キリスト教/壁画/旧市街・歴史地区 の世界遺産
選択した項目: キリスト教/壁画/旧市街・歴史地区
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ピントゥラス川のクエバ・デ・ラス・マノス
アルゼンチン南部のサンタ・クルス州、パタゴニア地方を流れるピントゥラス川流域の渓谷にある洞窟。クエバ・デ・ロス・マノスは「手の洞窟」という意味。 800以上の手形が残っており、ほとんどが左手を型取ったのものである。 これらは古くは1万年以上前から紀元後まで、長期に渡り描かれ続けてきたものであるとみられている。
登録国 アルゼンチン 登録年 1999年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) -
シギショアラ歴史地区
ルーマニア中部、ムレシュ州の州都。 1191年にドイツ人(トランシルヴァニア・ザクセン人)の職人や商人が入植したことによって築かれた城塞都市。 15~16世紀の全盛期には15ものギルド(同業組合)を持ち、中欧の商業において重要な役割を担った。町のシンボルである時計台は14世紀に作られたものであり、街は今もドイツの面影を残している。
登録国 ルーマニア 登録年 1999年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (v) -
マラムレシュ地方の木造教会群
ルーマニア北西部マラムレシュ県の、ウクライナと国境付近に位置する8ヶ所の木造のゴシック建築教会群。 ブルサナ村の木造教会をはじめとした異なった時代と地域の、異なった建築技術の代表例が選ばれているが、いずれも釘を一切使わずにマツやナラの一枚板で作られている。 近代化政策がこの地までは達しなかったことで、昔ながらの伝統や生活・文化が残された。
登録国 ルーマニア 登録年 1999年 分類 文化遺産 登録基準 (iv) -
フランドル地方のベギン会修道院
ベルギー北西部のフランドル地方各地に点在する複数の修道院。 ぺギン会とは12世紀にリエージュで始まった半聖半俗の女子共同体であり、これ以降西欧や北欧でも普及することになった。 13世紀にルーヴェンに作られたペギン会の建物はベルギー最大のものであり200人が生活を送っていたとされている。
登録国 ベルギー 登録年 1998年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iii) , (iv) -
トラコタルパンの歴史遺跡地帯
メキシコ湾岸のスペイン植民市の河川港であるトラコタルパンは、15世紀中頃にパパロアパン川のほとりに建設された。 保存状態の良い中世初期の都市景観は、スペインコロニアル様式とカリブ地域との伝統を巧みに融合させたものである。鮮やかな建物、効果的に配置された樹木、幅の広い道など特筆すべき点が多い。
登録国 メキシコ 登録年 1998年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) -
ホラショヴィツェの歴史的集落
チェコ共和国南部、南ボヘミア州の中心部に位置するホラショヴィツェは、保存状態の良い近世ボヘミアの典型的集落。 13世紀の中頃にボヘミア王がヴィシー・プロト修道院に寄進した土地であり、18~19世紀にかけて南ボヘミアのバロック様式で作られた民家などが農村の景観に溶け込んでいる。 現在では120棟の民家や23の農場の付属建造物が残っている。
登録国 チェコ 登録年 1998年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) -
コア渓谷とシエガ・ヴェルデの先史時代のロックアート遺跡群
ポルトガルとスペインにまたがる先史時代の岩絵群。 紀元前2万2000~1万年頃の旧石器時代前期以降のものとみられ、それは1879年に発見されたアルタミラ洞窟壁画とほぼ同時期のものと考えられており、こちらの岩絵群に関しては広範囲に点在している点で特徴的と言える。 1998年にコア渓谷の岩絵遺跡群がまず登録され、2010年には旧石器の彫刻が見られるスペインのシエガ・ヴェ...
