トランスバウンダリーサイト/旧市街・歴史地区/水利・灌漑 イラン の世界遺産
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トランスバウンダリーサイト/旧市街・歴史地区/水利・灌漑, イラン
「国境を越える遺産」である。 国境とは時代とともに今なお変化するものであるが、それにより構成資産を区切ることは正しい態度であるとは言い難い。 自然遺産に関して言えば、自然環境は国境により線が引けるものではないし、文化遺産に関しても国を跨いで存在する遺産は現に存在している。 国という括りに捉われず純粋に遺産としてのまとまりを示すものがトランスバウンダリーサイトである。
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英名:Historic City of Yazd
イランのほぼ中央に位置し、かつてゾロアスター教の中心地であり、シルクロードの要衝として栄えた。
ヤズドに残るカナートは2016年に世界遺産リストに登録された「ペルシア式カナート」に含まれていたが、翌年2017年にこの歴史地区そのものが世界遺産登録となった。
登録国
イラン
登録年
2017年
分類
文化遺産
登録基準
(iii)
, (v)
イラン国内に点在する灌漑システムで、地下水路として作られたカナート。
乾燥した砂漠では、農業を営む恒久的な集落は、古代のカナートによって支えられている。
渓谷上部の沖積地の帯水層から、何キロにも渡って重力に従い地下トンネルを水が流れてくる灌漑システムであり、この仕組みを代表する11のカナートが登録範囲。
一部は同国の文化遺産である「バムの文化的景観」と重な...
イランの首都テヘランにあるゴレスタン宮殿は、18世紀末〜20世紀初頭にかけて作られたカジャール朝 の宮殿群。
西洋の建築技術に、伝統的なペルシャ芸術が融合した成功例である。19世紀の宝飾品で装飾されているのも特徴である。これらの宮殿は、テヘラン最古期の建築群であり、カジャール朝の政庁として使われた。
イラン国内に点在する9つの庭園から成る遺産であり、「文化的景観」とされている。
紀元前6世紀にアケメネス朝ペルシアを開いたキュロス2世 の時代を起源としており、様々な気象条件に合わせて作られた庭園群。パサルガダエ庭園やエラム庭園で知られている。
灌漑と鑑賞の役割を持った水路によって4区画に分割され、エデンの園や、ゾロアスター教 が重要視している「...
イランのフーゼスターン州にある古代からの要塞都市シューシュタルに残る水利施設。
この水利施設は、ダレイオス1世の時代である紀元前5世紀頃に造られた。
カルン川に作られた二つの運河を含み、そのひとつガルガー運河 は現在でもシューシュタル市に水を供給しており、また農場などを潤している。