城・宮殿/集落/農業 の世界遺産
選択した項目: 城・宮殿/集落/農業
-
乳香の土地:交易路と遺跡群
オマーン南部のドファール地方は世界最大の乳香(フランキンセンス)の産地であり、カンラン科の樹木から採れる乳香は、最も高価な香料のひとつ。 紀元前より乳香貿易で栄えたこの地の遺跡は、1990年代初期に衛星写真によって発見された。 構成遺産はサラーラのアルバリード遺跡やホールルーリのサムルラム遺跡等である。
登録国 オマーン 登録年 2000年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv) -
ロワール渓谷:シュリー・シュル・ロワールからシャロンヌまで
フランス中部に位置するロワール渓谷は、丘陵やブドウ畑が広がる風光明媚なロワール川流域にルネサンス様式の城館や邸宅が点在する文化的景観を誇る地域。シュリー・シュル・ロワールからシャロンヌまでの約200kmに及ぶ範囲が世界遺産登録された。 ローマ帝国末期にマルムティエ修道院が設立されるとこの一帯は発展し、15世紀にはシャルル7世が宮廷を移しその後数々の城・宮殿...
登録国 フランス 登録年 2000年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) , (iv) -
エーランド島南部の農業景観
スウェーデンの南端付近、バルト海に浮かぶ同国第二の島であるエーランド島南部に残る農業景観。 数千年の歴史を有す石灰岩を敷きつめた広い道がのびており、16〜18世紀に作られた大小400にものぼる風車が点在している。 また先史時代(青銅器時代や鉄器時代)の墓所も見られ、連綿とこの地で育まれてきた文化的景観を物語っている。
登録国 スウェーデン 登録年 2000年 分類 文化遺産 登録基準 (iv) , (v) -
中央アマゾン自然保護区群
ブラジル北西部にある「中欧アマゾン自然保護区群」はジャウー国立公園をはじめとした複数のエリアからなる自然保護区群。 ジャウー国立公園はアマゾン川流域最大の国立公園で、大変豊かな生態系をもつ地域であり「黒い川」とも呼ばれるジャウー川はブラックウォーター生態系の典型であり、浸水林バルゼアや泥炭湿地林イガポーなどを見ることが出来る。
登録国 ブラジル 登録年 2000年 分類 自然遺産 登録基準 (ix) , (x) -
スピエンヌの新石器時代の火打石の鉱山発掘地(モンス)
ベルギー南西部、エイノー州の州都であるモンス市に残る先史時代の鉱山遺跡。 まとまった古代採石場としては欧州最大・最古の遺跡が100haの範囲に広がっており、大規模な集落跡も発見された。 6,000年以上前からこの地では石英の火打石を採掘が行われていたと考えられており、その後新石器時代になると坑道が掘られ紀元前8世紀頃まで採掘は続いた。
登録国 ベルギー 登録年 2000年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (iii) , (iv) -
ベリンツォーナ旧市街にある3つの城、要塞及び城壁
スイス南部、ロンバルディア地方のティチーノ州に位置するベリンツォーナ旧市街にある、カステル・グランデ、モンテベッロ城、サッソ・コルバロ城の3つの城。 イタリアと西ヨーロッパとを繋ぐ要衝であり、アルプスの南北を繋ぐルートがこの辺りを通ることからティチーノ渓谷全体を見渡す岩山上にカステルグランデを中心とした城塞が築かれた。
登録国 スイス 登録年 2000年 分類 文化遺産 登録基準 (iv) -
ミール地方の城と関連建物群
ベラルーシ中西部に建つミール城。 相次いで支配者が交代したことにより様々な建築様式で改修が加えられてきた。15世紀末、イリイニチ家による創建時にはゴシック様式で複数のレンガ造塔を持っており、後にルネサンス、バロック様式と相次いで改築された。 ナポレオン戦争で建物は損傷したが19世紀末に修復され、現在は博物館として利用されている。
登録国 ベラルーシ 登録年 2000年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) -
デッサウ・ヴェルリッツの庭園王国
ドイツ中西部、ザクセン・アンハルト州にある18〜19世紀に造園された一大庭園地帯。 イギリスびいきであったデッサウ公爵レオポルト3世が、エルベ川支流の内湖沿いに、ヴェルリッツ庭園をはじめとした広大なイギリス式庭園を造営させ、水に恵まれた敷地内にドイツ新古典様式の建築物を配置した。 大陸ヨーロッパとして初の英国式庭園という点、そして英国の風景式庭園...
