シリアルノミネーションサイト/氷河/城・宮殿 の世界遺産
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シリアル・ノミネーション・サイトとは「連続性のある遺産」のこと。必然的に構成資産が複数となる。
これらの遺産はひとつひとつが普遍的価値を有している必要がなく、全体として顕著な普遍的価値を持っていれば世界遺産となることが出来る。
文化遺産で言えば同一の歴史・文化を有すること、自然遺産で言えば同じ地質・生態系などを有することが重要視されており、それらの構成資産をつなぐストーリーも重視される傾向がある。
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スイス・アルプス ユングフラウ‐アレッチュ
スイス南部のアルプス山脈の高峰ユングフラウ(若き乙女の意)や、アイガー、メンヒといった4000m級の高峰が連なる一帯。 アルプス最大であるアレッチュ氷河によって侵食され生み出された氷河地形が特徴的である。また、周辺の自然美を背景に多くの美術や文学作品も生み出されてきた。 2001年に世界遺産登録された際の名称は「ユングフラウ - アレッチ - ビー...
登録国 スイス 登録年 2001年 分類 自然遺産 登録基準 (vii) , (viii) , (ix) -
サマルカンド-文化交差路
ウズベキスタン東部、シルクロードの中央部であり紀元前6世紀から要衝として栄えたサマルカンド。 「サマル」は「人々が出会う」、「カンド」は「街」の意味で、知られる中央アジア最古の都市。 12~13世紀には商業都市として、14世紀にティムールによってティムール朝の首都に定められると再度繁栄した。 街の名の通り諸文化の融合する地であり、レギスタン広場にイスラー...
登録国 ウズベキスタン 登録年 2001年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) , (iv) -
アランフエスの文化的景観
ロドリーゴ作曲の『アランフェス協奏曲』によって世界中に知られたこの地は、スペインの首都マドリードの南約30km、タホ川の南にあるフェリペ2世時代からの王領地であり、王家の夏の離宮。 フランスにルーツを持つブルボン家はヴェルサイユ宮殿を模した宮殿やフランス式バロック庭園を建設した。 幾何学的な水路や庭園のデザインは人口と自然との調和が図られており、...
登録国 スペイン 登録年 2001年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) -
ギマランイス歴史地区とクーロス地区
ポルトガル北部、サンタ・カタリナ山脈の麓に開けた小都市ギラマンイス。 12世紀にポルトガルの初代国王となるアフォンソ・エンリケス(アフォンソ1世)が生誕した地である。ギマランイス城など60もの歴史的建造物が残る。 また、"ポルトガルここに誕生す"の文字がトウラル広場の壁に書かれていることで知られる。 登録当初は「ギマランイス歴史地区」であったが、...
登録国 ポルトガル 登録年 2001年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iii) , (iv) -
エッサウィラのメディナ(旧名モガドール)
モロッコ南西部、マラケシ州西部のヨーロッパ風港湾都市。 1765年フランスの築城専門家、ヴォーバンの弟子であるニコラ・テオドール・コルニュ設計の城を中心に計画的に建設された都市。 イスラムの街並みとヨーロッパ風軍事建築が融合した調和を示している。
登録国 モロッコ 登録年 2001年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) -
ヤヴォルとシフィドニツァの平和教会群
ポーランド南西部のバゥブジフ州に位置するヤヴォルとシフィドニツァの2つの平和教会。 共に17世紀中頃の宗教紛争の時建設されたものであり、木造教会としてはヨーロッパ最大であった。 三十年戦争を経てこの地ではカトリックが優位となったが、プロテスタントに対する寛容性を示すためにこれらの平和教会はカトリック的様式でありつつも新教のルター派教会と...