登録国 ポルトガル , スペイン 登録年 1998年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (iii) -
イベリア半島の地中海沿岸の岩絵
スペイン、イベリア半島の東部である地中海海岸線の盆地に密集している先史時代末期の岩壁画。 このロック・アートは、ヨーロッパ最大の壁画群で、その数は優に700を超える。 先史時代である紀元前1万年頃から紀元前3,500年頃までに描かれており、人類文化の黎明期における生活様式が、動物や狩り、戦闘など様々なテーマを通じて生き生きと描かれている。
登録国 スペイン 登録年 1998年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) -
アルカラ・デ・エナレスの大学と歴史地区
スペインの首都マドリードから東に約30kmほどの地に建設された中世の学園都市。 16世紀の初めに、シスネロス枢機卿が欧州初の大学であるアルカラ・デ・エナレス大学をこの地に作らせた。特に語学教育に優れており、ラテン語、ギリシャ語、ヘブライ語など数カ国語に対応した多言語対訳聖書を世界で初めて刊行するなどその業績は目覚ましかった。 サン・ディアゴ広場に面して立...
登録国 スペイン 登録年 1998年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) , (vi) -
アクィレイアの遺跡地域とバシリカ総主教聖堂
紀元前181年、イタリア北部ポー平原に建設された植民市アクィレイア。 初期ローマ帝国において繁栄したが、アッティラによって5世紀頃滅ぼされた。後に東方正教会の中央ヨーロッパへの布教地点となり、中欧への伝道に重要な役割を果たした。 バシリカは4世紀の建築物の廃墟の上に11世紀に再建されたもの。バシリカ周辺の発掘では、ローマ時代の遺跡も発見されている。
登録国 イタリア 登録年 1998年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv) , (vi) -
モデナ:大聖堂と市民の塔(トッレ・チヴィカ)、グランデ広場
イタリア北部、モデナに築かれた大聖堂と鐘楼、そしてグランデ広場。 12世紀に85年もの年月をかけて建立されたこの大聖堂は初期ゴシック建築、イタリア・ロマネスク建築の代表的な遺講として知られている。設計者はロンバルディアの建築家ランフランコである。鐘楼にはギルランダと呼ばれる花飾りがあるためギルランディーナと呼ばれる。
登録国 イタリア 登録年 1997年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) , (iii) , (iv) -
ポルトヴェネーレ、チンクエ・テッレと小島群(パルマリア島、ティーノ島、ティネット島)
イタリア半島北西部、リグリア海沿岸部の港や集落。 「ヴィーナスの港」の意味をもつポルトヴェネーレ一帯では、カラフルな住宅の立つ集落や港の絶景などにおいて見事な文化的景観が認められた。 12世紀、高台に造営されたサン・ロレンツォ聖堂がこの美しい景観を見守る様に建っている。
登録国 イタリア 登録年 1997年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) , (v) -
グアダラハラの救貧施設:オスピシオ・カバーニャス
メキシコのハリスコ州グアダラハラに位置する『オスピシオ・カバーニャス』は孤児院、障害者施設、病院などの機能をもたせた複合施設である。1791年にグアダラハラ司教が建設させた。入所者の快適性を追求したこの建築群は当時としては特筆すべきものである。 19世紀半ばなると兵舎として使用されはしたが本来の病院としての機能は失うことはなかった。 20世紀初頭には教会堂...
登録国 メキシコ 登録年 1997年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) , (iii) , (iv) -
テトゥアン旧市街(旧名ティタウィン)
モロッコ北端の街テトゥアンの旧市街は、レコンキスタの後にイスラム・ユダヤ両教徒によって再建された城塞都市。白い街並みが特徴的である。 スペインに近くアンダルシア地方の影響を受け国内でも独自の文化を醸成しており、これはスペイン・ムーア文化と呼ばれるものである。
登録国 モロッコ 登録年 1997年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) , (v) -
サン・ルイス歴史地区
ブラジル北東部に位置するサンルイス歴史地区であり、かつて砂糖や綿花の貿易港として栄えた。 この地はブラジルで唯一フランス人が建設した街である。その後オランダやポルトガルなど支配を変えたことでも知られる。 中心部には、当初の基盤目模様の街路設計が完全な形で残されている。20世紀初期に経済不況が起こったため多数の歴史的建造物が生き残っている。
登録国 ブラジル 登録年 1997年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv) , (v)