絶滅危惧種/先史時代/古代都市 の世界遺産
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アイルとテネレの自然保護区群
ニジェール中央部に位置する、アイル(山脈)とテネレ(砂漠)の二つの異なる特性を持つ自然保護区。 サハラ砂漠に連なる乾燥地帯でありながら、絶滅危惧種であるダマガゼルなどの哺乳類が生息しており、ウシ科の哺乳類アダックスの避難所としても機能している。 しかし、保護区内での狩猟禁止は原住民族の生活手段を奪う結果になってしまい内戦にまで発展した。1992...
登録国 ニジェール 登録年 1991年 分類 自然遺産 登録基準 (vii) , (ix) , (x) -
トゥンヤイ-ファイ・カ・ケン野生生物保護区群
タイ中西部、ミャンマー寄りに位置する二つの野生生物保護区。 ひとつはトゥンヤイ・ナレースワン野生生物保護区で、面積が約3,200km² もうひとつはフワイ・カーケン野生生物保護区で、面積2,570km² 東南アジアにおいて有数の規模を誇る地域に、多くの絶滅危惧種や手付かずの自然が残されていることによりタイ初の自然遺産として登録された。
登録国 タイ 登録年 1991年 分類 自然遺産 登録基準 (vii) , (ix) , (x) -
古代都市スコタイと周辺の古代都市群
スコタイ(スコータイとも)は、タイ北部、タイ族がアンコール王朝を駆逐して建てた最初の王朝で、タイ初の王であるシーインタラーティット王が治めた。 遺跡には多くの仏教寺院の遺構が立ち並び、現在では歴史公園になっている(シーサッチャナーライ歴史公園や、カムペーンペット歴史公園も登録範囲)。 ワット・マハタートなどの有名な遺跡が残り、ワット・シーチュムには15mの仏...
登録国 タイ 登録年 1991年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (iii) -
西オーストラリアのシャーク湾
オーストラリア西部、インド洋に面する西オーストラリア州ガスコイン地域の海岸線に位置する。 世界最大の海藻藻場であり、ストロマトライトと呼ばれる岩のような藍藻類の塊が一帯を埋め尽くしている光景が特徴的である。 また、絶滅危惧種ジュゴンの最大の棲息地となっている。
登録国 オーストラリア 登録年 1991年 分類 自然遺産 登録基準 (vii) , (viii) , (ix) , (x) -
ウジュン・クロン国立公園
ウジュン・クロン国立公園はジャワ島西部に位置し、インドネシアとして初の国立公園として指定された熱帯植物が生い茂る場所である。 絶滅危惧であるバンテンやジャワサイなどの生息地として知られる。 1883年にクラカタウ火山が噴火したサイはこの地も大きな被害を受けた。
登録国 インドネシア 登録年 1991年 分類 自然遺産 登録基準 (vii) , (x) -
セラ・ダ・カピバラ国立公園
ブラジル、ピアウイ州にある考古遺跡を保護する目的で設立された国立公園。 世界最多の洞窟壁画が残されており、先史時代の生活や儀式、動物などを知ることが出来るという点で大変貴重なものである。 これらの発見によりアメリカ大陸での人類の期限が塗り替えられることとなった。
登録国 ブラジル 登録年 1991年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) -
リオ・アビセオ国立公園
ペルー北部、サン・マルティン県に位置するリオ・アビセオ国立公園。 アマゾン川上流の河川に挟まれた熱帯雨林を有す自然と、インカ帝国以前の遺跡が登録範囲の複合遺産である。 アビセオ川というアマゾン川の源流が流れており、霧深い密林地帯にはヘンディーウーリーモンキーという絶滅危惧種やその他多くの生物が棲息している。 1990年にまず自然遺産として登録されたが、...
登録国 ペルー 登録年 1990年 分類 複合遺産 登録基準 (iii) , (vii) , (ix) , (x) -
アンドレファナの乾燥林
英名:Andrefana Dry Forests マダガスカル島の西部、マジュンガ州に広がるカルスト台地の景観とその自然保護区。 風雨によって削られた石灰岩の尖塔が台地に林立しており、原生林が台地・渓谷を覆っている。『ツィンギ』とは「動物の住めない土地」という意味であるが、多くの種類の生物が生息している。 レムールというキツネザル、ベローシファカ、カメレオン、絶...