登録国 ポーランド 登録年 2001年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv) , (vi) -
ドーセット及び東デヴォン海岸
イギリス南部、ドーセットと東デボン海岸に沿う崖では三畳紀・ジュラ紀・白亜紀といった中生代においての地球の形成過程を今に残す地層、地形、化石をみることができる。 魚竜イクチオサウルスやアンモナイト等、この地で発見される多種多様な化石は古生物学の研究するにおいて貴重な資料となっている。
登録国 イギリス 登録年 2001年 分類 自然遺産 登録基準 (viii) -
コルドバのイエズス会管区と農園跡
アルゼンチン中北部、かつてはイエズス会管区の中心であったコルドバでは、イエズス会神学校、教会、イエズス会士居住地などが並んでいる。 エスタンシアと呼ばれる農業共同体の跡が5箇所遺産登録されている。
登録国 アルゼンチン 登録年 2000年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) -
バミューダ島の古都セント・ジョージと関連要塞群
北大西洋に浮かぶ、イギリス領バミューダ諸島の主島バミューダ島。 島の東部に位置するセント・ジョージの町は、イギリスが海外に進出した最も初期の植民都市として知られる。 重要建築物、ターカー・ハウスや18世紀のセント・ピーターズ教会など、歴史を物語る史跡が残されている。 海岸部にみられる要塞群は、17世紀以降イギリスが軍事的に発展した様子を今に伝え...
登録国 イギリス 登録年 2000年 分類 文化遺産 登録基準 (iv) -
エチミアジンの大聖堂と教会群及びズヴァルトノツの古代遺跡
トルコのアララト山の北に約50km程、アルメニア中西部エチミアツィンの町はキリスト教世界となった4世紀に独自の狭義をもつアルメニア教会の中心地となり、301年にアルメニア教会初の大主教座が置かれた。 その後改修されたビザンツ様式の特徴を示している。 ズヴァルトノツでは7世紀創建の聖堂や王宮の跡が残る。
登録国 アルメニア 登録年 2000年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iii) -
ゲガルト修道院とアザート川上流域
アルメニア中西部、アザート渓谷で石灰岩を掘り抜いて建造された多数の洞窟内に作られた修道院。 現在の建築物は13世紀のもので主教会が岩壁の外側にそびえる。 ゲガルトとは槍のことで、キリストの磔刑に使用されたとされる「聖槍」がここで見つかったことに由来して名付けられた。
登録国 アルメニア 登録年 2000年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) -
安徽南部の古村落-西逓・宏村
西逓村(せいていそん)と宏村(こうそん)は共に安徽省黄山市にある村落である。 この伝統的な二つの村は、昔ながらの慎ましい生活様式を送る人々が今なお暮らしており、広範囲に渡り過去の集落の様子が良好に保存されていることから世界遺産登録に至った。
登録国 中国 登録年 2000年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv) , (v) -
グヌン・ムル国立公園
ボルネオ(カリマンタン)島のマレーシア領内、カルスト地形の山が特徴的な国立公園。 グヌン・ムルとは「ムル山」の意味である。 ディア・ケイブと呼ばれる世界最長級の洞窟を有しており、大量のコウモリが見られることでも知られている。
登録国 マレーシア 登録年 2000年 分類 自然遺産 登録基準 (vii) , (viii) , (ix) , (x) -
ミール地方の城と関連建物群
ベラルーシ中西部に建つミール城。 相次いで支配者が交代したことにより様々な建築様式で改修が加えられてきた。15世紀末、イリイニチ家による創建時にはゴシック様式で複数のレンガ造塔を持っており、後にルネサンス、バロック様式と相次いで改築された。 ナポレオン戦争で建物は損傷したが19世紀末に修復され、現在は博物館として利用されている。
登録国 ベラルーシ 登録年 2000年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) -
建築家ヴィクトール・オルタによる主な邸宅群(ブリュッセル)
ベルギーの首都ブリュッセルには、アール・ヌーヴォー様式の先駆者の一人であるヴィクトール・オルタの設計による著名な邸宅建築が残る。 構成遺産はタッセル邸、ソルヴェイ邸、ヴァン・エドヴェルド(ファン・エートヴェルド)邸、ヴィクトル・オルタの住宅である。 これらの4つの都市住宅は、「総合芸術としての建築」というテーマが内装にも表れており、革命的様式であっ...
登録国 ベルギー 登録年 2000年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) , (iv)