv) -
ナン・マドール:東ミクロネシアの儀式の中心地
ミクロネシア連邦のポンペイ州に位置するナン・マドール(現地の言葉ではナンマトル)は、玄武岩とサンゴの巨礫岩の壁で作られた多くの人工島の遺跡。 13世紀から15世紀の間に建てられた石造りの宮殿や寺院、墓所や居住地域が残っており、シャウテレウル朝の宗教的儀式の中心地とされる。 泥が沈殿しそこから生えるマングローブが遺跡を覆い尽くしている状況が懸念され危機遺産リス...
登録国 ミクロネシア連邦 登録年 2016年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (iii) , (iv) , (vi) -
中世墓碑ステチュツィの墓所群
ボスニア・ヘルツェゴビナ、クロアチア、セルビア、モンテネグロの4カ国にまたがるトランスバウンダリーサイト(国境を越える世界遺産)。 「立っているもの」を意味するステチュツィは12〜16世紀にかけて作られた伝統的な墓碑であり、列状に配置された多くの墓石には装飾的なモチーフ・碑文などが刻まれている。
登録国 ボスニア・ヘルツェゴビナ , クロアチア , セルビア , モンテネグロ 登録年 2016年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (vi) -
ベート・シェアリムの墓地遺跡:ユダヤ再興を示すランドマーク
イスラエル北部に築かれたユダヤ人の地下墳墓群(ネクロポリス)。 エルサレム以外で初めてユダヤ人墓地とされた。ギリシャやヘブライ文字その他が刻まれた碑文が残されており、文化交流の痕跡がみられる。 またユダヤ教の格言集「ミシュナ」を完成させた最高指導者ラビ・ユダのゆかりの地としてもしられている。
登録国 イスラエル 登録年 2015年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iii) -
パドレ・テンブレケ水道橋の水利システム
メキシコ、メヒコ州とイダルゴ州に位置しメキシコ中央高原に延びる水道橋であるパドレ・テンブレケ。 パドレとは「神父」の意味であり、テンブレケ神父の水道橋と約されることもある。16世紀にフランシスコ会のテンプレケ神父が地元の協力の元完成させたものであり、新大陸での灌漑設備としては特筆すべきものである。 水源、泉、水路、水道橋など複数の要素が登録遺産となっている...
登録国 メキシコ 登録年 2015年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) , (iv) -
ゴンバデ・カーブース
イラン北部、ゴレスターン州に位置する11世紀初頭に建設された高さ53mの墓塔。 壁面に刻まれた文章では、1006年にズィヤール朝4代皇帝のカーブースが自身のために建てたと記されている。 幾何学的なデザインで、内部は空洞となっており円筒状である。後にアナトリアから中央アジアまでこの塔の影響下にあると思われる建造物が作られることとなった。
登録国 イラン 登録年 2012年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) , (iii) , (iv) -
バリの文化的景観:トリ・ヒタ・カラナ哲学に基づくスバック灌漑システム
インドネシア、バリ島。水の女神が住むとされるバトゥール湖や、水を司る王立寺院のタマン・アユン寺院などを含む、5つの構成遺産をもった文化的な景観。そしてバリで9世紀より受け継がれてきた、「スバック」と呼ばれる灌漑用水を管理して分け合う社会共同体の水利システム。 これらはトリ・ヒタ・カラナ(神と人・自然の調和をもたらす宇宙観)の概念を反映し...
登録国 インドネシア 登録年 2012年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iii) , (v) , (vi) -
上都(ザナドゥ)の遺跡
現在の内モンゴル自治区、モンゴル高原東南端に位置する上都(ザナドゥ)は、フビライ・ハンが建設した最初の首都で、後に元朝の夏の首都にもなった。 都市自体は中国の風水思想に基づいて建設された。 この遺跡は北の遊牧文化と中国以南の農耕文化の融合を示す重要な遺産である。
登録国 中国 登録年 2012年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iii) , (iv) , (vi) -
トラムンタナ山脈の文化的景観
スペインの地中海上に浮かぶマヨルカ島、北西岸の切り立った場所に位置するトラムンタナ山脈。 長い歴史の中アラブ人やキリスト教徒と支配層が変わっても、資源の少ない厳しい環境の下、長年に渡り行われてきた農業によって地形が作り変えられ、段々畑の農地や水車を利用した水利灌漑設備網が生み出されてきた。 世界遺産になるに当たって「文化的景観」が認められている。
登録国 スペイン 登録年 2011年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) , (v) -
アムステルダムのシンゲル運河内の17世紀の環状運河地区
オランダの首都アムステルダムの運河地区にある歴史的町並みは、16世紀末〜17世紀初めにかけて新しい港湾都市計画の一環として建設された。 運河は旧市街から一番外側のジンフェルグラハトまで扇形に広がり、その運河システムを用いて湿地から排水をし、間を埋め立てながら都市自体を拡張していくという事業計画であった。 埋め立て地には、切妻屋根の家や数多...
登録国 オランダ 登録年 2010年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) , (iv) -
登封の歴史的建築物群“天地之中”
中華思想においては、中国が宇宙の中心だと考えられている。その観点で中国の地図を見た場合嵩山一帯の登封が正に中心と看做された。故にこの地方には古くから王朝が建てられるなどした。 構成遺産として、標高1500mである嵩山麓周辺約40k㎡の範囲に8つの建造物群及び遺跡群が点在している。
登録国 中国 登録年 2010年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (vi) -
ポントカサステ水路橋と運河
ウェールズの北東に位置するスランゴスレン運河に設けられたポントカサステ水路橋は、19世紀初頭に完成した産業革命における驚異的な土木建築である。 このイギリスで最も高く長い水路橋は、著名な土木技師トマス・テルフォードの困難を克服するアイデアによって実現されたものである。世界各国の多くの事業に影響を与えたこの遺産は、当時の欧州の技術の集大成として世界遺産...
登録国 イギリス 登録年 2009年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) , (iv)