危機遺産/イスラム教/旧市街・歴史地区 の世界遺産
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「危機にさらされている世界遺産リスト」に登録されている遺産を指す。
登録遺産が重大かつ明確な危険にさらされており、世界遺産条約に基づく援助が当該遺産に要請されているなどした場合、世界遺産委員会により危機リストに登録される。
リストに登録されると世界遺産センターや各国政府、民間企業などから財政的及び技術的支援を受けることが出来る。
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ハンザ同盟都市ヴィスビュー
スウェーデンのバルト海上に浮かぶ島、ゴットランド島にあるハンザ都市ヴィスビュー(ヴィスビーとも)。 古くはバイキングの拠点だったが、12~14世紀にはハンザ同盟の中で重要な位置を占めた。多くの建物が16世紀に同じハンザ都市であるドイツのリューベックに破壊された。 またこの地には多くの聖堂が建てられたが、現存するのは13世紀に建てられた聖母マリア大聖堂
登録国 スウェーデン 登録年 1995年 分類 文化遺産 登録基準 (iv) , (v) -
アグテレック・カルストとスロバキア・カルストの洞窟群
ハンガリーおよびスロバキアに跨る鍾乳洞群であり、トランスバウンダリーサイト(複数国登録遺産)。 ハンガリーのアグテレック国立公園と、スロバキアのスロヴェンスキー・クラス国立公園からなる。 特にハンガリー側のバラドゥラ・ドミツァ洞窟は複雑に入り組んでおり、世界最大の石筍が見られるほか、その音響効果から洞窟内でオペラのコンサートが開かれるといった催しも...
登録国 ハンガリー , スロバキア 登録年 1995年 分類 自然遺産 登録基準 (viii) -
クトナー・ホラ:聖バルボラ教会とセドレツの聖母マリア大聖堂のある歴史都市
チェコ中部に位置する、かつてのボヘミア王国第2の中世都市クトナー・ホラ。 13世紀に発見された銀鉱山の採掘で発展した。14世紀には記念碑的建造物が多く造られ、後期ゴシック様式の聖バルボラ教会は建築家ジョン・パーラーの設計で14世紀末から160年の年月をかけて完成した。郊外のセドレツ地区には、13世紀にゴシック様式で作られたものの18世紀初期にバロック様式に修復された聖...
登録国 チェコ 登録年 1995年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) -
ルーネンバーグ旧市街
カナダ、ノバスコシア州の大西洋岸に1753年建設されたイギリスの植民都市。 大英帝国の北米植民地の特徴、街並み、景観点が評価されており、ヴィクトリア朝建築も残っている。また、木造建築の保存状態も良い。
登録国 カナダ 登録年 1995年 分類 文化遺産 登録基準 (iv) , (v) -
サンタ・クルス・デ・モンポスの歴史地区
コロンビア北部、カタルヘナ南方250km程に位置する都市サンタ・クルス・デ・モンポス。 1540年、南米北部の重要な拠点としてスペイン人のカルタヘナ総督フアン・デ・サンタ・クルスが建設した。16~18世紀にはマグダレナ川の両岸に発展したが、川の流れが変わるとともに衰退した。 歴史地区にで建設当時の都市景観の統一感を保っており、サンタ・バルバラ教会堂や修道...
登録国 コロンビア 登録年 1995年 分類 文化遺産 登録基準 (iv) , (v) -
ヴィチェンツァ市街とヴェネト地方のパッラーディオ様式の別荘群
ベネト州ヴィチェンツァは紀元前よりの古い町であるが、16世紀にひとりの建築家によってルネサンス都市に生まれ変わった。 この地に生まれた建築家アンドレア・パラーディオは古代ローマ建築をモデルに、もとあった建造物を新たなデザインで刷新した。生誕地の周辺には、古典的形式美の極致とされるヴィッラ・カブラ(ラ・ロトンダ)や、オリンピコ劇場などの作品が多数残る。...
登録国 イタリア 登録年 1994年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) -
オーストラリアの哺乳類化石地域(リヴァーズレー/ナラコーアテ)
オーストラリア大陸の南と北に位置する、哺乳類の化石が発掘された二つの地区。 クイーンズランド州・リバーズレーでは2500万~500万年前の化石が発見された。 一方南オーストラリア州のナラコーアテでは20万~1万8000年前の化石が発見された。特に洞窟内で見つかったティラコレオ(フクロライオン)の化石が有名である。
登録国 オーストラリア 登録年 1994年 分類 自然遺産 登録基準 (viii) , (ix) -
ルクセンブルク市:その古い街並みと要塞群
ベネルクスの一角、ルクセンブルクの首都であるルクセンブルク市に残る歴史的な城壁と街並。 標高500mにあるこの街は欧州における要衝の地として城塞が築かれた。 ブルゴーニュ公国、ハプスブルク家、スペイン、フランスなどの支配が及ぶ中で城塞は改良が加えられ、現在の街並みと共にその姿を残している。
登録国 ルクセンブルク 登録年 1994年 分類 文化遺産 登録基準 (iv) -
ヴィリニュスの歴史地区
リトアニア最大の都市にして首都のヴィリニュス(ヴィルニュスとも)。13~18世紀後半までリトアニア大公国の首都として栄えた、歴史のある旧市街。 バロック、ゴシック、ルネサンスといった多様な建築様式の建造物が多数残されており、 ゲディミナス城、聖ニコライ教会、聖ペテロ・パウロ教会、夜明けの門などが残る。
登録国 リトアニア 登録年 1994年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) -
ハロン湾 - カットバ諸島
ベトナム北東部に位置する、中国の武陵源や桂林に似ているため「海の桂林」とも称される景勝地である。 3000余りともいわれる大小様々な形の石灰岩の島が点在しており、無人島にはフランソワリーフモンキーやファイールルトンが生息している。 2000年に登録基準が追加され、2023年にはカットバ島を含むエリアが拡張登録され名称も現在のものに変更された。
登録国 ベトナム 登録年 1994年 分類 自然遺産 登録基準 (vii) , (viii) -
クヴェートリンブルクの聖堂参事会教会、城と旧市街
旧東ドイツ南東部ザクセン地方に位置する都市。 10世紀頃には東フランク王ハインリヒ1世の宮殿が建てられ同国の首都となり、中世からは交易都市として繁栄した。 旧市街にはハーフティンバー方式で建てられた木造軸組の美しい建物が1200軒ほど立ち並び中世ヨーロッパの街並みを残している。また聖セルバティウス教会は重厚なロマネスク建築様式の傑作である。
登録国 ドイツ 登録年 1994年 分類 文化遺産 登録基準 (iv)