危機遺産/キリスト教/古代都市 の世界遺産
選択した項目: 危機遺産/キリスト教/古代都市
「危機にさらされている世界遺産リスト」に登録されている遺産を指す。
登録遺産が重大かつ明確な危険にさらされており、世界遺産条約に基づく援助が当該遺産に要請されているなどした場合、世界遺産委員会により危機リストに登録される。
リストに登録されると世界遺産センターや各国政府、民間企業などから財政的及び技術的支援を受けることが出来る。
-
コローメンスコエの昇天教会
コローメンスコエはモスクワ南の、河岸の高台にある、現在はモスクワに併合されている地区である。 昇天教会(ヴォズネセーニエ教会)は1532年にヴァシリー3世がのちの初代ロシア皇帝・イワン雷帝の誕生を祝して建てた教会。石造と木造の折衷した仕上がりになっており、鐘楼部分は木造ながら風雪に耐えられるよう三角形のピラミッド型をしている。釘を使用していないことから「世界の...
登録国 ロシア 登録年 1994年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) -
ポポカテペトル山腹の16世紀初頭の修道院群
メキシコの中央部に位置する、メキシコ富士とも呼ばれるポポカテペトル山腹に建設された修道院群。 植民地時代にスペイン人がキリスト教を伝道するためにフランシスコ会、ドミニコ会、アウグスティノ会の各派によって建てられた複数の修道院が登録対象となっている。 修道士達は、現地の住民が屋外で宗教儀式を行っていた習慣を踏まえキリスト教儀式を屋外で行えるようにパティオ構...
登録国 メキシコ 登録年 1994年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) -
セルギエフ・ポサドのトロイツェ・セルギー大修道院の建造物群
モスクワから北に約90kmに位置するセルギエフ・ポサドという街にある正教会の修道院。 修道僧セルギーによって修道院が開かれたのは1330年。タタールの襲撃によって1408年に消失するがほどなく再建されている。その後セルギーは聖人として祀られることになった。院内に画家アンドレイ・ルブリョフの『三位一体』が飾られたトリニティ大聖堂、皇帝の居室やウスペンスキー大聖堂、高さ8...
登録国 ロシア 登録年 1993年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) -
モルダヴィア北部の壁画教会群
ルーマニア北部の15〜16世紀に建てられたヴェロネツ修道院などの8つの教会群。 シュテファン大公の統治下で最盛期を迎えたモルダヴィア公国内に作られたこれらの教会は、オスマン帝国との戦いを受難と捉え、それをモチーフにした壁画が内壁だけでなく外壁にまで施されている点で特徴的である。 1993年に登録された時は7つの構成遺産だったが、2010年にスチェヴ...
登録国 ルーマニア 登録年 1993年 分類 文化遺産 登録基準 (i) , (iv) -
トランシルヴァニア地方の要塞教会群のある集落
ルーマニアの中央部に位置する、カルパティア山脈に囲まれた七つの村落。 12~13世紀にトランシルバニア地方に移住したザクセン人(ドイツ人)が建設したこの村々には、15~17世紀にオスマン帝国の侵攻に備え防衛の拠点となる要塞教会が建設された。 なかでも3世紀に渡って司教座が置かれていたピエルタンの要塞教会は三重の防壁に囲まれた堅固な作りであった。
登録国 ルーマニア 登録年 1993年 分類 文化遺産 登録基準 (iv) -
サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路:カミーノ・フランセスとスペイン北部の巡礼路群
スペイン西部の聖ヤコブにゆかりのある聖地であるサンティアゴ・デ・コンポステーラへ巡礼するための道と途中の街などが複合的に登録された遺産であり、いわゆる「道の遺産」である。 エルサレム、ローマと並んでキリスト教徒の最も重要な巡礼地のひとつであるサンティアゴ・デ・コンポステーラへはフランス人が多く巡礼したことから「カミノ・フランセス」と呼...
