アフリカ/中央アメリカ/ヨーロッパ の世界遺産
選択した項目: アフリカ/中央アメリカ/ヨーロッパ
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アタプエルカの考古遺跡
スペイン北部、ビスケー湾を望むアタプルカ山脈の洞窟。 ここからは更新世中期(180万~1万年前)の人類化石が多数発見されている。その種類は旧人類からホモ・サピエンスまで多岐に渡っており、ヨーロッパ最古の人類とされるホモ・エンタッサーやその他の原人も見られ、人類考古学的価値が高い。
登録国 スペイン 登録年 2000年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (v) -
トゥルネーのノートル・ダム大聖堂
ベルギー東部、フランス寄りの街トゥルネーにあるノートルダム大聖堂。 12世紀に建設が始まり13世紀に完成、14世紀に改築が行われた。全長134mという巨大なロマネスク様式とゴシック様式が混在した教会建築である。特に、ゴシック建築に関しては他地域に先駆けて取り入れられた。 身廊や柱頭は多くの彫刻で飾られ、袖廊の5つの塔は現在の街のシンボルともなっている。
登録国 ベルギー 登録年 2000年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) -
ブリュージュ歴史地区
ベルギー北部ブリュージュ(ブルッヘとも)は12世紀までフランドルの首都であった古都である。 13世紀にはハンザ都市となり毛織物工業と織物取引の中心地として栄えた。 マルクト広場、高さ80mの鐘塔、市庁舎、聖堂建築など、当時のゴシック様式の建築が多く残されており保存状態も良好である。 15世紀にはブルゴーニュ公の宮廷が置かれ最盛期を迎えることとなり、多...
登録国 ベルギー 登録年 2000年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) , (vi) -
ミール地方の城と関連建物群
ベラルーシ中西部に建つミール城。 相次いで支配者が交代したことにより様々な建築様式で改修が加えられてきた。15世紀末、イリイニチ家による創建時にはゴシック様式で複数のレンガ造塔を持っており、後にルネサンス、バロック様式と相次いで改築された。 ナポレオン戦争で建物は損傷したが19世紀末に修復され、現在は博物館として利用されている。
登録国 ベラルーシ 登録年 2000年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) -
バミューダ島の古都セント・ジョージと関連要塞群
北大西洋に浮かぶ、イギリス領バミューダ諸島の主島バミューダ島。 島の東部に位置するセント・ジョージの町は、イギリスが海外に進出した最も初期の植民都市として知られる。 重要建築物、ターカー・ハウスや18世紀のセント・ピーターズ教会など、歴史を物語る史跡が残されている。 海岸部にみられる要塞群は、17世紀以降イギリスが軍事的に発展した様子を今に伝え...
登録国 イギリス 登録年 2000年 分類 文化遺産 登録基準 (iv) -
フェラポントフ修道院群
ロシア北部、ヴォログダ州に位置する修道院群。 正教会の修道院としての特徴を有する修道院群が、白海沿いの丘の上にほぼ完全な形で残されているところが評価され登録となった。 生神女誕生聖堂内壁に描かれたフレスコ画は、ディオニシウスによる作画であり、ミラの聖ニコライが描かれている。
登録国 ロシア 登録年 2000年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (iv) -
建築家ヴィクトール・オルタによる主な邸宅群(ブリュッセル)
ベルギーの首都ブリュッセルには、アール・ヌーヴォー様式の先駆者の一人であるヴィクトール・オルタの設計による著名な邸宅建築が残る。 構成遺産はタッセル邸、ソルヴェイ邸、ヴァン・エドヴェルド(ファン・エートヴェルド)邸、ヴィクトル・オルタの住宅である。 これらの4つの都市住宅は、「総合芸術としての建築」というテーマが内装にも表れており、革命的様式であっ...
登録国 ベルギー 登録年 2000年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) , (iv) -
ヘーガ・クステン(ハイ・コースト)/クヴァルケン群島
スウェーデンの「ハイコースト」(現地の言葉でヘーガクステン)はバルト海の北部のボスニア湾内に位置し、多数の島々からなる。 大地の上に乗っていた氷河が溶けることでその重さを失い大地が隆起するというアイソスタシーが見られる。この地は現在でも隆起が続いている。 2006年には同じ現象が起こっているフィンランド領内のクヴァルケン群島を加え、登録範囲拡大となった。
登録国 フィンランド , スウェーデン 登録年 2000年 分類 自然遺産 登録基準 (viii) -
オロモウツの聖三位一体柱
チェコ共和国東部、北モラヴィア地方オロモウツの広場にそびえる宗教的記念碑『三位一体柱』。 18世紀に建築家ヴァーツラフ・レンダーと弟子たちによって立てられたこの記念塔は、高さが35mで30もの彫像と多くの浮き彫りで装飾されている。
登録国 チェコ 登録年 2000年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (iv) -
マロティ‐ドラケンスバーグ公園
アフリカ大陸南部、マロティ‐ドラケンスバーグ山脈の自然と、壁画等に残る人類の痕跡が文化遺産として認められ複合遺産として登録された。 はじめ2000年に南アフリカの「ウクハランバ/ドラケンスバーグ公園」が登録されたが、2013年にレソトのセサバテーベ国立公園が追加登録された。レソトにとっては初の世界遺産である。 壁画はサン族によって4000年以上に渡って描かれた...
