(ii)/(vi)/(vii) の世界遺産
選択した項目: (ii)/(vi)/(vii)
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レナ川の石柱自然公園
ロシアの東部、サハ共和国を流れるレナ川の河岸にみられる、150mを超えるの高さの石柱が並ぶ独特の景観である。 これらは海底の上昇によって表出した石灰岩などからなり、摂氏-60℃から+40℃の、100℃に及ぶ寒暖差の影響で、凍結した氷が岩を砕いて作り出されたものである。また岩石中にはカンブリア紀の化石が含まれ、ここでしかみられない種も発掘されている。
登録国 ロシア 登録年 2012年 分類 自然遺産 登録基準 (viii) -
イエス生誕の地:ベツレヘムの聖誕教会と巡礼路
パレスチナ初の遺産として登録された。 エルサレムの南約10kmに位置する生誕教会は、コンスタンティヌス1世の時代である2世紀にイエスの生誕地と考えられてきた場所に建てられた。創始は339年だが、6世紀の火災により焼失後に再建されたものが現在に残る。顕著な初期教会建築の特徴が見られる。 構成資産には生誕教会の他、アレクサンドリアの聖カタリナ教会、フランシスコ会・アル...
登録国 パレスチナ 登録年 2012年 分類 文化遺産 登録基準 (iv) , (vi) -
バサリ地方:バサリ族、フラ族、ベディック族の文化的景観
セネガル南東部に位置する、バサリ地方の3つの民族と地区、バサリ族のサレマタ地区、ベディク族のバンダファシ地区、フラ族のダンデェフロ地区に残る文化的景観。 11世紀以降にこの地に居住した各民族は、それぞれの特徴を維持し、伝統的な風習や儀礼を継承しながら各地区の自然と調和した生活を送ってきた。
登録国 セネガル 登録年 2012年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (v) , (vi) -
水銀関連遺産:アルマデンとイドリヤ
スペインのアルマデンとスロベニアのイドリヤは、近年まで世界最大を誇った水銀鉱山のトランスバウンダリーサイト(国境を越えた世界遺産)である。現在スペインとスロベニアは地理的に隣り合った国では無いが、フェリペ2世の時代には同じ国の領土であり、一体となる遺産として登録となった。 古代や中世を起源とするこれらの水銀鉱山は、アマルガム法に不可欠な水銀の...
登録国 スロベニア , スペイン 登録年 2012年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) -
ワロン地方の主要な鉱山遺跡群
ベルギーのワロン地方における4件の鉱山群(グラン・オルニュ、ボワ=デュ=リュック、ボワ・デュ・カジエ、ブレニー=ミーヌ)。 炭坑の産業建築や炭坑街等が残っており、欧州において早い時期に確立されかつ最大規模であったことなどが評価された。
登録国 ベルギー 登録年 2012年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) -
ゴンバデ・カーブース
イラン北部、ゴレスターン州に位置する11世紀初頭に建設された高さ53mの墓塔。 壁面に刻まれた文章では、1006年にズィヤール朝4代皇帝のカーブースが自身のために建てたと記されている。 幾何学的なデザインで、内部は空洞となっており円筒状である。後にアナトリアから中央アジアまでこの塔の影響下にあると思われる建造物が作られることとなった。
登録国 イラン 登録年 2012年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) , (iii) , (iv) -
イスファハンのジャーメ・モスク
イランのイスファハーンにある、同国最古の「金曜モスク」である、ジャーメ・モスク(マスジャデ・ジャーメ)。 841年に建設が始まった金曜礼拝用の大規模なモスクであり、1979年に登録された世界遺産「イスファハーンのイマーム広場」に隣接している。 数世紀に渡って増改築が行われた結果、イラン・イスラム建築史の各時代が反映されており、特に11~12世紀の大改築時に、...