登録国 スペイン 登録年 1993年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) , (vi) -
サンタ・マリア・デ・グアダルーペ王立修道院
スペイン、エストレマドゥーラ州カセレス県グアダルーペにある、サンタ・マリア・デ・グアダルーペ王立修道院。 スペインのマリア信仰の中心地とされており、13世紀後半に「グアダルーペの聖母」と呼ばれる黒い木彫りの聖母像が発見された場所に教会が建設され、そのまま像はこの地でまつられている。 その後増改築が行われ、王立修道院となった。
登録国 スペイン 登録年 1993年 分類 文化遺産 登録基準 (iv) , (vi) -
バンスカー・シュティアヴニツァ歴史地区と近隣の工業建築物群
スロヴァキア、バンスカー・ビストリツァ県の金・銀の採れた鉱山都市である。 世界で初めて火薬を使って採掘を行われたり、また18世紀には蒸気を使用した方法が採用されるなど常に先端の技術が用いられてきた。 街には鉱業会館や聖堂などが残されている。
登録国 スロバキア 登録年 1993年 分類 文化遺産 登録基準 (iv) , (v) -
ビルカとホーヴゴーデン
スウェーデンの首都ストックホルム西方に位置するメーラレン湖に浮かぶ二つの島に残るヴァイキングの遺跡。 ビョルケー島にはビルカの遺跡が、アルデスエー島にはホーブゴーデンの遺跡が残る。
登録国 スウェーデン 登録年 1993年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv) -
フィリピンのバロック様式教会群
フィリピンのマニラやルソン島などに点在するキリスト教建築群。 スペイン統治下であった16世紀に建てられた4つのバロック建築の教会が登録範囲となっている。台風や地震に備えるために天井を低くする等現地の風土に合わせた作りになっており、地震のバロックと呼ばれている。
登録国 フィリピン 登録年 1993年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) -
ラ・サンティシマ・トリニダード・デ・パラナとヘスース・デ・タバランゲのイエズス会伝道施設群
パラグアイ南東部、アルゼンチンとの国境付近のパラナ川北岸に位置するイエズス会伝道所。 先住民であるグアラニー人のキリスト教化のため、イエズス会士が17世紀に築き上げたレドゥクシオン(先住民と共に暮らし伝道を図った)の跡。 この地で最古のレドゥクシオンであるサン・コスメ・イ・ダミアンには学校や住居、墓地などが残る。1706年に建てられたラ・サンテ...
登録国 パラグアイ 登録年 1993年 分類 文化遺産 登録基準 (iv) -
マウルブロンの修道院群
ドイツ南西部、バーデン=ヴュルテンベルク州に残るマウルブロン修道院と関連施設。 ドイツで初めてのシトー会修道院として知られる。 ヘルマン・ヘッセはこの地で学んでおり、彼のの自伝的小説『車輪の下』の舞台でもある。
登録国 ドイツ 登録年 1993年 分類 文化遺産 登録基準 (ii) , (iv) -
マテーラの洞窟住居サッシと岩窟教会公園
イタリア南部、バジリカータ地方マテーラ。グラヴィナ渓谷西岸の凝灰岩の岩壁に多数の洞窟が掘られ約7000年前から沢山の人々が生活していた。 「サッシ」とはマテーラにおいて洞窟住居を意味する。 ギリシャの植民地時代にはピタゴラス学派の影響を受けた住居も建設された。また8世紀からのキリスト教時代には修道士が住み始め、サンタ・マリア・デ・イドリス教会や
登録国 イタリア 登録年 1993年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv) , (v) -
ホヤ・デ・セレンの古代遺跡
エルサルバドル、ラ・リベルタ県に位置するマヤの集落跡。ホヤ・デ・セレンは「セレンの宝物」を意味する。 6世紀末にロマ・カルデラ火山が噴火したことにより火山灰に埋もれていた。 当時の農耕生活を今に伝える貴重な遺跡である。
登録国 エルサルバドル 登録年 1993年 分類 文化遺産 登録基準 (iii) , (iv)