登録国 レソト , 南アフリカ 登録年 2000年 分類 複合遺産 登録基準 (i) , (iii) , (vii) , (x) -
ペーチ(ソピアネ)にある初期キリスト教墓地遺跡
ハンガリー南部、ペーチ(ソピアネ)に位置する初期キリスト教の地下墓所。 4世紀頃初期キリスト教建築が多く建設され、無数のカタコンベの作られたネクロポリスとして知られている。18世紀に発見された墓室は、埋葬室と礼拝堂を兼ねており、構造的にも建築的にも希少価値が高いものである。聖書をモチーフにした壁画が見られ、芸術的価値も有す。
登録国 ハンガリー 登録年 2000年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv) -
ザンジバル島のストーン・タウン
タンザニア、ザンジバル島(ウングジャ島)の西部にあるストーン・タウンはスワヒリ族の海洋交易都市。都市構造や景観は、その独特なスワヒリ文化を反映している。 ヴァスコ・ダ・ガマが訪れたことでも知られるこの街は、長い歴史の中でアフリカ、アラビア、インド、ポルトガル、英国の影響下にあったことで異なる要素が混淆し、独自の文化を形成しつつもそれらは調和が取れて...
登録国 タンザニア 登録年 2000年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iii) , (vi) -
僧院の島ライヒェナウ
ドイツ南西部、コンスタンツ湖(ボーデン湖とも)に浮かぶライヒェナウ島。 中世初期における修道院文化の重要な場所であったこの島に初めて修道院が建設されたのは8世紀、ベネディクト会のものである。 その後9~11世紀には聖マリア大聖堂、聖パウロ教会、聖ペテロ教会、聖ゲオルク教会等が建設された。各教会の壁面に施された壁のフレスコ画が有名であり、「キリストの栄光...
登録国 ドイツ 登録年 2000年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv) , (vi) -
エーランド島南部の農業景観
スウェーデンの南端付近、バルト海に浮かぶ同国第二の島であるエーランド島南部に残る農業景観。 数千年の歴史を有す石灰岩を敷きつめた広い道がのびており、16〜18世紀に作られた大小400にものぼる風車が点在している。 また先史時代(青銅器時代や鉄器時代)の墓所も見られ、連綿とこの地で育まれてきた文化的景観を物語っている。
登録国 スウェーデン 登録年 2000年 分類 文化遺産 登録基準 (iv) , (v) -
ベリンツォーナ旧市街にある3つの城、要塞及び城壁
スイス南部、ロンバルディア地方のティチーノ州に位置するベリンツォーナ旧市街にある、カステル・グランデ、モンテベッロ城、サッソ・コルバロ城の3つの城。 イタリアと西ヨーロッパとを繋ぐ要衝であり、アルプスの南北を繋ぐルートがこの辺りを通ることからティチーノ渓谷全体を見渡す岩山上にカステルグランデを中心とした城塞が築かれた。
登録国 スイス 登録年 2000年 分類 文化遺産 登録基準 (iv) -
レオン・ビエホ遺跡群
ニカラグアの西部、モモトンボ火山の麓に位置するレオン・ビエホは、アメリカ大陸で最も古いスペイン植民地のひとつであり、火山の噴火と地震によって廃墟と化した遺構である。1524年の建設から、100年も経たない1609年に災害に見舞われた。 火山灰により埋もれてしまったこの地からは、ラ・メルセ―教会跡のほか、当時の建造物の遺構が次々発見されている。
登録国 ニカラグア 登録年 2000年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv) -
スピエンヌの新石器時代の火打石の鉱山発掘地(モンス)
ベルギー南西部、エイノー州の州都であるモンス市に残る先史時代の鉱山遺跡。 まとまった古代採石場としては欧州最大・最古の遺跡が100haの範囲に広がっており、大規模な集落跡も発見された。 6,000年以上前からこの地では石英の火打石を採掘が行われていたと考えられており、その後新石器時代になると坑道が掘られ紀元前8世紀頃まで採掘は続いた。
登録国 ベルギー 登録年 2000年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (iii) , (iv)