キリスト教/環礁/城・宮殿 の世界遺産
選択した項目: キリスト教/環礁/城・宮殿
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トランシルヴァニア地方の要塞教会群のある集落
ルーマニアの中央部に位置する、カルパティア山脈に囲まれた七つの村落。 12~13世紀にトランシルバニア地方に移住したザクセン人(ドイツ人)が建設したこの村々には、15~17世紀にオスマン帝国の侵攻に備え防衛の拠点となる要塞教会が建設された。 なかでも3世紀に渡って司教座が置かれていたピエルタンの要塞教会は三重の防壁に囲まれた堅固な作りであった。
登録国 ルーマニア 登録年 1993年 分類 文化遺産 登録基準 (iv) -
セルギエフ・ポサドのトロイツェ・セルギー大修道院の建造物群
モスクワから北に約90kmに位置するセルギエフ・ポサドという街にある正教会の修道院。 修道僧セルギーによって修道院が開かれたのは1330年。タタールの襲撃によって1408年に消失するがほどなく再建されている。その後セルギーは聖人として祀られることになった。院内に画家アンドレイ・ルブリョフの『三位一体』が飾られたトリニティ大聖堂、皇帝の居室やウスペンスキー大聖堂、高さ8...
登録国 ロシア 登録年 1993年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) -
マテーラの洞窟住居サッシと岩窟教会公園
イタリア南部、バジリカータ地方マテーラ。グラヴィナ渓谷西岸の凝灰岩の岩壁に多数の洞窟が掘られ約7000年前から沢山の人々が生活していた。 「サッシ」とはマテーラにおいて洞窟住居を意味する。 ギリシャの植民地時代にはピタゴラス学派の影響を受けた住居も建設された。また8世紀からのキリスト教時代には修道士が住み始め、サンタ・マリア・デ・イドリス教会や
登録国 イタリア 登録年 1993年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv) , (v) -
チェスキー・クルムロフ歴史地区
チェコ・南ボヘミア州の、クルムロフ城などの建造物で知られる小都市。 13世紀に城館が築かれたことにはじまり、14世紀〜16世紀にかけて繁栄した。その美しさから「眠れる森の美女」や「世界一美しい街」などと称される。
登録国 チェコ 登録年 1992年 分類 文化遺産 登録基準 (iv) -
ノヴゴロドの文化財とその周辺地区
ノヴゴロドはロシアの北西連邦管区、ノヴゴロド州の州都である。 12~15世紀に自由都市国家ノブゴロド公国は、ヨーロッパとロシアを結ぶ貿易の中心地として栄えた。 1040〜1050年に建てられた聖ソフィア大聖堂は、内部がモザイクで装飾されており、外側にはタマネギ型のクーポラ(円屋根)を備えたザンチン様式建築の好例である。
登録国 ロシア 登録年 1992年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) , (vi) -
ソロヴェツキー諸島の文化と歴史遺産群
アルハンゲリスク州に位置するソロヴェツキー諸島は、白海オネガ湾に浮かぶ6つの島で構成される「ソロフキ」の略称で呼ばれる島々である。 有名なロシア正教のソロヴェツキー修道院で知られている。この修道院は要塞としての機能も備えており、幾多の戦争で戦いの舞台となった。ロシア革命後は強制収容所となったことでも知られる。
登録国 ロシア 登録年 1992年 分類 文化遺産 登録基準 (iv) -
ドロットニングホルムの王領地
ストックホルムの西、メーラレン湖に浮かぶ島に17世紀に建てられたドロットニングホルム宮殿を含んだ建造物群。ドロットニングホルムは「王妃の小島」を意味しており、ここに関わりの深いヘドヴィーク・エレオノーラやロヴィーサ・ウルリカといった王妃を忍ばせる。 「北欧のヴェルサイユ」との異名が示す通り、ヴェルサイユ宮殿を手本にしており、現在もスウェーデン...