登録国 ドイツ 登録年 2000年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) -
安徽南部の古村落-西逓・宏村
西逓村(せいていそん)と宏村(こうそん)は共に安徽省黄山市にある村落である。 この伝統的な二つの村は、昔ながらの慎ましい生活様式を送る人々が今なお暮らしており、広範囲に渡り過去の集落の様子が良好に保存されていることから世界遺産登録に至った。
登録国 中国 登録年 2000年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv) , (v) -
琉球王国のグスク及び関連遺産群
沖縄地方において、14世紀から18世紀の間の琉球王国の特徴を示す文化遺産。 農村を基盤に成長した豪族「按司」が築いたグスク(城)という城塞建築を中心とした関連遺跡群からなる。 グスクには「拝所」と呼ばれる宗教的儀式を行う場を備えており、現在でも現地の人々の拠り所となっている。
登録国 日本 登録年 2000年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iii) , (vi) -
イシマンガリソ湿地公園
南アフリカ東部、クワズールー・ナタール州に位置する。 イシマンガリソとはズールー語で「驚異」という意味である。 アフリカ最大の入江として知られるセント・ルシア湖を中心に、沿岸沿いに南北約80kmに渡り広がる広大な湿地帯。亜熱帯と熱帯の境界域であることから多様な生態系をが見られる。 1999年に遺産登録された際の名称は「グレーター・セント・ルシア湿地公園」であった...
登録国 南アフリカ 登録年 1999年 分類 自然遺産 登録基準 (vii) , (ix) , (x) -
グラーツ市歴史地区とエッゲンベルグ城
オーストリア南東部、シュタイアーマルク州の州都で同国第二の都市グラーツ。 1999年に文化遺産として登録されたグラーツ市旧市街は、ムール河畔の丘陵に建てられた12世紀の城跡の麓に発達した街であり、16世紀のルネサンス様式の宮殿や同じく16世紀創設のグラーツ大学など歴史的な建造物が多く残っており、また天文学者ケプラーの居住地でもあった。 2010年に、17世紀の政治家エッ...
登録国 オーストリア 登録年 1999年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) -
サン・テミリオン地域
フランス、アキテーヌ地方のサン・テミリオン地域はボルドーワインの産地として有名。AOCワイン銘柄「サンテミリオン」で知られる。 この地域は往時の姿そのままに今もワイン醸造が営まれており、変わらないブドウ園の景観がみられる。 地名の由来ともなった聖エミリオンの弟子たちが一枚岩をくりぬいて作ったとされるモノリス教会 等のキリスト教遺産も残っており、...
登録国 フランス 登録年 1999年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv) -
ホルトバージ国立公園-プスタ
ハンガリー東部、ドナウ川と支流ティサ川流域に広がるプスタ(大平原:プッツァとも)。 ホルトバージの町を含んだその一部は「ホルトバージ国立公園」に指定されている。 森林はなく湿地帯で池や沼地、川が多く、大平原の草地が広がっている。街の近くにはハンガリー最古の石橋や歴史的建造物が残り、一帯が文化的景観として認定されている。
登録国 ハンガリー 登録年 1999年 分類 文化遺産 登録基準 (iv) , (v) -
プエルト・プリンセサ地下河川国立公園
フィリピン南西部のパラワン州都であるプエルト・プリンセサに広がる国立公園。 主島のパラワン島はフィリピン最後の楽園といわれており、豊かな自然が今も残っている。 鍾乳洞の下を流れる川が特徴的であり、地下川を探索するツアーが人気を博している。
登録国 フィリピン 登録年 1999年 分類 自然遺産 登録基準 (vii) , (x)