登録国 マダガスカル 登録年 1990年 分類 自然遺産 登録基準 (vii) , (ix) , (x) -
バンダルギン国立公園
アフリカ、モーリタニア・イスラム共和国の沿岸部に位置する国立公園。バン・ダルガン国立公園とも呼ばれる。 陸地と海域が登録範囲になっているが、海域は数十キロに渡り推進5m程が続く遠浅の海となっている。 イルカをはじめとした多くの海洋哺乳類が見られ、絶滅危惧種チチュウカイモンクアザラシも生息している。また渡り鳥にとっても重要な場所となっており、ラ...
登録国 モーリタニア 登録年 1989年 分類 自然遺産 登録基準 (ix) , (x) -
マノヴォ-グンダ・サン・フローリス国立公園
中央アフリカ共和国北部、バミンギ・バンゴラン州にある国立公園である。 広大な氾濫原、ボンゴ山地、その間のサバンナで構成されている。 多彩な自然環境で多くの動物が生息しているが、密猟によりクロサイやアフリカゾウの数が減ってしまったことにより1997年に危機遺産リストに登録されてしまった。
登録国 中央アフリカ共和国 登録年 1988年 分類 自然遺産 登録基準 (ix) , (x) -
古代都市チチェン・イッツァ
メキシコ東部・ユカタン半島先端部に近い北部平原のセノーテ(地下泉)の上に築かれた遺跡。 マヤ文明とトルテカの文化が融合し作られたピラミッド型の神殿、壁画、彫像が点在している。 象徴的にそびえるピラミッドエル・カスティーリョの上部にはククルカン神殿が築かれており、春分・秋分の年二回階段部分に蛇の形の影が浮かび上がる仕掛けは高度な天文学知識をう...
登録国 メキシコ 登録年 1988年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (ii) , (iii) -
ヒエラポリスとパムッカレ
トルコ南西部、首都アンカラの南西約420kmに位置する、紀元前2世紀にアッタロス朝(ペルガモン朝)が築いた温泉保養地としての機能を備えた都市ヒエラポリス。多くの人を収容できるローマ劇場や聖堂(マルティリウム)、共同墓地などが作られた。 パムッカレは石灰棚のことである。この地に湧き出る温泉には石灰分が含まれており、長い時間をかけて鍾乳石の棚のような...
登録国 トルコ 登録年 1988年 分類 複合遺産 登録基準 (iii) , (iv) , (vii) -
クサントスとレトーン
トルコ南部、地中海に面したアンタルヤ県に位置するクサントスとレトーンは古代リュキアの都市であり、海洋民族であるリュキア人の文化を残す考古遺跡が点在している。 ギリシア神話に登場する女面鳥身の伝説上の生物ハルピュイア(ハーピー)が刻まれたレリーフ、墓などが見つかっている。
登録国 トルコ 登録年 1988年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iii) -
バット、アル-フトゥム、アル-アインの古代遺跡群
オマーン北部、アフダル山脈に点在するこの遺跡群はマガン国が造営した集落の跡。 バットのネクロポリス、アル=フトゥムの塔、アル=アインのネクロポリスなどが登録範囲となっている。 ネクロポリスに残る墳墓は蜂の巣状の独特な形状をしている。
登録国 オマーン 登録年 1988年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv) -
ナンダ・デヴィ国立公園及び花の谷国立公園
インド北部に位置する国内2位の高峰、ナンダ・デヴィ山。この地は女神ナンダが住む聖地とされてきた。絶滅危惧種ユキヒョウなどが生息しており、1983年から環境保護の学術調査以来の入山が禁止され、厳重に管理されている。 1988年に世界遺産登録され、2005年には花の谷国立公園が追加された。
登録国 インド 登録年 1988年 分類 自然遺産 登録基準 (vii) , (x) -
クインズランドの湿潤熱帯地域
オーストラリア北東部、グレートバリアリーフやグレートディヴァイディング山脈に沿って広がる熱帯雨林地帯。 数多くの国立公園や保護区で構成されており、敷地内には世界最古級の熱帯雨林や絶滅危惧種ニオイネズミカンガルーなどを見ることができる。 ケアンズを拠点とした観光地としても親しまれている。
登録国 オーストラリア 登録年 1988年 分類 自然遺産 登録基準 (vii) , (viii) , (ix) , (x)