危機遺産/旧市街・歴史地区/交易路・巡礼路 の世界遺産
選択した項目: 危機遺産/旧市街・歴史地区/交易路・巡礼路
「危機にさらされている世界遺産リスト」に登録されている遺産を指す。
登録遺産が重大かつ明確な危険にさらされており、世界遺産条約に基づく援助が当該遺産に要請されているなどした場合、世界遺産委員会により危機リストに登録される。
リストに登録されると世界遺産センターや各国政府、民間企業などから財政的及び技術的支援を受けることが出来る。
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ハルシュタット-ダッハシュタイン・ザルツカンマーグートの文化的景観
オーストリア中部ザルツカンマーグート地方の風光明媚なハルシュタット湖とダッハシュタイン山の生み出す文化的景観。 古来よりこの地では岩塩の採掘が行われてきた。その営みは先史時代にまで遡り、青銅器時代の遺物などが発見されており、一連の遺跡の文化はこの地の名称に因みハルシュタット文化と名付けられている。 中世、この岩塩鉱が神聖ローマ帝国により国有...
登録国 オーストリア 登録年 1997年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv) -
港町ヴィレムスタット歴史地域、キュラソー島
カリブ海に浮かぶオランダの自治領・キュラソー島にあるヴィレムスタットの歴史地区。 オランダが1634年に、クラサオ島(キュラソー島)をスペインから奪取して領有を始め、以後発展させてきたこの歴史地区の建造物は、オランダ・スペイン・ポルトガルの様式で建設されている。 1997年に世界遺産登録された時の名称は「オランダ領アンティルの港町ウィレムスタットの歴史地区」であ...
登録国 オランダ 登録年 1997年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) , (v) -
カルカッソンヌの歴史的城塞都市
フランス南部、ピレネー山脈を挟んでスペインと接し、ヨーロッパ最大規模の城壁で知られる中世城塞都市カルカッソンヌ(カルカソンヌ)。 丘の上の町を囲む二重の城壁は、隣国からの防御の為に西ゴート・ロマネスク時代の一部を取り込みつつ13~14世紀に完成した。 1659年にスペインとの国境を設定したピレネー条約により防衛戦略上の重要性を失い荒廃したが、1844年<...
登録国 フランス 登録年 1997年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) -
パナマ・ビエホ古代遺跡とパナマの歴史地区
パナマはスペイン人によって征服された、太平洋岸における最初の植民地である。 1671年にイギリスの海賊ヘンリー・モーガンによって街は破壊され、その一帯が「パナマ・ビエホ」(古いパナマ)と呼ばれることになった。 その後少し離れた場所に再建され発展した新しいパナマの歴史地区は、パナマ・シティの中心部に位置し、建造物はスペイン、フランス及び原住民の諸様式の混...
登録国 パナマ 登録年 1997年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) , (vi) -
トゥルカナ湖国立公園群
ケニア北部のトゥルカナ湖に位置するシビロイ国立公園、セントラル・アイランド国立湖園、サウス・アイランド国立公園の3つの公園群。 この湖には多様な野鳥が生活しており、またナイルワニの繁殖地であり、哺乳類化石の産地でもある。 2018年の第42回世界遺産委員会で危機遺産リストに記載された。
登録国 ケニア 登録年 1997年 分類 自然遺産 登録基準 (viii) , (x) -
オカピ野生生物保護区
コンゴ民主共和国の北東部の、世界三大珍獣とも言われるオカピの住む保護区。 オカピはイギリス人探検家ヘンリー・ジョンストンによって発見された世界でも30、000頭ほどしかいない「顔がキリン・体がシマウマ」という変わった動物で、うち5、000頭がこの保護区にいる。 またここはアフリカ最古の先住民ピグミー族が暮らしており、オカピという名も彼らの命名である。
登録国 コンゴ民主共和国 登録年 1996年 分類 自然遺産 登録基準 (x) -
ポルト歴史地区:ルイス1世橋およびセラ・ド・ピラール修道院
ポルトガル西部、ドナウ川の河口に位置するポルトは同国の名の由来となった商都である。 ポートワインの積み出し港として、また海洋通商の中心地として発展してきた。 フェルナンド王の市壁の内側が登録対象で、ルイス1世橋やセラ・ド・ピラール修道院などが残る。
登録国 ポルトガル 登録年 1996年 分類 文化遺産 登録基準 (iv) -
