負の遺産/固有種/城・宮殿 の世界遺産
選択した項目: 負の遺産/固有種/城・宮殿
世界遺産条約では定義されていないが、人類が犯した過ちを記憶にとどめ教訓とする遺産とされている。
例えば戦争や奴隷制、人種差別に関わる遺産を指すとされているが明確な定義が無いためにどれを含めるかに関してはそれぞれ見解が異なるところではある。
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鼓浪嶼:歴史的共同租界
英名:Kulangsu: a Historic International Settlement 中国福建省厦門(アモイ)市に位置し、コロンス島とも呼ばれる島。 租界という行政自治権を持った外国人居留区が設けられた場所であり、特にこの地は万国共同租界だったことで知られている。件の歴史により各国の文化と現地の文化の混ざった独特な街並みを残している。
登録国 中国 登録年 2017年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) -
スヴィヤジツクの集落島の生神女就寝大聖堂と修道院
英名:Assumption Cathedral and Monastery of the town-island of Sviyazhsk ロシアの沿ヴォルガ連邦管区、タタールスタン共和国内に位置し、ヴォルガ川の中洲の島スヴィヤジツクに残る大聖堂と修道院。 2013年の第37回世界遺産委員会では文化・自然の両面での登録を目指したが不登録となった。その後対象を文化面の大聖堂と修道院に絞ることによって2017年に登録となった。
登録国 ロシア 登録年 2017年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) -
ナン・マドール:東ミクロネシアの儀式の中心地
ミクロネシア連邦のポンペイ州に位置するナン・マドール(現地の言葉ではナンマトル)は、玄武岩とサンゴの巨礫岩の壁で作られた多くの人工島の遺跡。 13世紀から15世紀の間に建てられた石造りの宮殿や寺院、墓所や居住地域が残っており、シャウテレウル朝の宗教的儀式の中心地とされる。 泥が沈殿しそこから生えるマングローブが遺跡を覆い尽くしている状況が懸念され危機遺産リス...
登録国 ミクロネシア連邦 登録年 2016年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (iii) , (iv) , (vi) -
サンガネブ海洋国立公園とドゥンゴナブ湾-ムッカワル島海洋国立公園
スーダン、沿岸部から25km程離れた紅海上に浮かぶ世界最北の環礁を含んだ国立公園。 サンゴ礁やマングローブ林、海草藻場といった多様な生態系があり、海鳥や海生哺乳類、魚類などの多様な生物が棲息している。 また、ウミガメの産卵地や世界最北のジュゴンの回遊を見ることができる。
登録国 スーダン 登録年 2016年 分類 自然遺産 登録基準 (vii) , (ix) , (x) -
ブルー・アンド・ジョン・クロウ山地
ジャマイカ島南東部、「ブルーマウンテン山脈」と「ジョンクロウ山脈」の2つに広がる国立公園。 生物多様性のホットスポットであり、植物は多くの種類が見られ、動物は鳥類等の固有種も多い。さらに、絶滅危惧種の生育地でもある。 また、アフリカから連れてこられた逃亡奴隷の子孫マルーンの避難場所であり、この地でコミュニティを築いた。 自然文化両面からの評価で複合...
登録国 ジャマイカ 登録年 2015年 分類 複合遺産 登録基準 (iii) , (vi) , (x) -
ハミギタン山地野生生物保護区
フィリピン南部、ミンダナオ島のプジャダ半島のハミギタン山地に位置する、熱帯雨林から低木林までの森林がみられる保護区であり、東ミンダナオ生物多様性回廊と称される一帯に属している。 ミンダナオ島固有の動植物が数多く生息しており、標高の高い部分はカザリシロチョウの唯一の生息地となっている。
登録国 フィリピン 登録年 2014年 分類 自然遺産 登録基準 (x) -
ピナカテ火山とアルタル大砂漠生物圏保存地域
メキシコ北部のカリフォルニア湾と、アメリカ合衆国アリゾナに接する場所に位置する自然保護区。 エル・ピナカテ(火山)とアルタル砂漠が登録範囲であり、両者は北米4大砂漠のひとつ、ソノラ砂漠内に含まれている。 巨大クレーターや星型砂漠といった地形が特徴的であり、地質学的・地形学的な実験室とも呼ばれるこの地の複雑な環境は固有種並びに絶滅危惧種を含む様々な生物を育...
登録国 メキシコ 登録年 2013年 分類 自然遺産 登録基準 (vii) , (viii) , (x) -
ラジャスタンの丘陵城塞群
インド北西部、ラージャスターン州にある6つの王たちの壮麗な城塞群である。 9階建てのヴィジャイ・スタンバ(勝利の塔)が有名なチットルガルのチットルガル城塞、ジャイプールのアンベール城塞他計6カ所がシリアルノミネーションで登録されている。ラジャスタンとは「ラージプート族の地」という意味である。
登録国 インド 登録年 2013年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iii) -
フェニックス諸島保護地域
キリバス共和国初の世界遺産、フェニックス諸島保護地域。 南太平洋に40万8250k㎡に渡り広がる、キリバスにある3つの諸島の内のひとつ。 現在世界で最も広い海洋保護地域として知られており、その面積は日本の国土以上である。 サンゴ群島や海中の14の山には多くの魚類や深海生物が生息している。
登録国 キリバス 登録年 2010年 分類 自然遺産 登録基準 (vii) , (ix) -
オーストラリア囚人遺跡群
大英帝国が18世紀から19世紀にかけてオーストラリア各地に建設した1000を超える囚人遺跡の中から、11ヵ所が選ばれたもの。 懲罰としての収監はもとより、植民地開拓の労働力としての役割を担わされることもあった。これらの施設には開拓期の80年間で17万人もの成人や子供が送られたとされている。また、このためアボリジニが強制移住させられるということも起こった。 いわゆ...
登録国 オーストラリア 登録年 2010年 分類 文化遺産 登録基準 (iv) , (vi)