登録国 イラン 登録年 2012年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) -
イタリアのロンゴバルド族:権勢の足跡(568-774年)
ロンゴバルド王国の残した、イタリア半島全土に及ぶ要塞、教会、修道院を含む7つの建築群で構成される。 6世紀から8世紀にイタリア半島を広く統治したロンゴバルド族が、古代から中世へと変貌を遂げるヨーロッパ、イタリア半島でキリスト教的・文化的に重要な役割を果たしたことを証明している。
登録国 イタリア 登録年 2011年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iii) , (vi) -
アルフェルトのファグス工場
ドイツ、ニーダーザクセン州にある靴型工場。 設計はヴァルター・グロピウスで、1910年に着工し完成後から現在まで稼働を続けている。 靴工場として製造、発送、流通など、製造工程の全ての役割を担っており、その機能性もさることながら建築デザインの面でも特筆すべきところがあり、巨大なガラスを使用するなどモダニズムの萌芽を感じさせる建物群はバウハウスの先...
登録国 ドイツ 登録年 2011年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) -
胡朝(ホー王朝)の要塞
ベトナム、タインホア省に位置する胡朝(ホー王朝)の要塞は14世紀に建設された砦の遺跡である。 この城塞は風水原理に従って作られており、宋学が東アジア地域へ伝播した重要な証拠となっている。 現在は城門が残るのみである。
登録国 ベトナム 登録年 2011年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) -
ブリッジタウン歴史地区とその要塞
カリブ海、西インド諸島内の英連邦王国の島国バルバドス。17世紀から19世紀にかけて建てられた保存状態の良い歴史地区と防衛のために築かれた要塞群が登録対象である。 イギリス植民地建築の傑出した例である。 曲がりくねった街路が特徴的であり、他の植民都市(スペインやオランダのものは碁盤目状だった)と違うことで知られている。
登録国 バルバドス 登録年 2011年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iii) , (iv) -
平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群-
奥州藤原氏が浄土思想のもと、仏国土(浄土)をこの地に再現するために建立された仏教遺跡群。 聖なる山である金鶏山を取り囲むように作られた寺院や庭園からなる。
登録国 日本 登録年 2011年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (vi) -
ブコビナ・ダルマチアの主教座施設
ウクライナのチェルニウツィー作られた宗教建造物群。 チェコ人建築家ヨセフ・フラヴカの設計で1864〜82年に建設された。 ドームに覆われた十字架型の神学校教会や、男子修道院、庭園等が作られたこの地は、ビザンツの影響とともにウクライナの民族文化も取り入れられており、オーストリア・ハンガリー帝国の寛容性が示されている。
登録国 ウクライナ 登録年 2011年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iii) , (iv) -
ワディ・ラム保護地域
ヨルダン南部、サウジアラビアとの国境付近にある742㎢の地域で、複合遺産である。 狭い谷、アーチ状の岩石、切り立った崖や傾斜地、大規模な地すべり地形や洞窟などといった砂漠特有の景観がある。 約1万2000年にわたり人間と自然が共存してきたことを証明する考古学的遺跡群も残っており、約25,000の岩面彫刻と約20,000の碑文が確認されている。
登録国 ヨルダン 登録年 2011年 分類 複合遺産 登録基準 (iii) , (v) , (vii) -
杭州西湖の文化的景観
杭州市中心部に位置する西湖の景観は、西湖とそれを取り囲む様に存在する三方の丘からなり、古くから文化人や芸術家たちにインスピレーションを与えてきた。 13世紀に南宋が首都を置いた杭州は周辺に庭園や寺・廟などが数多く存在し、湖の眺望と相まって正に文化的な景観を形成している。この美しい景観は日本や韓国の庭園意匠にも影響を与えた。
登録国 中国 登録年 2011年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iii) , (vi) -
大地溝帯にある ケニアの湖沼群
ケニア中西部、グレート・リフト・バレーとも呼ばれる大地溝帯にある3つの連結した湖、ボゴリア個・ナクル湖・エレメンタイタ湖。 比較的浅く地下で繋がったこれらの湖はおよそ100種の渡り鳥の繁殖・休息地となっており、全世界の7割以上にもおよぶ150万羽ものフラミンゴの餌場となっている。そして13種の絶滅危惧種である鳥類生息地でもある。 また一帯にはクロサ...
登録国 ケニア 登録年 2011年 分類 自然遺産 登録基準 (vii) , (ix) , (x)