アジア/ヨーロッパ (iv) の世界遺産
選択した項目: アジア/ヨーロッパ, (iv)
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モルダヴィア北部の壁画教会群
ルーマニア北部の15〜16世紀に建てられたヴェロネツ修道院などの8つの教会群。 シュテファン大公の統治下で最盛期を迎えたモルダヴィア公国内に作られたこれらの教会は、オスマン帝国との戦いを受難と捉え、それをモチーフにした壁画が内壁だけでなく外壁にまで施されている点で特徴的である。 1993年に登録された時は7つの構成遺産だったが、2010年にスチェヴ...
登録国 ルーマニア 登録年 1993年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (iv) -
トランシルヴァニア地方の要塞教会群のある集落
ルーマニアの中央部に位置する、カルパティア山脈に囲まれた七つの村落。 12~13世紀にトランシルバニア地方に移住したザクセン人(ドイツ人)が建設したこの村々には、15~17世紀にオスマン帝国の侵攻に備え防衛の拠点となる要塞教会が建設された。 なかでも3世紀に渡って司教座が置かれていたピエルタンの要塞教会は三重の防壁に囲まれた堅固な作りであった。
登録国 ルーマニア 登録年 1993年 分類 文化遺産 登録基準 (iv) -
ヴルコリニェツの伝統的集落
スロバキア中部、ジリナ県ルジョムベロク郡ルジョムベロクの市内にある伝統的な集落ヴルコリニェツ。 中世からの伝統的な木造建物群の保存地区である。 かつてはオオカミ狩りが行われており、村の名前でもあるヴルクは現地の言葉で狼を意味している。 18,19世紀に作られた木造住居に現在も人々が住んでおり、昔ながらの景観を残している。
登録国 スロバキア 登録年 1993年 分類 文化遺産 登録基準 (iv) , (v) -
レヴォチャ歴史地区、スピシュスキー城及びその関連する文化財
スロバキアの高原にそびえる壮大な廃墟であるスピシュスキー城(スピシュ城)。 13~14世紀東欧の軍事・政治・宗教を象徴しているこの城塞は、ロマネスクやゴシック建築が特徴的であり東欧最大規模を誇っていた。 聖職者の居住地区として作られた城下町スピシュスケー・ボドフラジェには聖堂などの歴史的な建造物が残っている。 2009年、城塞の内側に造られたレヴォ...
登録国 スロバキア 登録年 1993年 分類 文化遺産 登録基準 (iv) -
フエの歴史的建造物群
フエはベトナム中部、南シナ海に面する旧都で、19〜20世紀に栄えた グエン朝の建造物が多く残っている。 1802年再統一されたベトナムの首都となり、サイゴンの太和殿がフエに移されるとともに、北京の柴禁城を模してその4分の3サイズの王宮が建造された。ベトナム戦争では甚大な被害を受け、その多くが破壊されてしまった。 ユネスコ事務総長をして「賞賛すべき建築上...
登録国 ベトナム 登録年 1993年 分類 文化遺産 登録基準 (iv) -
サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路:カミーノ・フランセスとスペイン北部の巡礼路群
スペイン西部の聖ヤコブにゆかりのある聖地であるサンティアゴ・デ・コンポステーラへ巡礼するための道と途中の街などが複合的に登録された遺産であり、いわゆる「道の遺産」である。 エルサレム、ローマと並んでキリスト教徒の最も重要な巡礼地のひとつであるサンティアゴ・デ・コンポステーラへはフランス人が多く巡礼したことから「カミノ・フランセス」と呼...
登録国 スペイン 登録年 1993年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) , (vi) -
ボイン渓谷の遺跡群(ブルー・ナ・ボーニャ)
天文考古学的にも重要な意味を持ったニューグレンジ、ノウス、ドウスという主要3墳墓を含む遺跡。「ブルーナボーニャ(Brú na Bóinne)」は「ボインの宮殿」の意である。 1993年に登録され、2013年に登録名が変更された。
登録国 アイルランド 登録年 1993年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (iii) , (iv) -
法隆寺地域の仏教建造物
奈良で7世紀から8世紀にかけて築かれた法隆寺、法起寺が登録対象である。 世界最古の木造建造物群としての価値が高い。
登録国 日本 登録年 1993年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) , (iv) , (vi) -
マウルブロンの修道院群
ドイツ南西部、バーデン=ヴュルテンベルク州に残るマウルブロン修道院と関連施設。 ドイツで初めてのシトー会修道院として知られる。 ヘルマン・ヘッセはこの地で学んでおり、彼のの自伝的小説『車輪の下』の舞台でもある。
登録国 ドイツ 登録年 1993年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) -
チェスキー・クルムロフ歴史地区
チェコ・南ボヘミア州の、クルムロフ城などの建造物で知られる小都市。 13世紀に城館が築かれたことにはじまり、14世紀〜16世紀にかけて繁栄した。その美しさから「眠れる森の美女」や「世界一美しい街」などと称される。
登録国 チェコ 登録年 1992年 分類 文化遺産 登録基準 (iv) -
ランメルスベルク鉱山、 歴史都市ゴスラーと オーバーハルツ水利管理システム
ドイツ中部にあるゴスラーは銀を産出するランメルスベルク鉱山により栄えた。 ハインリヒ2世はこの地で採掘された銀で「オットー・アーデルハイト・ペニヒ」という貨幣を作った。 ハンザ同盟に参加したことでも知られるが、後にこの地は衰退したため中世の街並みが現在まで保存さることとなった。 2008年「オーバーハルツ水利管理システム」が構成遺産に追加され登録...
登録国 ドイツ 登録年 1992年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) , (iii) , (iv) -
ソロヴェツキー諸島の文化と歴史遺産群
アルハンゲリスク州に位置するソロヴェツキー諸島は、白海オネガ湾に浮かぶ6つの島で構成される「ソロフキ」の略称で呼ばれる島々である。 有名なロシア正教のソロヴェツキー修道院で知られている。この修道院は要塞としての機能も備えており、幾多の戦争で戦いの舞台となった。ロシア革命後は強制収容所となったことでも知られる。
登録国 ロシア 登録年 1992年 分類 文化遺産 登録基準 (iv) -
ノヴゴロドの文化財とその周辺地区
ノヴゴロドはロシアの北西連邦管区、ノヴゴロド州の州都である。 12~15世紀に自由都市国家ノブゴロド公国は、ヨーロッパとロシアを結ぶ貿易の中心地として栄えた。 1040〜1050年に建てられた聖ソフィア大聖堂は、内部がモザイクで装飾されており、外側にはタマネギ型のクーポラ(円屋根)を備えたザンチン様式建築の好例である。
登録国 ロシア 登録年 1992年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) , (vi)