負の遺産/建築/農業 の世界遺産
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世界遺産条約では定義されていないが、人類が犯した過ちを記憶にとどめ教訓とする遺産とされている。
例えば戦争や奴隷制、人種差別に関わる遺産を指すとされているが明確な定義が無いためにどれを含めるかに関してはそれぞれ見解が異なるところではある。
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アルコバッサの修道院
ポルトガル中西部、アルコバッサにあるシトー会の修道院。 1143年にアフォンソ・エンリケスが命じて建設されたポルトガル初期ゴシック様式最大の建築物。キリスト教世界で大きな影響力を持ったシトー会の聖ベルナールの支援を得ようと、一帯をシトー会に譲渡した。 ポルトガルで語り継がれる悲恋のストーリー、ドン・ペドロとイネスの墓所としても知られる。
登録国 ポルトガル 登録年 1989年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (iv) -
ストラスブールの旧市街:グラン・ディルからヌースタット
フランス北東部の、ライン川左岸でドイツとの国境至近の交易都市ストラスブール。 古代ローマ軍がイル川の中州に築いた駐屯地が起源であり、ストラスブールは「街道の街」、グラン・ディルは「大きな島」という意味。 16〜17世紀の町並みを留めるプティット・フランスという地区にはドイツ風のハーフティンバー様式で作られた木造家屋が並んでいる。 2017年に登録範...
登録国 フランス 登録年 1988年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) -
ヒエラポリスとパムッカレ
トルコ南西部、首都アンカラの南西約420kmに位置する、紀元前2世紀にアッタロス朝(ペルガモン朝)が築いた温泉保養地としての機能を備えた都市ヒエラポリス。多くの人を収容できるローマ劇場や聖堂(マルティリウム)、共同墓地などが作られた。 パムッカレは石灰棚のことである。この地に湧き出る温泉には石灰分が含まれており、長い時間をかけて鍾乳石の棚のような...
登録国 トルコ 登録年 1988年 分類 複合遺産 登録基準 (iii) , (iv) , (vii) -
テッサロニキの初期キリスト教とビザンチン様式の建造物群
ギリシア北部、エーゲ海に臨む古都テッサロニキの聖堂群。 紀元前に交易都市として建設されたこの地は時代を経る度に様々な勢力の支配を受けてきた。 古代ローマの建造物やビザンチン時代のモザイク・フレスコ壁画を有すキリスト教聖堂、オスマン帝国支配下でのモスクなどの各時代の遺産が残されている。
登録国 ギリシャ 登録年 1988年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) , (iv) -
トリニダとロス・インヘニオス渓谷
キューバ共和国中央部、砂糖取引で栄えた街トリニダ(Trinidad:トリニダード) 16世紀にスペイン人が入植し、18世紀には街の郊外にあるロス・インヘニオス盆地で黒人奴隷を使いサトウキビの栽培が行われた。監視塔として使われたイスナガの塔も残されている。 農園の経営者達によって建設されたバロック様式の邸宅から郊外にある製糖工場まで街の全体が世界遺産とな...
登録国 キューバ 登録年 1988年 分類 文化遺産 登録基準 (iv) , (v) -
ウェストミンスター宮殿、ウェストミンスター大寺院及び聖マーガレット教会
ロンドンのテムズ川左岸のウェストミンスター宮殿、聖マーガレット教会を含むウエストミンスター寺院が登録範囲である。これらの建設は敬虔なキリスト教とであったエドワード王によるものである。 11世紀に建設された宮殿は19世紀に火災で消失したもののゴシック・リバイバル様式で再建され現在では英国議会として使用されており、世界の議事堂建築の範とされている。...
登録国 イギリス 登録年 1987年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) , (iv) -
パッタダカルの建造物群
インド中南部に位置し、7〜8世紀に多数のヒンドゥー教寺院が建てられたチャールキヤ朝第2の都市である。 登録遺産になっている寺院はほぼシヴァ神を祀ったものであり、ピラミッド形をした南部の建築様式と砲弾形をした北部の様式が混在している。
登録国 インド 登録年 1987年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv) -
シャーロットヴィルのモンティセロとヴァージニア大学
ヴァージニア州のシャーロットヴィルにある、独立宣言の起草者であり合衆国第三代大統領トーマス・ジェファーソンに関連する遺産である。 モンティセロとはイタリア語で「小さな山」を意味する、ジェファーソンの邸宅とプランテーションが有った場所である。 ヴァージニア大学もまたジェファーソンによって創立された。
登録国 アメリカ合衆国 登録年 1987年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (iv) , (vi) -
ハンザ同盟都市リューベック
ドイツ北部、シュレスヴィッヒ=ホルシュタイン州に位置する交易都市であるリューベックは、バルト海や北海を舞台とした都市間の商人による交易組合的な団体である「ハンザ同盟」都市として栄えた。 街の建設は1143年にホルシュタイン伯アドルフ2世によって進められた。 聖堂などが残り、「ハンザの女王」という異名を持つ美しい街として知られている。
登録国 ドイツ 登録年 1987年 分類 文化遺産 登録基準 (iv) -
アラゴンのムデハル様式建造物
スペイン北東部、アラゴン地方テルエル州の建造物群。 レコンキスタ後にアラゴン王国の下に特別に許されて残ったイスラム教徒が、12~16世紀にキリスト教とイスラム教の二文化の融合した形式であるムデハル様式の建造物を多数建築した。 1986年に「テルエルの恋人たち」で知られるサン・ペドロ大聖堂、エル・サルバドル教会といったテルエルに残る4つの聖堂や塔が登録...
登録国 スペイン 登録年 1986年 分類 文化遺産 登録基準 (iv)