負の遺産/壁画/森林 の世界遺産
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世界遺産条約では定義されていないが、人類が犯した過ちを記憶にとどめ教訓とする遺産とされている。
例えば戦争や奴隷制、人種差別に関わる遺産を指すとされているが明確な定義が無いためにどれを含めるかに関してはそれぞれ見解が異なるところではある。
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ランギリ・ダンブッラの石窟寺院
スリランカ、キャンディの北に位置し文化三角地帯の中央にあるダンブッラの、岩山中腹に作られた同国最大の石窟寺院。 80以上もの洞窟が存在し、寺院は紀元前より建設された。各洞窟には横たわる涅槃仏や多くの彫像や絵画などが残されている。 2019年の第43回世界遺産委員会において「ダンブッラの黄金寺院(英名:Golden Temple of Dambulla)」から現在の名称(英名:Rangiri Damb...
登録国 スリランカ 登録年 1991年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (vi) -
ウジュン・クロン国立公園
ウジュン・クロン国立公園はジャワ島西部に位置し、インドネシアとして初の国立公園として指定された熱帯植物が生い茂る場所である。 絶滅危惧であるバンテンやジャワサイなどの生息地として知られる。 1883年にクラカタウ火山が噴火したサイはこの地も大きな被害を受けた。
登録国 インドネシア 登録年 1991年 分類 自然遺産 登録基準 (vii) , (x) -
トゥンヤイ-ファイ・カ・ケン野生生物保護区群
タイ中西部、ミャンマー寄りに位置する二つの野生生物保護区。 ひとつはトゥンヤイ・ナレースワン野生生物保護区で、面積が約3,200km² もうひとつはフワイ・カーケン野生生物保護区で、面積2,570km² 東南アジアにおいて有数の規模を誇る地域に、多くの絶滅危惧種や手付かずの自然が残されていることによりタイ初の自然遺産として登録された。
登録国 タイ 登録年 1991年 分類 自然遺産 登録基準 (vii) , (ix) , (x) -
セラ・ダ・カピバラ国立公園
ブラジル、ピアウイ州にある考古遺跡を保護する目的で設立された国立公園。 世界最多の洞窟壁画が残されており、先史時代の生活や儀式、動物などを知ることが出来るという点で大変貴重なものである。 これらの発見によりアメリカ大陸での人類の期限が塗り替えられることとなった。
登録国 ブラジル 登録年 1991年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) -
アンドレファナの乾燥林
英名:Andrefana Dry Forests マダガスカル島の西部、マジュンガ州に広がるカルスト台地の景観とその自然保護区。 風雨によって削られた石灰岩の尖塔が台地に林立しており、原生林が台地・渓谷を覆っている。『ツィンギ』とは「動物の住めない土地」という意味であるが、多くの種類の生物が生息している。 レムールというキツネザル、ベローシファカ、カメレオン、絶...
登録国 マダガスカル 登録年 1990年 分類 自然遺産 登録基準 (vii) , (ix) , (x) -
古代都市チチェン・イッツァ
メキシコ東部・ユカタン半島先端部に近い北部平原のセノーテ(地下泉)の上に築かれた遺跡。 マヤ文明とトルテカの文化が融合し作られたピラミッド型の神殿、壁画、彫像が点在している。 象徴的にそびえるピラミッドエル・カスティーリョの上部にはククルカン神殿が築かれており、春分・秋分の年二回階段部分に蛇の形の影が浮かび上がる仕掛けは高度な天文学知識をう...
登録国 メキシコ 登録年 1988年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) , (iii) -
クインズランドの湿潤熱帯地域
オーストラリア北東部、グレートバリアリーフやグレートディヴァイディング山脈に沿って広がる熱帯雨林地帯。 数多くの国立公園や保護区で構成されており、敷地内には世界最古級の熱帯雨林や絶滅危惧種ニオイネズミカンガルーなどを見ることができる。 ケアンズを拠点とした観光地としても親しまれている。
登録国 オーストラリア 登録年 1988年 分類 自然遺産 登録基準 (vii) , (viii) , (ix) , (x) -
シンハラジャ森林保護区
スリランカ南部に位置する、低地雨林に囲まれた国立公園。シンハラジャとは「ライオンの王国」という意味である。 その範囲はさほど大規模ではないにも関わらず、数多くの動植物の固有種の宝庫となっている。
登録国 スリランカ 登録年 1988年 分類 自然遺産 登録基準 (ix) , (x) -
スンダルバンス国立公園
インド東部の西ベンガル州にある国立公園。 ここには世界最大規模のマングローブ林が広がっている。 減少が顕著なベンガルトラの保護区にもなっており、トラの生息数はインドでも特に多い。
登録国 インド 登録年 1987年 分類 自然遺産 登録基準 (ix) , (x) -
キリマンジャロ国立公園
タンザニア北部、ケニヤ国境付近にそびえるアフリカの最高峰(標高5,895m)キリマンジャロを中心とした赤道直下の国立公園。 山の中央に西からシラー峰、キボ峰、マウェンジ峰と並んでおり、特にシラー峰は現地のマサイ族から「神の家」と呼ばれている。 典型的な垂直分布が見られ、サバンナ、熱帯雨林のジャングル、ヒース、湿地帯から氷河まで様々な気候帯を凝縮し...
登録国 タンザニア 登録年 1987年 分類 自然遺産 登録基準 (vii) -
ストゥデニツァ修道院
セルビア中央部、クラリェヴォの南西39 km のストゥデニツァ湖畔に位置するセルビア正教会最大級の修道院。 12世紀に中世セルビア王国の建国者でありネマニッチ朝の始祖ステファン・ネマニャによって建設された。 聖堂内にはセルビア美術の傑作と言われるキリストの磔刑という13世紀に描かれたフレスコ画が現存している。
登録国 セルビア 登録年 1986年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) , (iv) , (vi) -
オーストラリアのゴンドワナ雨林
オーストラリア、クイーンズランド州とニューサウスウェールズ州の一部に跨り、多数の国立公園や自然保護区からなる。 ナンキョクブナ等の太古からの森林地帯に希少生物が棲息している。 1986年に世界遺産登録され、1994年に登録範囲が拡大された。
登録国 オーストラリア 登録年 1986年 分類 自然遺産 登録基準 (viii) , (ix) , (x) -
マナス野生生物保護区
インド北東部、アッサム州にある国立公園。 密漁やテロを理由に1992〜2011年の間危機遺産に登録されていた。 世界最小のコビトイノシシや黄金の猿ゴールデンラングールなどの希少種が生息している。
登録国 インド 登録年 1985年 分類 自然遺産 登録基準 (vii) , (ix) , (x) -
トロードス地方の壁画教会群
キプロス島西部のトロードス山脈の丘陵地帯に点在する複数の教会群。 島は7~10世紀までイスラーム勢力が支配下にあったが、キリスト教徒に奪還されると十字軍の本拠地として繁栄した。 11〜16世紀に作られた教会群は土台が石造りの木造建築であり、ビザンチン絵画の傑作とされる様々なテーマのフレスコ画が残っている。特に11世紀に建てられた「屋根の聖ニコラス教会」には...
登録国 キプロス 登録年 1985年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iii) , (iv)