ケレタロの歴史史跡地区
ケレタロは1531年に建設されたメキシコ中部の州都である。 74のアーチを持つ水道橋が象徴的なこの街には、17世紀にサンタ・クララ教会堂が建設された。黄金の祭壇には心臓の彫刻が施され、原住民の風習を想起させる作りである。
登録国 メキシコ 登録年 1996年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) -
ウワダン、シンゲッティ、ティシット及びウワラタの古い集落
モーリタニアの4つの隊商都市、ウワダン、シンゲッティ。ティシット、ウラワタ。 これらはサハラ砂漠を通過する隊商の交易・宗教の中心地として12世紀ごろから栄えた。これらの集落にはいずれも石造りの壁に囲まれたクサールという旧市街が残っている。
登録国 モーリタニア 登録年 1996年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv) , (v) -
ピエンツァの歴史地区
イタリア中部・トスカーナ地方に位置し、15世紀に再開発によって整備された計画都市。この地出身のローマ教皇ピウス二世にちなんでピエンツァという名になった。 建築家ベルナルド・ロッセリーノによる都市計画で「理想の街」を目指し、後のヨーロッパの都市建築に大きな影響を与えた。
登録国 イタリア 登録年 1996年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) , (iv) -
ザルツブルク市街の歴史地区
オーストリアのドイツ国境付近、紀元前より岩塩の交易によって栄え「塩の城」を意味するザルツブルクと名付けられた宗教都市。8世紀に司教座が置かれ、後に大司教座となった。 ホーエンザルツブルク城や、ドイツ語圏最古の男子修道院ザンクト・ペーター修道院などが残っている。
登録国 オーストリア 登録年 1996年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) , (vi) -
ルーネンバーグ旧市街
カナダ、ノバスコシア州の大西洋岸に1753年建設されたイギリスの植民都市。 大英帝国の北米植民地の特徴、街並み、景観点が評価されており、ヴィクトリア朝建築も残っている。また、木造建築の保存状態も良い。
登録国 カナダ 登録年 1995年 分類 文化遺産 登録基準 (iv) , (v) -
コロニア・デル・サクラメントの歴史地区
ウルグアイ南西部、ラ・プラタ川の河口に面したコロニア・デル・サクラメントの歴史地区。 17世紀にポルトガル人が戦略的拠点として建設した都市だが、18世紀にはスペイン領となった。こうした経緯のため歴史地区にはポルトガルとスペインの文化が混ざりあったコロニアル様式の建築物が立ち並んでいる。 この地区では景観保護のために、灯台とサグラード・サクラメント教会堂...
登録国 ウルグアイ 登録年 1995年 分類 文化遺産 登録基準 (iv) -
エディンバラの旧市街と新市街
スコットランドの首都として栄えたエディンバラの、中世の町並みを今に伝える旧市街と18世紀以降に整備された新市街からなる。 象徴的にそびえるエディンバラ城はノルマン様式で再建されたものであり、現在は軍事博物館になっている。城の東には現在も王室が居住するホリールードハウス宮殿が建っている。 一方の新市街は建築家ジェムズ・クレイグにより設計さ...
登録国 イギリス 登録年 1995年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) -
ハンザ同盟都市ヴィスビュー
スウェーデンのバルト海上に浮かぶ島、ゴットランド島にあるハンザ都市ヴィスビュー(ヴィスビーとも)。 古くはバイキングの拠点だったが、12~14世紀にはハンザ同盟の中で重要な位置を占めた。多くの建物が16世紀に同じハンザ都市であるドイツのリューベックに破壊された。 またこの地には多くの聖堂が建てられたが、現存するのは13世紀に建てられた聖母マリア大聖堂
登録国 スウェーデン 登録年 1995年 分類 文化遺産 登録基準 (iv) , (v) -
フィリピン・コルディリェーラの棚田群
フィリピン・ルソン島北部の山岳地帯に広がっているイフガオ族の作り出した棚田群。 約2000年前から棚田での農法が行われていたと言われており、棚田としては世界最大規模である。 その自然と人間の営みが文化的景観として認められた。
登録国 フィリピン 登録年 1995年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv) , (v)