負の遺産/墓 / 廟/環礁 の世界遺産
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世界遺産条約では定義されていないが、人類が犯した過ちを記憶にとどめ教訓とする遺産とされている。
例えば戦争や奴隷制、人種差別に関わる遺産を指すとされているが明確な定義が無いためにどれを含めるかに関してはそれぞれ見解が異なるところではある。
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曲阜の孔廟、孔林、孔府
山東省曲阜市は、紀元前6世紀に孔子が誕生した地である。 孔子を祀った孔廟、孔子の子孫が暮らした孔府、そして孔家代々の墓所である孔林、これらを合わせて「三孔」いう。 特に孔廟は魯の哀公が孔子の居所を改築し廟に改めたことに端を発し、中国三代宮殿建築のひとつとされている。
登録国 中国 登録年 1994年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (iv) , (vi) -
ヴィチェンツァ市街とヴェネト地方のパッラーディオ様式の別荘群
ベネト州ヴィチェンツァは紀元前よりの古い町であるが、16世紀にひとりの建築家によってルネサンス都市に生まれ変わった。 この地に生まれた建築家アンドレア・パラーディオは古代ローマ建築をモデルに、もとあった建造物を新たなデザインで刷新した。生誕地の周辺には、古典的形式美の極致とされるヴィッラ・カブラ(ラ・ロトンダ)や、オリンピコ劇場などの作品が多数残る。...
登録国 イタリア 登録年 1994年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) -
スクーグシュルコゴーデン
スウェーデンの首都ストックホルムに位置する共同墓地。 後に同国を代表する建築家になる若き日のエリック・グンナール・アスプルンドとシグード・ローレンツが設計を手がけ、1917~1920年に自然との調和をテーマにしこの墓地は造られた。また、「森の火葬場」に至っては完成まで長い年月を擁し、最終的に1940年の竣工となった。 もとは松林や砂利採掘場だった...
登録国 スウェーデン 登録年 1994年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) -
イェリング墳墓群、ルーン文字石碑群と教会
デンマーク王国の発祥地であるイェリングにある墳墓と石碑及び教会の文化遺産。ユトランド半島の東部に位置する本遺産は、10世紀頃に成立したデンマーク王権とキリスト教の普及を示している。 古代ゲルマン文字であるルーン文字が刻まれた石には、ハーラル青歯王によるデンマーク・ノルウェーの征服とキリスト教への改宗が記されている。 異教の文化である墳墓と、キリスト教...
登録国 デンマーク 登録年 1994年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) -
クヴェートリンブルクの聖堂参事会教会、城と旧市街
旧東ドイツ南東部ザクセン地方に位置する都市。 10世紀頃には東フランク王ハインリヒ1世の宮殿が建てられ同国の首都となり、中世からは交易都市として繁栄した。 旧市街にはハーフティンバー方式で建てられた木造軸組の美しい建物が1200軒ほど立ち並び中世ヨーロッパの街並みを残している。また聖セルバティウス教会は重厚なロマネスク建築様式の傑作である。
登録国 ドイツ 登録年 1994年 分類 文化遺産 登録基準 (iv) -
ビルカとホーヴゴーデン
スウェーデンの首都ストックホルム西方に位置するメーラレン湖に浮かぶ二つの島に残るヴァイキングの遺跡。 ビョルケー島にはビルカの遺跡が、アルデスエー島にはホーブゴーデンの遺跡が残る。
登録国 スウェーデン 登録年 1993年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv) -
バンスカー・シュティアヴニツァ歴史地区と近隣の工業建築物群
スロヴァキア、バンスカー・ビストリツァ県の金・銀の採れた鉱山都市である。 世界で初めて火薬を使って採掘を行われたり、また18世紀には蒸気を使用した方法が採用されるなど常に先端の技術が用いられてきた。 街には鉱業会館や聖堂などが残されている。
登録国 スロバキア 登録年 1993年 分類 文化遺産 登録基準 (iv) , (v) -
レヴォチャ歴史地区、スピシュスキー城及びその関連する文化財
スロバキアの高原にそびえる壮大な廃墟であるスピシュスキー城(スピシュ城)。 13~14世紀東欧の軍事・政治・宗教を象徴しているこの城塞は、ロマネスクやゴシック建築が特徴的であり東欧最大規模を誇っていた。 聖職者の居住地区として作られた城下町スピシュスケー・ボドフラジェには聖堂などの歴史的な建造物が残っている。 2009年、城塞の内側に造られたレヴォ...
登録国 スロバキア 登録年 1993年 分類 文化遺産 登録基準 (iv) -
トゥバタハ岩礁自然公園
フィリピン諸島南西のパラワン島の東に位置する岩礁や珊瑚礁を含む自然公園。 手付かずの自然が残っており、鳥類の棲息地やウミガメの産卵地などになっている。 1993年に「トゥバタハ岩礁海中公園」として登録されたが、2009年に範囲が拡大され「トゥパタハ岩礁自然公園」と名称が改められた。
登録国 フィリピン 登録年 1993年 分類 自然遺産 登録基準 (vii) , (ix) , (x) -
ボイン渓谷の遺跡群(ブルー・ナ・ボーニャ)
天文考古学的にも重要な意味を持ったニューグレンジ、ノウス、ドウスという主要3墳墓を含む遺跡。「ブルーナボーニャ(Brú na Bóinne)」は「ボインの宮殿」の意である。 1993年に登録され、2013年に登録名が変更された。
登録国 アイルランド 登録年 1993年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (iii) , (iv) -
デリーのフマユーン廟
首都デリーにある、ムガル帝国の第2代皇帝フマーユーンの墓廟。 ペルシア人の指揮のもと作られたこの建築物は、ペルシア式とインド式の見事な融合によって完成した。 インドにおけるイスラーム建築の傑作のひとつとされており、その建築スタイルはタージ・マハルにも影響を与えたと言われる。
登録国 インド 登録年 1993年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) -
チェスキー・クルムロフ歴史地区
チェコ・南ボヘミア州の、クルムロフ城などの建造物で知られる小都市。 13世紀に城館が築かれたことにはじまり、14世紀〜16世紀にかけて繁栄した。その美しさから「眠れる森の美女」や「世界一美しい街」などと称される。
登録国 チェコ 登録年 1992年 分類 文化遺産 登録基準 (iv) -
ノヴゴロドの文化財とその周辺地区
ノヴゴロドはロシアの北西連邦管区、ノヴゴロド州の州都である。 12~15世紀に自由都市国家ノブゴロド公国は、ヨーロッパとロシアを結ぶ貿易の中心地として栄えた。 1040〜1050年に建てられた聖ソフィア大聖堂は、内部がモザイクで装飾されており、外側にはタマネギ型のクーポラ(円屋根)を備えたザンチン様式建築の好例である。
登録国 ロシア 登録年 1992年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) , (vi)