負の遺産/イスラム教/森林 の世界遺産
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世界遺産条約では定義されていないが、人類が犯した過ちを記憶にとどめ教訓とする遺産とされている。
例えば戦争や奴隷制、人種差別に関わる遺産を指すとされているが明確な定義が無いためにどれを含めるかに関してはそれぞれ見解が異なるところではある。
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アルタイのゴールデン・マウンテン
南シベリアのアルタイ山脈は、二つの大河の源流であり、中国やモンゴルに跨る。そのうちテレツコヤ湖、ベルーカ山、ウコック高原を中心とする地域が登録対象で、総面積は約161万haにおよぶ。 この地域は、ステップから高山植物までの、シベリア中部の高度による植生の変化を顕著に残すことが評価されている。また、ユキヒョウやアルタイ・アルガリといった絶滅危惧種の生息を確認する...
登録国 ロシア 登録年 1998年 分類 自然遺産 登録基準 (x) -
カディーシャ渓谷(聖なる谷)と神のスギの森(ホルシュ・アルツ・エル-ラーブ)
レバノン北部に位置するレバノン山脈のカディーシャ渓谷は、初期キリスト教の修行地の一つである。 近くにはレバノン杉数少ない群生地があり、古代の宗教的建造物の建材として用いられていた他、同国の国旗にも描かれているほど象徴的な木である。
登録国 レバノン 登録年 1998年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv) -
モルヌ・トロワ・ピトン国立公園
ドミニカ国は、カリブ海・小アンティル諸島に浮かぶ島国であり、モルヌ・トロワ・ピトン国立公園(モーン・トワ・ピトンとも)はその首都ロゾーに位置する。 熱帯雨林が繁茂しており、国立公園の中心に標高1,342mの火山であるトワ・ピトン山がそびえている。 いくつもの噴気孔や淡水湖、温泉湖であるボイリング・レイクがあり、世界最大のカブトムシであるヘラクレス・オオカ...
登録国 ドミニカ国 登録年 1997年 分類 自然遺産 登録基準 (viii) , (x) -
ケニア山国立公園/自然林
ケニア中部、ほぼ赤道直下にあるアフリカ第2の高山で標高5,199mのケニア山を含む国立公園。 山頂部には12の氷河が見られ、山麓には森林地帯が広がっている。寒さに対応すべく進化した固有種の高山植物ジャイアントロベリアなど、独自の進化を見ることもできる。 また、動物ではクロサイやアフリカゾウなど絶滅危惧種の避難所ともなっている。 1997年に世界遺産登録されたが...
登録国 ケニア 登録年 1997年 分類 自然遺産 登録基準 (vii) , (ix) -
カステル・デル・モンテ
イタリア南部・プーリア地方にある、神聖ローマ帝国皇帝フリードリヒ2世によって作られた城塞。 真上から見ると八角形をしており、それぞれの隅に八角形の小塔が設けられている。 フリードリヒ2世はイスラム文化への理解も深く、イスラム的オリエントとヨーロッパ・ゴシック建築が見事に融合した建築物として知られる。
登録国 イタリア 登録年 1996年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) , (iii) -
アグテレック・カルストとスロバキア・カルストの洞窟群
ハンガリーおよびスロバキアに跨る鍾乳洞群であり、トランスバウンダリーサイト(複数国登録遺産)。 ハンガリーのアグテレック国立公園と、スロバキアのスロヴェンスキー・クラス国立公園からなる。 特にハンガリー側のバラドゥラ・ドミツァ洞窟は複雑に入り組んでおり、世界最大の石筍が見られるほか、その音響効果から洞窟内でオペラのコンサートが開かれるといった催しも...
登録国 ハンガリー , スロバキア 登録年 1995年 分類 自然遺産 登録基準 (viii) -
ウォータートン・グレーシャー国際平和自然公園
アメリカ及びカナダをまたぐロッキー山脈の中央辺りに位置する。 アメリカ・モンタナ州のグレイシャー国立公園とカナダ・アルバータ州のウォータートン湖国立公園からなり、1932年に世界初の複数国にまたがる国際平和自然公園として指定された。
登録国 カナダ , アメリカ合衆国 登録年 1995年 分類 自然遺産 登録基準 (vii) , (ix) -
ロス・カティオス国立公園
コロンビア北西部、パナマ国境近くに広がりチョコ平原を流れるアトラト川流域の熱帯雨林に覆われた7万2,000haにも及ぶ広大な国立公園。 ちょうど中米と南米の境界にあたり、両者の生態系が混在していることで極めて多種多様な生物を見ることができる。オセロットやカピバラ等の特徴的な生物や、また多くの絶滅危惧種の存在が確認されている。 2009年から2015年までは不法伐採...
登録国 コロンビア 登録年 1994年 分類 自然遺産 登録基準 (ix) , (x) -
ハロン湾 - カットバ諸島
ベトナム北東部に位置する、中国の武陵源や桂林に似ているため「海の桂林」とも称される景勝地である。 3000余りともいわれる大小様々な形の石灰岩の島が点在しており、無人島にはフランソワリーフモンキーやファイールルトンが生息している。 2000年に登録基準が追加され、2023年にはカットバ島を含むエリアが拡張登録され名称も現在のものに変更された。
登録国 ベトナム 登録年 1994年 分類 自然遺産 登録基準 (vii) , (viii) -
オーストラリアの哺乳類化石地域(リヴァーズレー/ナラコーアテ)
オーストラリア大陸の南と北に位置する、哺乳類の化石が発掘された二つの地区。 クイーンズランド州・リバーズレーでは2500万~500万年前の化石が発見された。 一方南オーストラリア州のナラコーアテでは20万~1万8000年前の化石が発見された。特に洞窟内で見つかったティラコレオ(フクロライオン)の化石が有名である。
登録国 オーストラリア 登録年 1994年 分類 自然遺産 登録基準 (viii) , (ix) -
ブウィンディ原生国立公園
ウガンダ南西部に位置し、面積は約3万2000haに及ぶブヴィンディ原生国立公園は世界でも屈指のマウンテンゴリラの生息地。 森林と草原の接する地域であり、人が容易に立ち入れなかった為原生の自然が保たれた。100種を超える哺乳類や数百種の植物等が生息している。 密猟や内戦などで一時100頭程に減少したマウンテンゴリラであったが、世界の生息数の半数である300種まで回復...
登録国 ウガンダ 登録年 1994年 分類 自然遺産 登録基準 (vii) , (x)