登録国 スウェーデン 登録年 1991年 分類 文化遺産 登録基準 (iv) -
古代都市スコタイと周辺の古代都市群
スコタイ(スコータイとも)は、タイ北部、タイ族がアンコール王朝を駆逐して建てた最初の王朝で、タイ初の王であるシーインタラーティット王が治めた。 遺跡には多くの仏教寺院の遺構が立ち並び、現在では歴史公園になっている(シーサッチャナーライ歴史公園や、カムペーンペット歴史公園も登録範囲)。 ワット・マハタートなどの有名な遺跡が残り、ワット・シーチュムには15mの仏...
登録国 タイ 登録年 1991年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (iii) -
ランスのノートル・ダム大聖堂、サン・レミ旧修道院、トー宮殿
フランス北東部、グラン・テスト地域圏マルヌ県に位置するランス。 荘厳なゴシック建築であるランスの大聖堂ではクローヴィスがフランク王国の国王としてキリスト教に改宗して以来歴代王の戴冠式が行われた。 サン・レミ修道院は11~12世紀創建のロマネスク様式で、大司教レミギウスの墓がある。第一次世界大戦では甚大な被害を被ることとなった。 トー宮殿は大司教の邸宅で...
登録国 フランス 登録年 1991年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) , (vi) -
ロルシュ修道院とアルテンミュンスター
ドイツ中西部の小都市ロルシュに残る修道院の遺構。 8世紀、聖ナザリウスの遺骨が納められたこの修道院には各地から巡礼者が集まった。 現在往時の姿を止めているのは「王の門」のみである。
登録国 ドイツ 登録年 1991年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv) -
ポツダムとベルリンの宮殿群と公園群
ドイツの首都ベルリン及び郊外のポツダムには、18世紀~20世紀初頭にかけて作られた宮殿や庭園が多数残っている。 フリードリヒ2世がポツダムに作らせたロココ様式のサンスーシ宮殿が著名であるが、これは建築家クノーベルスドルフの設計だが基本構想はフリードリヒ2世自身のものだと言われている。 またツェツィーリエンホーフ宮殿はポツダム会談が行...
登録国 ドイツ 登録年 1990年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) , (iv) -
チキトスのイエズス会伝道施設群
ボリビア東部のイエズス会の作り上げたレドゥクシオンと呼ばれるミッション(伝道施設)。 イエズス会士が伝道のために密林を切り開き作り上げた施設は10カ所ほどあるが、そのうち6つが登録対象になっている。 この地は著作「ユートピア」で有名なトマス・モアの理想を体現するために布教が行われた場である。一帯には欧州と現地の文化が混淆したメスティソ様式で作ら...
登録国 ボリビア 登録年 1990年 分類 文化遺産 登録基準 (iv) , (v) -
モスクワのクレムリンと赤の広場
クレムリンはロシアの首都モスクワにある旧ロシア帝国の宮殿。ソ連時代、そして現在も国家の最高権力期間が置かれることからロシア政権の代名詞ともなっている。 この城塞宮殿は高さ10~20mのレンガ造りの城壁で囲まれ、トロイツカヤ塔など数多くの尖塔がそびえている。 赤の広場はイヴァン3世によって命名されたクレムリン眼前の広場である。赤の広場のシンボル、ヴァシーリー聖堂...
登録国 ロシア 登録年 1990年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) , (iv) , (vi) -
サンクト・ペテルブルグ歴史地区と関連建造物群
サンクト・ペテルブルグは18世紀ピョートル大帝がネバ川に要塞を築いてから、ロシア革命に至るまでのロシア帝国の首都であった。ソ連時代はレニングラードと呼ばれた。 現在はエルミタージュ美術館として使用されている冬宮殿をはじめとして、聖イサアク大聖堂やその他数々の建造物が「ヨーロッパの窓」と呼ばれた都市景観を現代に伝えている。
登録国 ロシア 登録年 1990年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) , (iv) , (vi)